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初めての小樽とライダーズハウス

バイクでGOGO北海道編 EP6

 反対方向へひた走っていた僕らは、そのことに気が付き慌ててUターンをした。現時点ですでに22時に近い時間になっている。今夜はおそらく日本海フェリーで小樽上陸をするライダーならほぼお世話になっているんじゃないかと思うほど、メジャーなライダーズハウスに宿泊する。この一泊目だけは行き当たりばったりではなく、事前に電話連絡しておいた。この辺のやり方は、バックパッカーとして海外をあちこちウロウロしていた頃と基本的には変わらない。

 この1泊目の時に大事になる基準の一つ目は、基本的に宿に出入時間に縛られないこと、二つ目は初めての旅行先の場合は同じ宿泊者からいろいろな情報を共有出来ること、三つ目は最低限の自分が持つ衛生環境が守られていることである。

 一つ目の理由に関しては、長距離の移動をしてくるわけで、何らかの理由でチェックインの時間が大幅に遅れても仕方がないことが起きることが前提であることだ。また。2日目の行動時間が早朝になることもあると考えると、緩いに越したことはない。二つの目の理由は、これは言わずもがなであるが、ネットがどんなに進化しても、目の前の人たちから最新の情報を仕入れる重要性である。バックパッカーの間では常識かもしれないが、基本「情報は生もの」であるということ。ネットだと最新のものやフェイクを見極めること、情報を多角的に検証する必要があり、それには時間がかかる上、情報を公開している人が自分達と同じスタイルで旅行しているとは限らない。やはり目の前でその人の人となりを五感で見極める必要がある。三つ目の理由は、言わずもがなである。これらの三つの条件を満たし、さらにサブ情報としてネットの評判を参考にすれば、自ずと本日の宿泊施設は決まってくる。

 そんなこんなで小樽駅を発見し、この辺かなと目星をつけた路地に入っていくと、他のライダー達が駐輪のために列をなしていた。うん、間違いないと早速順番に並び、駐輪をしていく。バイクを降りると額には汗が溜まっていた。早速チェックインを済ませにいくと、僕の汗だらけの顔を見て、「今夏の小樽の暑さは異常だよ」とオーナーさんから言われた。実際に例年は夏でも夜はかなり涼しいらしく、小樽の一般的な家では基本的に冷房を設置している家は少ないらしい。オーナーの言葉に呼応するように、他の宿泊ライダーが「今夜は暑くて眠れん」と言っていた。その言葉の通り、僕らの通された雑魚寝部屋はかなり蒸していた。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

 

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