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親は選べない、でも第三者が励ますことはできる。

ココオル代表(丸田勝也)の中学校の同級生「ゆきわ」です。

いつからか「親ガチャ」なんて言葉も聞くようになり、ココオルでも、親との関係に悩み・葛藤を抱えている相談が散見されます。

今回は、そうした相談に私がコメントしたケースを紹介させていただきます。こんな相談です。

ココオルを利用してもうじき一年。今の私の現状です。読みづらいところがありますが、最後まで読んで頂けると幸いです。

私は、幼少期より、父という存在に違和感を感じていた。母の車に乗った時は安心できるが、奴の車に乗った時はどこか不安に似た感覚に襲われる。

母は私に肯定的だったが、奴は直ぐに否定から入る。また、奴は非を認めない。自分を正当化し、同じことを私がしでかした瞬間、怒鳴りつける。

鉄拳制裁当たり前。精神論・根性論といった暴論を振り翳し、家族全員に気を遣わせる。

そのくせ、母には私が知っている限り、浮気紛いなことをされ、揉み消され、弟は馬乗りに。そして私は幼少期に暴力を振われた。この生活が、20年続いて私はノイローゼになった。

しかし、教訓でもあった。「頭ごなし」が人間個人としての尊厳が失われること。自尊心が、大きく欠如することだ。

私は暴力や威圧で、子供を支配するような、親にはなりたくない。子供を心の底から愛し、穏やかに接するような親でありたい。

その為には、理不尽不条理な家族関係から、抜け出す必要があるだろう。未来の子供達が孫として、奴の餌食にならんよう。

これ以上、毒親の支配下に迎合するのは耐えきれない。 生涯共に暮らすと考えると、気が狂いそうだ。 仮に将来、結婚する時に婚約者に会わせたくない。

子供ができた時に絶対、会わせたくないし、抱かせたくもない。兎に角、ふれさせたくない。 支配されることで、私の尊厳が損なわれる気がした。

私の生き方は毒親や社会が決めるものではない。 私自身で決められるものだと気づいた。 毒親父に解放されないのであれば死んだ方がマシだ。

しかし、私は大学生。一人になった所で、誰も養ってはくれない。結局は授業の時間を棒に振り、バイトなどで学費を払っていくしかない。

何度も何度も、毒親から縁を切る方法をかんがえたり、調べたりした。しかし、今の私に合った方法は何一つ無かった。 「救いなんてないさ、この世には。」 私はそれに気づいた。

それでも私を助けてくれる存在があれば どれ程有難いか… あぁ、誰か私を助けてくれ…

私がこのようにコメントすると、

こんにちは。お若くして、とてもしっかりした文章を書かれていて、すごいなと思いました。これだけ文章表現ができた時点で、半分は助かっていると思いますよ。

最近、ある本を読んでいて「子どもの自立」とは何かという内容が出てきました。「親も完璧ではない」ということを子どもが悟り、ある種「諦めること」だと書かれていました。

どんな親のもとに生まれるかは自分で選べない以上、多かれ少なかれ子は親の因果を背負わなければならない部分はある、と。

でもそれを越える知恵や励ましは必要ですよね。 そんな人のためにココオルはあるのかもしれません。 具体的にどうしたらとかはわからないですが、応援したいのでコメントさせていただきました(^^)

相談者さんが、このようにコメントを返してくれたのでした。

ゆきわさん、コメント頂きありがとうございます。
「どんな親のもとに生まれるかは自分で選べない」 仰る通りです。
いくら反面教師にしたり、心の内で見下したりしても、限界は来るみたいです… けれど、コメントを拝読し、元気が湧いてきました。

実際の画面はこちらです。


余談ですが。あるとき、Facebookのグループで丸田くんと「Aちゃん(仮名)」という同級生の話になり、丸田くんが

「彼女はめちゃくちゃ心がピュアで、良い記憶しかありません。ああいうのは教育や家庭環境なんやろうね」

と言い、私は

「Aちゃんは愛されて育ってるし、ひねくれる理由がない。〇〇小(出身小学校)も落ち着いてたし、丸田くんが言うとおりだよ」

と返したのですが、複雑な思いでした。

Aちゃんは愛されてた。でも、お母さんの連れ子である、年の離れたお兄さんは、お父さんからいじめられていた上に、事故か何かで早世した。

親は選べない。境遇も選べない。
でも、第三者が涙を流し、冥福を祈ることはできるだろうと。



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