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バックパッカーが先生になって教えたら面白いんじゃないかと帰国後に社会科教員の道へ。 先…

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バックパッカーが先生になって教えたら面白いんじゃないかと帰国後に社会科教員の道へ。 先生しながら旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください。 https://keep-in-travel.com/ https://twitter.com/Keep_in_Travel

マガジン

  • 中東・シルクロード横断旅日記 第九章 再びシリアアレッポ編

    中東・シルクロード横断旅日記 第八章イエメン編 2006年僕は旅に出た。 三十路のもやしっ子パッカーゆるゆるセンチメンタルジャーニー日記

  • パレスチナ自治区ベツレヘム妄想旅行計画

    中東パレスチナ自治区と聞いて真っ先に思いつくのはやはりイスラエルとの紛争であろう。それは日本人の我々にとって危険地域であり、そんな地域を旅行するなんてとても考えられないかもしれない。しかし、実はそんなパレスチナ自治区でも比較的簡単に旅することができる地域(とはいえ何かあっても責任を取ることはできないのだが)がある。それがパレスチナ自治区ベツレヘムである。私達がニュースなどで目にする地域は同じパレスチナ自治区でも、旅行者が入ることができないガザ地区であることがほとんどだ。今回はこのベツレヘムでパレスチナ問題とそれをアートとして表現するバンクシーの作品を鑑賞し、これらの問題を学ぶ妄想旅行計画

  • 謎の子ども飛び出し坊やの発生源を探る琵琶湖一周妄想自転車旅

    今回の妄想旅行ではその中でも滋賀が発祥であると知られていないが日本一有名で、常に道路わきで危険な行動をしてドライバーをドキドキさせている子ども達・・・そう「飛び出し坊や」にスポットを当て、滋賀の目玉であるサイクリング×飛び出し坊やの発祥を探る旅に出たい。

  • 中東・シルクロード横断旅日記 第八章 イエメン編

    中東・シルクロード横断旅日記 第八章イエメン編 2006年僕は旅に出た。 三十路のもやしっ子パッカーゆるゆるセンチメンタルジャーニー日記

  • 東京宗教建築散歩

    難しい建築の知識ではなく、ただ美しいと思えれば良いと思うし、その上で興味を持ったならば、学びを愉しめば良いと感じる。知らないだけではもったいない。探せば必ずある、ディープ東京の宗教建築へいざ妄想ダイブ。

最近の記事

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もやしっ子パッカーTKの誰も興味のないプロフィールと記事一覧

もやしっ子パッカーTKが出来上がるまで  小学生の頃、授業そっちのけで眺めていた社会科資料集。その資料集でロバ車を引いた老人が並木道を行くシルクロードの写真にやられ、小学生ながらいつか行ってみたいと考え始める。 中学生時代はそんな野望も忘れ、厨二病全開で授業を寝て過ごす日々を送る。  とりあえずまともに勉強しなかったツケで、まあまあのアンダー系高校へ。当時流行りのチーマーに憧れたり、友人たちと戯れたりと自分の未来のことなど微塵も考えず、ありがちな高校生活を送る。高校卒業後

    • ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 99

      第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep99 凍える体を温めてくれるのはシャワーか美女か 美女大国というパワーワードに希望を胸に抱いた若者とおっさんがアルメニアの首都エレヴァンに着く頃には雪こそ積もっていなかったが吹雪いていた。 まずはお世話になったフェンシングチームの一団と堅いハグとお礼をいうと、まずはそこら辺の露天のおっさんに両替してもらった。そして宿に向かう。ここの宿もまたハウスホテルという民泊である。その名も「リダの家」。日本人パッカーには有

      • 雄武町で祓われた帆立の呪縛

        バイクでGOGO北海道編 EP11 猿払村の帆立を堪能した僕らはマップを覗き込んでいた。今回初めてのキャンプ場所を決めなければならない。僕らが考える条件は三つ。第一に現在ランチ兼休憩中の猿払村から明るいうちにたどり着ける場所であること。これは明るいうちにキャンプ場に着かないとテントの設置がめんどくさいからである。第二の条件はテント一張りの価格が500円以内であること。無料であるならそれに越したことはない。第三の条件はこれから紋別、網走、知床と東部沿岸を走りに行くので、国道2

        • ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 98

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep98 美女大国到着 ここジョージアでは、本当に色々な経験をさせていただいた。実際これまでの数ヶ月間に及ぶ旅行の中で、ここまで厳しい経験をしたことはなかった。そんなジョージアから本日とうとう国境越えバスでアルメニア首都エレバンに向かう。 トビリシのバスステーションから出発したバスは、アルメニアの国境に向けてズンズンと進んでいく。前回あれだけ苦戦したボーダーもジョージア、アルメニア国境ではなんの問題もなく楽々越える

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        もやしっ子パッカーTKの誰も興味のないプロフィールと記事一覧

        • ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 99

        • 雄武町で祓われた帆立の呪縛

        • ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 98

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        • 中東・シルクロード横断旅日記 第九章 再びシリアアレッポ編
          7本
        • パレスチナ自治区ベツレヘム妄想旅行計画
          4本
        • 謎の子ども飛び出し坊やの発生源を探る琵琶湖一周妄想自転車旅
          13本
        • 中東・シルクロード横断旅日記 第八章 イエメン編
          15本
        • 東京宗教建築散歩
          7本
        • 中東・シルクロード横断旅日記 第七章 エジプト編
          8本

        記事

          猿払村の帆立という呪縛

          バイクでGOGO北海道編 EP10 宗谷岬の極寒から逃げるため、そして単純に腹が減った事によりひたすら僕らは北海道北部東海岸沿いを南に向けて走り抜けていった。僕らが目指す先は帆立の超有名産地である猿払村。ここで帆立を食うという単純な動機でこの村を目指した。すでに時間は昼時を大幅にすぎ、猿払村にある道の駅に着く頃には僕の左手首に巻かれた時計の針は2時を指していた。 この道の駅には、どうやら帆立フライを食べさせてくれるレストランがあるということで、宗谷岬で寒さに震える手で冷え

          猿払村の帆立という呪縛

          バックパッカー経験は教職で役に立つのか・授業編

          2話 バックパッカーの経験はもちろん授業では大いに役立つ・・・教科によっては・・・そのはず・・・ そもそもバックパッカーで得た経験を授業に落とし込むことは比較的簡単で容易く想像出来ると思う。例えば最近流行りのICTなんかでは現地の画像や映像、音なんかも資料として使用可能である。ただしこの使い方は教科による。当然、地理や歴史では大いに役立つ。 しかし、現地の画像や映像なんて、プロが撮っている以上のものは素人が撮れるわけがない。そんな資料は昨今ネットを漁れば死ぬほど出てくる。

          バックパッカー経験は教職で役に立つのか・授業編

          バックパッカー経験は教職で役に立つのか

          1話 そもそも教職がロングバケーションなんて取れるわけないやんけ!!というもっともな疑問について  僕の誰も関心のないプロフィールにも書かせていただいているが、僕は現在教員というお仕事をさせていただいている。そんな教育業界の端っこのさらに端の隅で細々と暮らしているのだが、気がつけばこの業界に10年という月日が経っていた。その10年という節目で、バックパッカー経験が教職という仕事に役に立つのか振り返ってみる。  ここでまず、おそらく世間的には物凄い疑問だと思われる事について

          バックパッカー経験は教職で役に立つのか

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 97

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep97 ああ旅は道ずれ・・・  今日なんと日本人が宿に来た!!嬉しい!しかし、残念ながら今日は列車で夕方からアルメニアに向かう予定日だ。なんとタイミングが悪いことだろう。おそらく散々な目に遭ってきたこの時の僕の心境からすると、多分どこの国の人でもバックパッカーに会えれば嬉しかったと思うのだが、日本人でおまけに旅のルートはシルクロードを東に向かうという事であった。が、しかし、タイミング悪くすれ違い・・・( ´Д`)y

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 97

          真夏の宗谷岬は極寒だった

          バイクでGOGO北海道編 EP9  昨日ライダーズハウスでベテランライダーから「北海道の道は30分で飽きるよ、なんせずっと同じだから」と言われた。その話を聞いた時は「いやいやそんなことはないでしょう」と大して気にもとめない感じで返答をしていた。  では実際どうだったか、それはオロロン街道を走り始めてから30分・・・楽しい(^^)!雄大な景色を見ながらの信号なしのツーリングは爽快だった。この時インカムで相方と「全然飽きないじゃん」なんて言いながらのんびりと海岸沿いの景色を楽

