ヤマカズ

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最近の記事

スイッチのキメラ改造ふたたび

自作レバーレスコントローラーV2に導入した「ささき式キメラスイッチ」ですが、残念ながら方向系のキーを除いてGateronのスイッチに戻すことになりました。 反応性は申し分ないものの、やはり基板から外れやすいという物理的な欠点はいかんとも許容しがたかった。方向キーで残したのは、方向キーで外れかかるということがそれまで無かったのと、やはり回転系の入力に明確なメリットを感じていたからですね(ただし、こちらはストロークを少し深めに調整した「ささき式・改」)。 ただ、それでも不安定

    • 40%キーボードminipeg48 キー配置編(後編)

      さて、前回の続き。前回は、デフォルトレイヤーのキー配置を決定するまでの試行錯誤でしたが、ここからはわりとあっさり進みます。 記号レイヤ(Layer1)さて、デフォルトレイヤーは固まった。次に決めなければならないのは記号系。 従来の数字キーに該当する行と、右手小指が担当する記号領域がガッツリ消えているので、デフォルトレイヤーでは記号系の入力がほとんどできません。 よって、記号キーを入力する専用レイヤーを用意するのが必須でしょう。まあ、これは比較的すんなりと決まりました。

      • 40%キーボードminipeg48 キー配置編(前編)

        ぼくがかんがえたさいきょうのキー配列さて、minipeg48などのミニマムキーボードと言えば、一番の肝はやはりキー配置のカスタマイズでしょう。 私はいわゆる60%キーボードと呼ばれるHHKBを常用してますが、正直、60%もあればキーの数としては十分過ぎます。テンキーなんてホームポジションから大きく手を動かさなきゃならない分、むしろ煩わしいだけです。会計の仕事をしている人とか、数字をガンガン入力する人だとテンキーが必要なんでしょうが、私のようなプログラマは、数字の入力はさほど

        • 40%キーボードminipeg48 組み立て編

          私、以前に自作のレバーレスコントローラーを作ったときに、こんなことを書いていたんですよね。 で、今私の手元には… はて、おかしいなあ、いったいこれはなんでしょうかねぇ…? いやー、へんだなぁ、あはははは… 制作の経緯茶番はそれくらいにしておいて… こいつは「minipeg48」という自作キーボードです。 いや、当初はわざわざ作る気は無かったのは本当なんです。ただ、とある知り合いの方がこのキーボードに興味を持ったらしく、ネットで公開されているCADデータを元にPCB基

        スイッチのキメラ改造ふたたび

          [自作レバーレス改造] 「攻めすぎ」も考えもの...

          前回、自作レバーレスのスイッチをキメラ改造したという記事を書きました。 しばらくこれで使ってみました。反応は明確に敏感になりましたし、ストロークも明確に浅くなったんですが… 残念ながら既に不満点が2点ほど噴出してきています。 斜め入力が超抜けやすい 物理的に不安定 それぞれ説明します。 斜め入力が超抜けやすい元々、斜め入力が苦手というのはレバーレス系共通の弱点であり、慌てて波動拳コマンドを入力すると236の3が抜けて波動拳が成立しない、なんてことは、改造前の状態で

          [自作レバーレス改造] 「攻めすぎ」も考えもの...

          自作レバーレスVersion2 スイッチを改造しました

          自作レバーレスv2の改造についていくつか考えているものがある、という話をしましたが、今回、その中の一つ、「キメラ改造スイッチへの交換」を実行に移しました。 参考動画今回の改造にあたって参考にした(というかパクった)のはこの動画。 この動画では2通りのスイッチ改造法が紹介されていますが、私が選んだのは2つめの「TTC軸+Cherry軸」の方です。 というのも、やはり1つめの「kailh軸+Cherry軸」の改造に必要なスプリングが入手できないんですね。 なので実質的に選

          自作レバーレスVersion2 スイッチを改造しました

          格ゲー用語の英語表記

          たまーにGGSTの情報を海外のサイトから拾ってきたりすることがあります。とくにこちらのサイトは情報量も豊富で、かなりお世話になってますね。 私は受験英語で慣らした程度の英語力、TOEICで言うと500点無いくらいですので、ネイティブな英文はスムーズには読みこなせません。なのでgoogle翻訳に大活躍してもらうわけですが、さしものgoogle翻訳といえども、格ゲー特有の英単語&熟語はなかなかうまく訳してくれず、解読に苦労します。 本記事では、そんな苦労した中で私が解読した、

          格ゲー用語の英語表記

          [GGST][梅喧メモ]2K→6K→畳返しをミスなく出すには

          ちょっとした発見というか気づきをメモっておく。これから語る内容は、レバーレス限定であることを事前にお知らせしておく。 梅喧のコンボの一つに2K→6K→畳返しというものがある。それほど使用頻度は高くないが、極めて限定されたケースで重宝することがある。 典型的なのは、ポチョムキンの前メガフィストに対する反撃。 ガード時にポチョムキン6F不利なので、6F以内の技なら確定反撃可能。つまり、2Kが間に合い、2K→6K→畳返しまで確定する。起き攻めもついてくるのでかなりオイシイ。

