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イクメン教師が実践!子どもを成長させる3つの「ほめゝ術」

 最近の研究では「褒めれば褒めるだけ,よい子に成長していく!!」は,幻想であるということが分かってきました。むしろ,逆効果になることさえあるのです。「それでは,子どもを褒めたいときは,どうすれば・・・?」

 教育心理学の研究者で,自称「ほめゝマスター」ことイクメン教師が,愛娘とともに歩みつつ学んだ3つの「ほめ方のコツ」とその効果について,お伝えいたします!

 教育心理学の研究者でありながら,「学校の先生」として復帰中です。

 そして現在,子どもとともに「楽し~い夏休み」を満喫中でございます。

 学校では,研究センターで論文と格闘した経験を基に,エビデンスを散りばめた職員研修用プレゼンテーションを自酔気味に「1分間で早口解説」してしまう,少々まわりの空気を読むことが不足がちな,教師歴20年以上の「メンタリストDaiGoさんに憧れる,ベテラン・イケてる教師」です。

 しかし,その真の姿は,愛娘の「早寝・早起き」の習慣化を目指して,夕食後の絵本の「読み聞かせ」に幾度となく挑戦するも,いつも娘より先に「夢の世界」へ先行し,寝落ちする毎日。そして,「歯磨きナシ」の口内の不快感で夜中に目を覚ましては「罪悪感からの捉え直し」を繰り返している,現在,「子どもの読み聞かせ&就寝誘導の達成率」2割5分で,修行中の「イクメン教師」です(笑)。

 さて,今回は,日頃から「自分は褒められて伸びるタイプです。」を公言してはばからないイクメン教師が,愛娘の健やかな成長を目指して,最新の教育心理学の知識をカスタマイズしながら実践し,改善に取り組んでいる,3つの「ほめ方のコツ」とその効果についてのシェアでございます。【風の時代~風のブログ】Volume29になります。

 〈ほめ術:その1 「子どもの才能や能力ではなく,努力やその成果(過程)を褒める」〉

才能や能力を褒めることは,一時的な効果しかありません。それよりも,さらなる「困難な状況に立ち向かう心」を育てることこそ,大切です!

 コロンビア大学のミューラー教授らは,公立小学校の生徒と対象にして「褒め方」に関する実験を行いました(中室牧子著『学力の経済学』)。6回にわたる実験で分かったことは,「子どもの元々の能力=(頭のよさ)を褒めると,子どもたちは意欲を失い,成績が低下する」ということです。つまり,子どもを褒めるときは「あなたはやればできるのよ」ではなく,具体的に子どもが達成した内容を挙げることが重要です。そうすることによって,子どものさらなる努力を引き出し,難しいことでも挑戦しようとする子どもが育つというのが,この研究から得られた知見(ちけん)です。

 実際,我が家庭でも,愛娘が幼稚園体験プログラムで「迫力のある芸術的な絵画」を創作してきた際,「すごーい!ピカソ的画才だー!」と興奮する我が妻を制して,「すごーい!よく最後まで描ききったねぇー!絵から元気をもらったよー!」と,絵がもたらした成果と描画への努力をねぎらうことを意識しつつ褒めました。すると,その効果か,愛娘は絵を描くことが大好きになり,今となっては,寝室の扉や現在愛読中の書籍など,家中の至るところに我が娘作のピカソ的アート作品があふれるようになりました(笑)。

 〈ほめ術:その2 「子どもの強化したい行動を具体的に褒める」〉

人は「フォーカスした感情や行為」を強化していきます。子どもに具体的な行動を想起させることによって,「今後も続けてほしい行動」を心理的に誘導することができるのです!

