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マクドナルド物語vol.5 〜人が変わるためには〜

ご来場、ありがとうございます。
マクドナルド物語の山場です。僕の中では。

今回と、次の話の出来事があったから今の僕があります。大袈裟ではなく、本当に。

人は変われるということがわかった出来事です。

良ければ、お付き合いください。

最大の事件

Hさんが移動して、しばらくがたちました。
相変わらず、僕は遅刻を繰り返していました。
ただ、Hさんのように怒ってくれる人はもうおらず、悪い事をしているという感覚はどんどん無くなって行きました。

Hさんが異動して、1ヶ月も経った頃新しい店長が異動してきたのです。
Kさん(仮称)と言うこの店長は、いままでのユルイ店長と違い、めちゃくちゃに厳しかったのです。
当然僕の遅刻を発見すると、指導を受けるようになりました。
しかし、その頃の僕は店に無くてはならない人材と勝手に解釈して、完全に調子に乗っていたので謝れば許されると思っていました。

そんな時、最大の事件は起きました。

バイト終わりの夜、Oさん達と遊びに行った僕は、翌日もみんな朝からバイトだと知りながら朝まで遊んでしまいました。
「じゃあまた後で!寝たら遅刻するから寝るなよ!」

そんな会話をOさんと交わし、いったん家に帰った僕はあろうことか、寝てしまったのです。

目が覚めたら、もう夕方になっていました。
当時持っていたPHSは、マクドナルドからの着信で一杯。
そう、僕は無断欠勤をしてしまったのです。
「ヤバイ」もうそれしか頭に浮かびませんでした。
本来なら、その段階でお店に電話して、謝らなければなりません。

そんなことは当然ですよね。

しかし、僕は謝罪の連絡から逃げ「明日行った時に謝ればいいか。明日行けば今まで通り、許してくれるだろう」と考えてしまったのです。

今考えれば、本当に最低のクズですね。

当時の僕の思考回路はおかしく、本当にそのまま連絡もせず翌日お店に向かいました。

お店に着いた途端、店長に呼び出されました。
「すみません、K店長。昨日は、、、」
僕が謝罪の言葉を全て口にする前に、
「もう来なくて良いよ。周りの人に迷惑がかかるから。帰っていいから」
と言われました。

えっ?なに?どう言う事?

当然のことですが、クビを言い渡されました。

それを「なんで?」と理解できない自分がいたことを今は恥ずかしく思います。

その日の事は本当にどう帰ったかも覚えておらず、ただただ打ちひしがれていたと記憶しています。

やっと見つけた、自分の居場所だったのに。

やっと楽しく、人生を過ごせるようになったのに。

これからどうすればよいか考えましたが、もちろん答えなどあるはずがありませんでした。


この出来事は本当は思い出したくもない黒歴史です。

後悔は先にたたないと言われますが、本当です。

してしまった事を後悔して、やり直そうとしても絶対にできません。

行動は信用に直結しています。
約束を守れば、その分信用の貯金は貯まっていき、あの人は大丈夫、今まで一度も裏切ったことが無いと評価を頂いて信用が貯まっていく。
そうして初めて【信頼】されます。

しかし、信用は貯めるのは本当に大変ですが、無くす事は簡単。裏切れば、一瞬で0になります。
努力は水の泡になってしまいます。本当に気をつけてたいものです。


会社に勤める。 

仕事をする。

そういうことは自分自身だけの問題で無く、周りの人に影響を与えている事を忘れないようしなければいけません。

マクドナルドで働く人達は、僕に沢山の改善のチャンスをくれていたのに僕はチャンスに気がつかず、自己中心的な考え方ばかりしてしまいました。

信頼してもらうことは、自分の行動次第です。

人から奪うのではなく、与えていけるように考え方を変えていかないとダメですね。

何よりも大切なことは、自分で考えること。
人に何を言われても、それは他人の意見でしかありません。アドバイスを聞き入れることは非常に重要なことですが、最後に決めるのは自分自身です。自分で決めたことを続けることで人は変わっていけます。

自分で考え、自分の意見をもち、自分で決めて、自分を律して続けていく。
変わることを求めるなら、まず自立をすること。

僕は変われました。自分自身で『変わろう』と強く望んだ結果だと思います。

『やるなら今だし、やると決めたらやるだけ。』

本質は言葉で説明すると、意外と簡単なことだったりします。
「言うが易し」ですけどね。

さぁ、今日も自分で考えて前に進もうかな。

読んでいただき、ありがとうございました。



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