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【高校生だった私のがん闘病記 No.6】放射線治療開始 髪の毛の変化

こんにちは、まいです!

今回は最終話の
放射線治療について紹介します!

急遽行うことになった放射線治療。
当時の自分は放射線もすることにびっくりでした。

それでは前回のはなしを振り返りつつ
お話ししていきますね!

0.前回のはなし


(前回の記事はこちらです)
https://note.com/preview/neb6ea8650136?prev_access_key=be7a4566f3048e128f2d66491908e4af

抗がん剤治療が始まり
沢山の副作用を出してしまい
ある副作用の影響で
入院治療になってしまいました。

そして
抗がん剤を投与する度に出る副作用や
長期入院により病院食を
食べなくなっていきます。

そんな入院生活も時が経ち
通院治療になり、治療が終わりました。

学校に復活して

大学受験に合格したことを
主治医に知らせたところ
「放射線治療をしよう」と伝えられました。

1.突然の放射線治療

実は病棟の主治医に

放射線治療は
最終手段だからやらないでおこう。
放射線は体へのダメージが大きいし、
残りの人生も長いからやらないでもいい
(当時17歳でした)

と言われていました。

しかし
外来の主治医に

顕微鏡では見えないレベルの腫瘍が
残っている可能性があるから放射線治療をしよう

と言われて

大学進学前に治療が終了するように
普通の方よりも短い治療スケジュールを
立てて放射線治療を始めることになりました。

放射線治療は放射線科の先生や
放射線治療を行う臨床心理士さんや
看護師さんにお世話になることになります。

2.放射線治療の内容

放射線治療では
腫瘍のあった脳に放射線が当たるように
あらゆる角度から頭に
放射線を連日当てていきました。

1月から放射線治療が始まり
大学の関係で3月に終わらせる
急ピッチなスケジュールにしたため

放射線の量を通常より
多く頭に照射して治療することになりました。

3.治療前に言われた副作用

説明された放射線治療の副作用は

・頭皮の痛み

・目の近くを照射することになるため
 見えずらさが発生する可能性があること

・放射線の量が通常より多いことから
 記憶力など脳の機能低下が起こる可能性があること

そして確実に起きる副作用として
頭皮の脱毛が言われ

まさか髪の毛が抜けると思っていなかったので
驚きと共に悲しい気持ちになってしまいました。

放射線は脱毛レーザーのように
毛を抜けさせてしまう効果があるようです。

それゆえに
事前に

・頭皮に優しい赤ちゃん用シャンプー
・帽子
・ウィッグ

を用意するように言われました。

4.通院か入院か

放射線治療も抗がん剤と同じように
副作用がひどく出る可能性があるので
初めは入院で治療して体調など
大丈夫そうなら通院に切り替えよう
というものでした。

ちなみに発生した副作用は

・ふらつき
・だるさ
・頭皮のかゆみや痛み
・照射した部分の脱毛

でした。

副作用は重くなくて
身体がずしんと重い感じが強かったです。

髪の毛の抜け方が落ち着いてきたころに
退院して通院の流れになりました。

5.治療の流れ

まず治療の事前準備として
頭部を抑えるための
頭部ストッパーのようなものの
型をとりました。

その型が完成し、
さっそく治療が始まります。

放射施治療の流れは
CTのような台に寝て頭部のみ
自分の頭の形をした型に
頭を当てはめて頭を固定して
あとは数分ずっと寝ているだけでした。

寝ている間に
周りの放射線の機械が動いて
放射線を当ててくれます。

という感じで
毎日
台に寝て放射線を当ててもらっていました。

頭を動かすと予定していない部分に
放射線を当ててしまうことになって

目とかに放射線が当たると
支障が出てしまうなど
危険なので

つばを飲み込む時とかも
緊張しましたがどこにも
支障が出ることなく治療が終わりました。

6.気になる髪の毛のこと

放射線治療をしてそろそろ抜ける時期と
言われていた時期になっても
髪の毛が抜けなかったのですが
突然ばばっと抜け始めました。

頭を洗うと
まだ生えている髪の毛に絡むように
ドバーっと髪の毛が抜けて
排水溝にはありえない程の髪の毛が
落ちていて悲しかったです。

入院中に大量に抜けたのでよかったですが
家で大量に抜けたら排水溝は毎回詰まるだろうし
大変だろうなと思うぐらいの

それぐらいの脱毛量でした。

ドライヤーをするときも
大量に抜けるのでコロコロが必須です。

あまりにも抜けるので
飲食店の方がかぶる
頭部のネットをするようになります。

髪の毛を洗うたびに抜けていき
やがて照射している部分のみ
髪の毛がなくなり、皮膚になることに。

当時、冬だったので
髪の毛が抜けた頭部のままでいることは
頭が寒くて痛くてびっくり。

なので布団や帽子をかぶって寝ていました。

放射線治療で髪の毛が抜けるたびに悲しい気持ちになって
事前に用意してほしいと言われていた帽子たちも

髪の毛が抜けるという真実を信じたくなくて
用意できていなかったです笑

そして治療が終わり、
頭皮がかゆくなり、
触れてみると髪の毛が徐々に生えてきていました。

しかし、1か月ほど経てば完全に
治療前の髪の毛と言われていたのですが
全然生えません。

主治医の先生からは

顕微鏡で見えないレベルで
腫瘍が残っているかもしれないけど
完治したよ

と言われ
癌治療が終わりました。

7.アドバイス

ウィッグや帽子は気持ちが乗らなくても
適当に用意するのがおすすめです。

放射線治療が決まると同時に
放射線治療で脱毛するためウィッグや帽子の準備を
することになりました。

しかし、
髪の毛が抜けるという悲しい未来を信じたくない私は
ウィッグや帽子を探すことがすごく嫌でした。

そのため
髪の毛が抜け始めてから
帽子やウィッグを購入し始めました。

特にウィッグは
髪の毛が抜けて何週間もたった
高校の卒業式の2週間前に探し始め、
購入したのは卒業式の3日前でした。

通販で購入したため
卒業式に被っていけるのかも分からない状態で
不安でしたがなんとか間に合って
ウィッグで卒業式に参加できました。

帽子で卒業式に参加するのかとひやひやしていたので
どんな髪型でもいいから早く探せばよかったなと
後悔しています。

乗り気じゃなくても
事前に準備した方がいいものは早めに探して
購入しましょう。

事前に準備した方がいいものは
いざ必要になったときに手元にないと
準備することが大変な時もあるので注意です。

探すのが嫌なら
親などに探してもらっていた方が
後々楽なのでおすすめです。

8. その後

治療が終わり、翌月から大学が始まりました!

大学生活では毎日歩くので
すぐに疲れてしまいましたが
徐々に体力も回復していきました。

サークルに入り
友達ができて
高校時代にあまり体験できなかった
青春を過ごすことが出来て
何気ない毎日がとても幸せです。

ちなみに病院は
大学の関係で引っ越しをしたため
もともとの病院とは違う病院に
紹介状を書いてもらい

違う総合病院に通うことになりました。
経過観察や薬をもらう為に
3か月に1度受診していました。

治療と入院生活から解放されて
普通の日常を送れるようになり
治療生活から

人生は一度しかないし
人は死ぬときは死ぬから
後悔しないように
やりたいことをやろう。

という心になり

大学生活では
自分の心のままに
色々なことに挑戦していました!

辛いこともありましたが
病気になったおかげで
挑戦する人間になり
身体と心が大事だと
学ぶことが出来たので
とても感謝しています。

これからも
心と体に気を付けながら
自分の過ごしたい人生を送れるように
過ごしていきます!


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