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古希過ぎケアマネの日記・・・感じた、伝えた、実践したこと

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私は古希を過ぎたケアマネージャーとして、日々の業務や経験を通じて感じたこと、実践していること、そして高齢者の皆さんに伝えたいことを綴っています。日常の中で直面する問題やその解決策…
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記事一覧

「ある奇妙な会議についての物語」外伝Ⅱ

「ある奇妙な会議についての物語」外伝Ⅱ

インフルエンザウイルスの物語

インフルエンザウイルスの自己紹介

余はインフルエンザウイルス、世界中でその名を知らぬ者はおらぬ。
オルソミクソウイルス科の一員として、A型、B型、C型の三つの主な型が存在する中でも、特にA型はパンデミックを引き起こす力を持ち、その名を轟かせておる。
余の歴史は古く、地球上のあらゆる地域で人々の生活に影響を与えてきた。

余の特徴は、非常に高い変異率を持つことじゃ。

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「ある奇妙な会議についての物語」外伝Ⅰ

「ある奇妙な会議についての物語」外伝Ⅰ

レトロウイルスの物語

レトロウイルスの自己紹介

私はレトロウイルス、会議イメージの右側の赤い後ろ姿が私。
正式な名称はレトロウイルス科に属する一員だ。

私が生まれたのは遥か昔、地球上で最初の生命が誕生したころから存在していると言われているが記憶は定かではない。
私の仲間にはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)やHTLV(ヒトT細胞白血病ウイルス)などがいるが、私は彼らとは異なり、より古い時代から多

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ある奇妙な会議についての物語 Ⅱ

ある奇妙な会議についての物語 Ⅱ

ある奇妙な会議の続報

気温とウイルスの関係

ウイルスたちの世界会議が再び開かれた。場所は、前回と同じく、見えないバーチャルな会議室。

参加者は、レトロウイルス議長を中心に、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、エボラウイルス、そして新たに加わった鳥インフルエンザウイルスが集まっていた。

議長のレトロウイルスが口を開いた。「皆さん、まずは最近の気温の変化と我々ウイルスの繁殖状況について話し

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ある奇妙な会議についての物語

ある奇妙な会議についての物語

第1回「世界ウイルス会議」

この物語は、少し不思議な会議についての報告です。
その名も「世界ウイルス会議」。この会議は、WHOや国連が主導するものでもなく、もちろん人間たちが集まる会議でもありません。「世界ウイルス会議」とは、私が勝手に名付けた、ウイルス同士がオンラインで(?)行う会議(?)なのです。

まず、ウイルスが生きるための大前提について述べておきます。それは、ウイルスは生物の体内でのみ

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