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わたしというもの

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私にまつわる日々のあれこれについてまとめています。
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#思い出

人見知り、保育園へ行く

人見知り、保育園へ行く

通勤途中に3か所の保育園の前を通る。
ああ春なんだなあ、と感じる。

子どもの泣き叫ぶ声で。

新入園の子達なのだろう。
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
ギィエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!
と激しく泣き叫ぶ子どもの声が聞こえてくる。
通りすがりのただのオバサンである私でさえこれほど胸が痛むのだから、送って来た親御さん達は断腸の思いであろう。

ちなみに私は

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そうだ京都、行った

そうだ京都、行った

私は誰かと行動することも好きだが、1人で気ままに何かするのも好きだ。

私にとって旅行はストレス解消法の1つであり、誰かと行くのも1人で行くのも同じくらい大好きである。
これまで何度か行った1人旅の中で、最も思い出深い旅について書こうと思う。

20代半ばの頃、急に思いついて京都まで行ったことがある。
1人で。それも日帰りで。
当時とにかく仕事が忙しく、私はくたびれ果てていた。
職場と寮の往復で、

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電車にて

電車にて

竹内まりやさんの「駅」という歌がある。
ざっくりまとめると駅で昔の恋人をみかけてあんな思いやこんな思いが込み上げるという素敵な歌だ。
本当に良い曲だ。

私も先日、10年以上前に付き合っていた恋人を電車で見かけるという出来事があった。

ギランバレー症候群に罹患し、歩行に杖が必要となってからというもの、電車やバスを利用することは正直あまり好きではなくなっていた。

そんな中、思いがけない出会いであ

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RAKERU

RAKERU

私は「RAKERU」がとても好きだ。
私とRAKERUの出会いはかなり前までさかのぼる。

私には先天性の足の病気があり、1歳、7歳、11歳…と成長過程に合わせて何度か手術を受けた。
生後まもなくから中学を卒業するまでの長いあいだ数ヶ月ごとに大学病院に通院していた。

その病院の目の前にRAKERUがあったのだ。

病院を受診するたびに採血やギブスの巻き直し、薄暗い部屋でのレントゲン検査、矯正靴の

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