見出し画像

【自分考察】人の顔色を気にしてしまうのは、頑張ってきた証拠

人の顔色ばかり気にして、
「あれ言って良かったのかな?怒ってなかったかな?」と後からハラハラ…

自分がどうしたい、ではなくどう言えば相手が
喜ぶかを第一に考える。

質問された時に、「こう言えばいいのかな?」と
相手の反応を見ながら自分の意見を曲げていく。

家に帰ると、どっと疲れている…。
人に会う前には気合を入れないといけないし、
会った後は反省することが多くて気が休まらない…。

こういうことって、ないですか?

私はよくありました。

以前は、この性格が嫌いで、なんだか嘘をついてる
みたいだし、疲れるし、八方美人になりがちだし
いいとこないと思っていました。

でも、最近その考え方が少し変化したので
それをシェアしてみたいと思います。


なぜ人の顔色が気になるのか

そもそも、なぜ人の顔色が気になるのか
考えてみました。

私が考える大きな要因は、「育った環境」です。

子どもの頃の脳は柔らかく、周囲の環境を
素直に吸収して、馴染みます。

そのままの自分で適応できなければ、
適応できるように自分の形を変えて馴染ませます。

例えば、わたしの例で言うと、
わたしは母子家庭で育ったので
幼いときは、母の一存で全てが決まる世界でした。

母はいつでも大きな不安を抱えていました。

自分では処理できない不安を、こども達にも
ぶつけて、過度に干渉したり指示したり
支配しようとしました。

こどもながらに、「わたしが母を支えないと」と
言う気持ちがあり、母の愚痴を聞いたり
笑わせたりする役目を進んで引き受けました。

良い子だったかと言うと、別にそうではありません。

ただ、母から怒られたり何か言われるのが嫌で
表情を読んで言葉を選ぶ癖は、幼少期から
ついていたと思います。

裏では遊びつつ、母の前では繕う、というような
二面性もありました。

そんな幼少期に加え、小中学生の頃は女子特有の
人間関係のゴタゴタも加わり、自信がかなり
なくなっていました。

ありのままの自分よりも、他の人が望む自分
の優先順位が高くなっていました。

このような流れで、「人の顔色を気にする」ように
なったと思います。

生きづらさ

この性格なので、やはり1番大変だったのは
恋愛でした。

見捨てられないか、自分が何かを与えないと
相手の愛情を繋ぎ止められないのではないか
不安がありました。

また、自分の意見よりも相手の意見を極度に
優先することも多かったと思います。

それでいて、相手の愛情はまっすぐに受け取れず
不安になったり怒ったりして、自ら問題を作り
あげていた感じがします。

また、周囲の顔色を見ながら行動する癖は、
自分が本当にしたいことをわからなくしていきました。

自然と、仕事や勉強においては上を目指すよりも
ある程度の及第点を目指したり、少しでも躓くと
諦めるようになっていました。

このような有様だったので、自分の考え方や
性格に自信がなかったです。

それでも表面上は楽しく過ごしていたし、それなりに本音を言える相手ももちろんいましたが、

悩むことも多かったと思います。

考えの変化

このように、自分に自信もなく、人の顔色を
見てばかりの自分が嫌でしたが、

心理学や思考法について学ぶ中で、
少しずつ「自分の気持ち」を大切にする方法を
見つけていきました。

今までは、「嫌われたくないから言えない」
「きっと〇〇と思われるからできない」などと
勝手に相手の気持ちを想像していた部分も
あったなーと思います。

そこで、「相手はきっと嫌がるだろう」と思って
いても、試しに「本当はこうしたい」と言ってみました。
すると、相手の反応が思っていたよりも良いことが
多かったんです。

特に、パートナーに対して気持ちを伝えると
相手との関係がどんどん良くなっていきました。

自分の気持ちや、やりたいこと・やりたくないことを
伝えたり、怒られるかもしれないことを伝えても

自分が想像していた反応ではなく
あっさりした反応が返ってくることが多く、

顔色を窺って行動しなくても問題ないんだな、と
強く感じました。

そのような体験を積み重ね、今では夫以外の人にも
少し嫌だな、気になるな、と思ったら

まずは言葉で伝えてみることができるように
なりました。

言葉で伝えると、自分が思っていた反応ではなく
みんなさまざまな反応を返してくれました。

きっと母なら怒ったところを、違う人であれば
違う反応が返ってくるのは当たり前ですよね。

それでも、自分の行動を変えないままだったら

「きっと相手はこう思うから、
わたしはこうしなければならない」と言う考えに
取り憑かれていたと思います。

相手のことを考えた発言ではなく、自分が思った
ことを素直に伝えることができるようになると
自分には力があると感じることができました。

今のわたしは、「相手に合わせてばかり」ではなく
相手の顔色も見ることができるし
それに囚われすぎず自分の言葉を伝えることも
できます。

そのように変わっていくと、これまでの自分に
対する感情も変わっていったんです。

「顔色をみて行動する」ことって、デメリット
だけじゃない

人の顔色を見て行動するのって、疲れます。

ただ、顔色を見て行動するって、誰にでも
できることではありません。

人の顔や言動を見ながら
「相手は今こう思っているのではないか?」
「今あの人が言った言葉で、この人はこう感じた
のではないか?」と推測する力があると言うのは
ある意味凄いことです。

実際、日々キツかったり悩みは絶えないと思います。

本当にまっさらな気持ちで人からの感情を
受け取ったり、自分をありのままに表現できたら
どれだけ楽だろうと思います。

ただ、人の気持ちを推察できると言うのは
能力の一つですよね。

この能力は、わたし達が苦しみながら、
悩みながら身につけてきたものです。

ただ生きているだけでは中々得難いものと言えます。

きっと、つらい思いもしているけど、
相手から感謝されたこともあると思います。

仕事や人の話を聞く上では、本当に重宝される
能力でもあります。

大切なことは、バランスです。

1人で勝手に我慢するのではなく、
自分の気持ちも伝えつつ、相手の気持ちを考える。

このバランスが取れると、本当に生きやすいし
自分の性格や能力を肯定できるようになります。

最後に

頑張って気を遣い、相手の気持ちばかり
考えて行動するのではなく

自分の気持ちを大切にしてあげる練習を
していきたいですね。

誰のものでもない、自分の人生です!

幼少期を生き抜いて身につけてきたこの力は
自分を幸せにするために、使っていきたいですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました♪

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,254件

#振り返りnote

84,440件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?