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【アメリカ留学】コミカレでSTEM専攻している人が最短最速で突破すべき授業とは?



こんにちは!タナカです。先日、ようやく日本からテキサスに到着し、いよいよ6月3日からCollin Collegeで夏学期の授業を受講します。やっと物理の授業が取れますね。

今回は、コミュニティカレッジ(コミカレ)でSTEM専攻の人が最短最速で突破すべき授業についてお話しします。この記事は私が現在留学しているテキサス州内の授業名で記載しますので、ご了承ください。
 ※STEM(ステム)・・・Science, Technology, Engineering and Mathematicsの頭文字をとった理系分野の総称

それでは、以下、目次です。


結論から言うと


その授業は Calculus II です!
理由は、この授業を突破することで取れる授業が増えるからです。

「なんやそれ?」「なんの授業?」「なんで?」と思われるかもしれませんが、順を追って説明します。


コミカレの数学の授業の仕組み

まずCalculus IIについて話す前に、コミカレの数学の授業の仕組みを説明します。

以下がコミカレで取れる主な数学の授業です。(他の数学の授業は省略)

  • College Algebra(主に二次関数など)

  • Pre-Calculus(三角関数など)

  • Calculus I(主に微分)

  • Calculus II(主に積分)

  • Calculus III(微積の応用)

College Algebraはコミカレで取ることができる最低レベルの授業で、Calculus IIIが最大レベルの授業です。コミカレに通うほとんどの人は、College Algebraから始めます。これら5つの授業は階段式になっており、この仕組みはPre-requisite(前提条件)と呼ばれます。


どういう仕組みか

前段階の授業を取らないとさらに上のレベルの授業を受けることができません。例えば、Calculus IIIまで取りたい場合、以下のような授業計画になります。

1年生

  • 2024 秋学期:Pre-Calculus

  • 2025 春学期:Calculus I

2年生

  • 2025 秋学期:Calculus II

  • 2026 春学期:Calculus III

これであなたは無事Calculus IIIまで取ることができます。

ここである声が聞こえてくる気がします。

おい、タナカ!お前、さっき、コミカレに通うほとんどの人は、一番下のクラスのCollege Algebraから始めることになります。って言ってたじゃないか!それなのに1年生の最初の学期にPre-Calculusから始めているじゃないか!なんでCollegeAlgebraは取ってないんだ!どういうことだ!」

と。。。。

そうです。これがPre-requisiteの恐ろしいところなんです。仮にあなたが、一番下の授業であるCollege Algebra から授業を始めたとしましょう。となるとこのようになります。

1年生

  • 2024 秋学期:College Algebra

  • 2025 春学期:Pre-Calculus

2年生

  • 2025 秋学期:Calculus I

  • 2026 春学期:Calculus II

なんとあなたはCalculus IIIまで取りたいと思っていたのに、Calculus IIまでしか取ることができません。

コミカレにおけるSTEM専攻する人は、ほとんど場合、Calculus IIIまでをとることになります。私も取る予定です。別にコミカレでCalculus IIIまでを取ることが必須とは言いません。
あなたが編入したい大学にもよりますし、大学によってはCalculus IIまで取ってたら、うちに編入していいよって大学もあります。

しかしながら、取っておいた方が、より難しい授業を取っているのだなと大学側はわかってくれて、4年制大学への編入が有利になります。または、4年制大学編入後にCalculus IIIをとることもできますが、コミカレで事前にその授業を安く授業料で取っておいて編入した方が、授業料の節約につながります。

もしあなたがCalculus IIIまで取りたいのであれば、一番下の授業であるCollege Algebra を最初に受講することはお勧めしません。(もしCollege Algebra から始めても、抜け道はいろいろあるので最終的にはどうにでもなります。ソースは私。)


なぜCalculus IIの最短最速の突破が必要か

Calculus IIを取り終えると、さらに上の授業を取ることができます。Calculus IIIだけでなく、Linear Algebra(線形代数)やDifferential Equations(微分方程式)なども取れます。これらの授業は編入に有利になります。

また、Engineering専攻の学生は、Calculus IIに加えてUniversity Physics Iも早く攻略することが重要です。これらの授業を突破することで、コミカレでEngineering系の授業を受講できるようになります。


タナカの失敗談

今となって笑いごとで済んでいますが、私、タナカ、Engineering 専攻でありながら、「Calculus IIの最短最速の突破の重要性」を知らずに、最初の学期で1番下の数学の授業であるCollege Algebra を受講してしまったんですね^^;

最初の学期の途中でCalculus IIの重要性に気づいた時は、まあ焦った焦った笑 「私って、Calculus III取れないまま編入しちゃうんだ。。。」
それに加えて、私のいたTrinity Valley Community Collegeでは物理の先生がいないってことで物理の授業も取れないというね。まさにダブルパンチ。
正直、当時はメンタルかなりやられました。

しかしながら、何とかなってます。Calculus IIIまで取れる予定ですし、先ほど言ったLinear Algebra, Differential EquationsもEngineering系の授業も取れる予定です。

実際に私が取った授業を記載しますね。

2023 秋学期

  • Cardinal Pride

  • Composition Sup

  • Learning Framework

  • Composition I

  • US History II

  • College Algebra

2024 春学期

  • Art Appreciation

  • Prin Macroeconomics

  • Composition II

  • Federal Government

  • US History I

  • Calculus II

College Algebra の次に私はCalculus IIを受講することができています。

本来であるならば、Pre-CalculusとCalculus Iを受講しなければならないのですが、私はCLEPという試験を受験したことによって、Pre-CalculusとCalculus I をスキップすることできたんですね。このCLEPに関しては後日、記事にしたいと思います。

今回は長くなったので、この辺で、終わりにします!
閲覧ありがとうございました!お疲れさまでした!

タナカ

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