          [GGST][梅喧メモ]2K→6K→畳返しをミスなく出すには

          [GGST]こうして私はようやく対空が出るようになった

          対空大事だよ2D格ゲーにおいて、「対空」が出せることは非常に重要な要素であるようです。それはGGSTでも例外ではなく、対空ができるできないでは、見える世界がだいぶ変わります。 私はつい最近まで対空が全く出ない側の民でした。相手の低空ダッシュは、よほど「ここは飛んでくるだろ」と丸わかりなケースでないかぎり、ほぼ100%スルーパスでした。GGSTに限らず、2D格ゲーにおいて空中からの差し込みは一般的には「強い行動」ですから、それをガンスルーしていた私は、この時点でかなり損をして

          [GGST]こうして私はようやく対空が出るようになった

          自作レバーレスVersion2でプレイする『スマブラSP』

          スマブラSPで使用できるように作成した自作レバーレスVersion2。既にGGSTでは大活躍してくれてますが、スマブラではというと… まあ、解っていたことではあるんですが、まともにキャラが動かせませんwww 試しにCPU戦で試してみると、まあ崖外からの復帰がまともに出来ません。上必殺技すらまともに打てなくて、奈落の底に落ちるわ落ちるわwwwwww ズブの初心者でも、もっとまともに動かせるだろってくらいにまともに動かせません。 とはいえ、これは予想できたことなので別に悲

          自作レバーレスVersion2でプレイする『スマブラSP』

          自作レバーレスVersion2の改造を考える

          連休中に完成させた自作レバーレスVersion2。Version3を作ることはないだろうと言いましたが、Version2の改造は既にちょこちょこ考え始めています。 まあ現状で機能的には大満足なんで、改造といっても「お試し改造」なノリになりそうなネタばかりですが。 現時点で頭に浮かんでいるVersion2の改造ネタは以下の4つ。 キーキャップの交換 スイッチの換装 天板の交換 ファームウェアの改造 それぞれ説明します。 キーキャップの交換現状、DSAプロファイル

          自作レバーレスVersion2の改造を考える

          自作レバーレスVersion2を作ってしまいました

          以前、キーボード風味のレバーレスコントローラーを自作し、以降、愛用してきました。 使い心地には十分満足していましたし、格ゲーの相棒として必要十分な存在ではあったのですが、「作ってみたい!」という好奇心9割で勢いに任せて作ったものでもあるため、ミもフタもない言い方をすれば、「別にキーボードでもいいよね?」と言えてしまうモノでもあったのです。「これでなきゃダメ!」という要素に乏しい。さらに、使っていくうちに改良したい点や追加してみたい機能もいくつか見えてきた。 電子工作の領域

          自作レバーレスVersion2を作ってしまいました

          [GGST]低空妖斬扇が出ない!ゴ○ゴムの仕業か!?

          どうも、梅喧を使い始めて半年以上、未だに低空妖斬扇を安定して出せないヤマカズです、こんばんは。許さんゴルゴ○。 低空妖斬扇は梅喧の華。これを軸として放たれる「見えない中下段択」が梅喧の強みの一つである以上、どうしてもこれは安定化したい。 まあ最速ダストで妥協したって見切られやしないから、そっちを使えば…、という声もありますけど、それじゃあわざわざ梅喧にこだわり続ける意味が薄くなっちゃうなぁ、と。低空妖斬扇でカチ上げて、乳揺らしながら宙を華麗に舞うのが梅喧最大の見せ場なわけ

          [GGST]低空妖斬扇が出ない!ゴ○ゴムの仕業か!?

          やるぞ!自作レバーレス[設定・使用編]

          さて、完成した自作レバーレスコントローラー、二日ほどトレモで使い倒してみました。 使用感使用感は極めて良好です。手首をホームポジションに置いたまま全てのキーにアクセスできるキーボードの良さはそのままに、余計なキーを省いてミスヒットの余地が無くなりました。(と言いつつ、もともとキーボードでもさほどミスヒットしていたわけではないのですが…) キータッチはさすがのCherryMX銀軸。反応も良好ですし、タイプ感触も軽快。自作のひいき目かも知れませんが、同じCherryMX銀軸の

          やるぞ!自作レバーレス[設定・使用編]

          やるぞ!自作レバーレス[そして完成へ]

          前回までで、機能的にはほぼ完成に至った自作レバーレスコントローラー。 ここからは、外装を整える作業になります。外装用に用意した資材は、以下の3つです。全て、ホームセンターで揃えました。 左上は、底板用のMDF板。左下は天板用のアカシア集成材。右は、中板用のコルクシートです。MDF板とアカシア集成材は、既に基板の大きさに合わせてホームセンターのカットサービスでカット済みです。 天板穴開け作業まずやることは、天板となるアカシア集成材に、PCB基板に取り付けたキーを通すための

          やるぞ!自作レバーレス[そして完成へ]

          [GGST-梅喧メモ]投げからの5K表裏択

          ギルティギア・ストライヴにおける、個人的な梅喧の運用メモです。 梅喧は、通常投げからのダウンを5Kで拾い、その後ジャンプから表裏択をかけることが可能です。 これが表択。 そしてこれが裏択になります。 ジャンプのタイミングが最速だと表、遅いと裏になります。ただ、表択の最速ジャンプのタイミングがなかなかシビアで、安定する気配がなかったのですが、今回ようやく安定化の目処が立ったので、操作のコツをメモに残します。 なお、以下の説明はレバーレス(キーボード)での操作が前提とな

          [GGST-梅喧メモ]投げからの5K表裏択