          真夏の宗谷岬は極寒だった

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 96

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep96 デンジャーゾーン  昨日断念したサーカスに今日は期待を込めて向かうことにする。このサーカスになぜ期待しているかというと、それは情報ノートの書き込みにあった。その書き込みにによると、こんなに覇気のないサーカスはなかなか見ることが出来ないという情報だった。例えば定番のライオンはガリガリにやせ細っていて、どう見てもご老体という感じらしい。また、熊は玉乗りではなく球に寄っかかっているだけ。こんな情報を見つけたらもう

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 96

          北海道小樽の市場で初ごはんからのいざオロロン街道へ

          バイクでGOGO北海道編 EP8  趣溢れる市場の名前は「鱗友朝市」とかいて「りんゆうあさいち」と読むそうだ。ここは小樽運河の北の終着点にあり、地元の人がよく行く穴場的な市場だそうだ。50年以上前、雑穀倉庫が空いたことにより市場になったという歴史ある市場で、小樽で最も早くから開いている市場。営業時間は朝の4時から昼の14時まで。魚屋や乾物屋、食堂などが立ち並んでいるが決して大きな市場ではない。それがまた僕らの旅情を誘う。市場についた時間が4時半前ということもあって、まだまだ

          北海道小樽の市場で初ごはんからのいざオロロン街道へ

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 95

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep95 旧ソ連の香り  朝、大騒動が有りながらもトビリシに到着。約束通り朝飯を奢らせ、ネリ・ダリの家の前まで送らせた。しかしやはり昨夜の事件のせいで精神回復のためふて寝。やっとこ気持ちの整理がつき始め、起きたのは昼過ぎだった。  以前にも書いたが自分の泊まっていた宿は、バックパッカーには有名な日本人宿、その名もネリ・ダリの家。いわゆる民泊でホテルではなく、ネリさんのお家である。現在のように民泊が当たり前でない時代

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 95

          小樽ライダーズハウスで情報収集とベスパで早朝市場へGO

          バイクでGOGO北海道編 EP7  蒸し暑い小樽の夜の街に早速繰り出しに行きたいところだが、明朝は4時起床で市場の朝ご飯をいただきに行きたい。そして朝ご飯の後は一気にオロロン街道を駆け上がって稚内まで走破したいと考えていた。したがって小樽の夜は同じ雑魚部屋のライダーさん達から情報をいただく時間となった。  寝る前にちょっと一服とライダーズハウスの前にある自動販売機で北海道限定のYOSHIKIのリアルゴールド「ロックなエナジードリンク」で寝る前なのに精をつけていると「暑すぎ

          小樽ライダーズハウスで情報収集とベスパで早朝市場へGO

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 94

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep94 涙と共にトリビシに到着  タクに乗り始めて2時間が経った頃、トルコのバスから親父が先に金払えと言い始めた。なんか嫌な感じがしたけどしたけど、とりあえずフィフティーの言葉を信じて、まずは15ドルで済めばいいとアメリカドルで20ドル札出すと、これまでにはないぐらいの流暢な英語で親父は「これは何だ?」という。そして僕は「アメリカドルで15ドルだろ」と言うと、何考えてんだ5時間運転して15ドルなわけねーだろぐらいの

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 94

          初めての小樽とライダーズハウス

          バイクでGOGO北海道編 EP6  反対方向へひた走っていた僕らは、そのことに気が付き慌ててUターンをした。現時点ですでに22時に近い時間になっている。今夜はおそらく日本海フェリーで小樽上陸をするライダーならほぼお世話になっているんじゃないかと思うほど、メジャーなライダーズハウスに宿泊する。この一泊目だけは行き当たりばったりではなく、事前に電話連絡しておいた。この辺のやり方は、バックパッカーとして海外をあちこちウロウロしていた頃と基本的には変わらない。  この1泊目の時に

          初めての小樽とライダーズハウス

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 93

          第11章 コーカサス編  三十路センチメンタルジャーニー ep93 弱目に祟り目  トルコとジョージア(グルジア)には2時間の時差があり、さらにイミグレーションでの問題だらけのやりとりなどで国境を越えたころには日付けが変わっていた。  とはいえ、何とかグルジア側に抜けて、さぁバトゥミまでと思っていたら、バスのおじさまから非情な一言が・・・なんとここでバスを降りろという。ええええ?『何で!トリビシまでだって!バトゥミで乗り換えだよ!』 うん、誰も英語が分からない。  でも

          ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 93