 例えば,朝,我が家で布団を「押し入れ」にしまうとき,しばしば愛娘が枕を運び,片付けを手伝ってくれます。そんな場合,「朝からお手伝いができてすごいな!」は,「褒め方」としては今一つです・・・。それよりも「お手伝いができたのは,朝から眠たいけれども家族のために頑張っているお父ちゃんが少しでも楽ができるようにと考えたからだね。その思いやりがすごいな!」と,強化したい「具体的な行動や気持ち」をできるだけ細かく褒めると,本人も「これからもそこ(思いやりからの行為)をもっと頑張ろう!」と思うのです。

 おかげで,朝の愛娘の「枕運びのお手伝い」は恒例となり,最近は「布団運び」まで手伝ってくれるようになりました。ただ,娘にとって布団はまだまだ重いので,ポーズだけとなり,布団の重さは一人で運んでいるのと変わりません。むしろ,たまに布団に愛娘がしがみ付いてくるため,布団+(プラス)愛娘の体重を「押し入れ」まで運ぶことになっていまーす(笑)。

 〈ほめ術:その3 隣人や特定の組織へ「貢献(こうけん)」したことを褒める〉

「褒めること」で生じがちな上下(褒める立場と褒められる立場)の関係性の弊害(へいがい)を遠ざけます。子どもであっても,「一人の人間として尊重する」姿勢が,「親子の絆」を深めます!

 『嫌われる勇気』(岸見一郎著)で一躍メジャーになった「アドラー心理学」では,「貢献」にフォーカスした褒め方について,「勇気付け」の行為として,取り上げられています。アドラーによると,上下関係を基盤とした「褒める行為」は,子どもの心に「依存(いぞん)性」を生み出します。つまり,権威者から「褒められる」ことが,子どもの行動の目的となりかねないのです。「他人軸」の言動は,結局,本人にとっての「本当の幸せ」や「価値観」を見えにくくする状態をつくってしまいがちです。また,これは,「キング・オブ・自己啓発本」とも言われる『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)の推奨する,第一の習慣「主体的であれ!」に反する行為にもあたります。

 我が家でも愛娘が食事の準備の手伝いをしてくれたときは「家族のためにお皿を準備してくれて,その思いやりが素敵だねー!」とか,愛娘が大好きなケーキの一部を分けてくれたときは「お父ちゃんのためにケーキを分けてくれる優しさがカッコいいねー!」などと,できるだけ,娘のとった行動を「貢献」という視点からフィードバックするように心掛けています。その結果,最近は娘から「お父ちゃん,〇〇ちゃんのため,車運転するねー!」や,「お父ちゃん,家族のため,お仕事いってらーしゃいー!」と「貢献」的行動を評価してもらえるようになりました。

 「お父ちゃん,大好きー」度合いもますます高まり,うれしいのですが,相変わらず「将来の理想の結婚相手」だけは,ディズニーDVDに登場する,筋肉もりもりマッチョ系アメリカ人の「Mr.ストロングマン」から「お父ちゃん」へと変更される気配はない様子でーす(笑)。

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 本日の教訓:我が娘への親バカ系「ほめゝ術」攻撃の積み重ねも,日々鍛えられたマッチョ系アメリカ人の「筋肉美」の前では,ほとんど歯が立たないようです! 

  やはり,「日々の鍛錬は力(最強)」なりー!!

 「ほめゝ術」の根っこにあるのは,子どもに「あなたは《存在する》だけで素晴らしい!」そして,それに加えて「あんなところ」も,「こんなところ」も素晴らしい!という「感動をエネルギーに変えて伝える行為である」と思っていまーす!!

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 さて,実は今回,ご紹介いたしました「ほめゝ術」は,「人の自己重要感」を満たすという意味では,大人の世界でも,人を動かして職場の人間関係を改善していく際に効果があるのかもしれません。

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 「スキ」について

 ブログを発信する側になってみて,「スキ」(※ハート・マークを押すこと)をもらえることで,それがどんなに「ブログ発信のエネルギー」になるのかに気付きました。今後は,記事を読んだ後は,必ず「スキ」をしていきます。一週間で100「スキ」くらいを習慣化します。「コメント」にも積極的にチャレンジしていこうと思います。(先週は実践できましたー!)

 もし,よろしければ「スキ」をお願いします。私にとって「ブログ発信」のための意欲向上につながりますので・・・。

最後まで読んでいただき,誠にありがとうございました!

 週一ペースで【風の時代~風のブログ】を書いています。よかったら息抜きで「サラ読み」,「フォロー」していただけるとうれしいです!

 こちらの動画も定期的に更新していく予定です(最新版を製作中!)。

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  今週は,このあたりで「よか」でしょうか。

 素敵な一週間をお過ごしください。

 それでは,また!

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