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学校外でのトラブルについて

これまでお子様が、学校以外でトラブルを起こしたり、巻き込まれたりした経験はありますか?

●放課後(友達や自分の家、公園などで)
●習い事で
●登下校
●休日
●SNS

また、特別支援に関わる子だと、それらプラス
●放課後デイサービス
●療育機関
などでトラブルになったこともあるかもしれません。

学校外のことだと、結構複雑化されることも多く、
金銭的なものや、大人が関わってくるもの、所有物の貸し借り、ケガの対応など、大ごとになってくる場合があります。

残念ですが、毎年私自身の担任をしている子供たちも、放課後にトラブルを起こしたり、巻き込まれたりしています。

学校側からすると、学校外のことを対応することはとても難しいと感じています。

トラブルになった相手が、同じクラス、同じ学校の友達だったら、情報を集めて指導することができますが、それ以外の人物だったり、施設の方だったりすると、担任ではどうしようもできない場合があります。

結局学校外でのトラブルは、保護者の方が対応することが多くなってしまいます。


できるだけ、事前に防ぎたいところですよね。

私の経験から、トラブルになりそうないくつかのポイントがありますので、それをお伝えします。

①お金を自由に使える状況をつくらない
物を奢った、奢られたのトラブルはとても多いです。
保護者の方と一緒の時以外は、お金を自由に使えないようにすると、トラブルになる確率が減ってくると思います。
そして、友達が買ったもの、持っていたものに関しては、『もらわない、使わない』ということを約束することが大切かと思います。

②家から大切な物を持ち出さない
特に、ゲーム機やタブレットで遊ぶ場合、所有物の貸し借りで、壊した、壊されたのトラブルが多くなります。
大切なものは家から持ち出さず、もし、友達とゲームで繋がりたければ、オンラインなどの保護者かたの管理のもとできる手段を考えていか必要があると思います。

③嫌なことを見たり、されたりしたらすぐ帰る
これは、自分を守るためにもとても大切です。
トラブルになるときも、いきなり、大きなことから起こることは少なく、始めは、少し嫌だなと感じるところからスタートする場合が多いです。
遊びに行く時の約束で、
『もし、嫌なことを見たり、されたりしたら、「用事がある」と言って、その場から離れなさい』と、約束をしておくことが、自己防衛につながると思います。
トラブルを止めたり、注意したりすると、余計にトラブルに巻き込まれることが考えられます。

④放デイや習い事では、お子様の気持ちに寄り添う
よく、放デイで暴れたり、先生を困らせたりしているといった、相談をされることが多いです。
そのようなトラブルを起こす状況の子供たちは、何かしらの無理をしていたり、周りの人たちが自分のことを理解してくれていないと感じたりしていることが多いです。

叱ったり、突き放したりしても、改善されることは少ないので、気持ちに寄り添って、本人がどうしたのかを聞き取った上で、先生方に相談されることをお勧めします。


この、ポイントをお子様と確認しておくことで、意識した行動ができるようになってきます。

深刻化することも多いですので、ぜひお話をしてみてください。

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