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ダイエット 甘味 糖 歴史(1

ダイエットしたい!でも中々糖質を減らせないという方
頑張るためのエネルギー補給として糖質をついつい沢山とってしまう方
甘味や糖の歴史に少しでも興味がある方

今回は、糖に関する 人類にとっての歴史と意味についてです。
エネルギー源だから沢山摂取しないといけない!というような強迫観念が取り除かれる程度にタメになればと思っています。

糖の社会的な役割や意味は↓このように変化していっているように思います。
 癒しや娯楽 ⇨ 安価な労働力の確保 ⇨ 悪者

甘さは癒しでもあり政治や経済に利用される道具でもるため、
役割や意味は変わり続けます。
糖質はエネルギー源だから沢山食べましょう!はプロパガンダみたいなものであり、日本人が米を沢山食べれるようになったのは、ほんの戦後数十年の話です。文化的栄養学的に紐解くと、タンパク質やその他栄養の摂取量が限られていたので大量の米で補っていました。
話は飛びますが、途上国における社会課題の一つである栄養失調も糖質以外のものをしっかり摂取できないのが原因と言われています。ユーグレナを起業されたCEO出雲さんがミドリムシで世界を救おうとした原体験がこの話を関係します。

その一方で糖は、人類にとって報酬系であり、動物が本能的に喜ぶエネルギーであり、自己保存、自己強化的なものとも言われています。
次回以降以下のような3つのフェーズに分けてもう少し細かく歴史と社会学、認知学、科学的側面を交えながら書いて行きたいと思います。

フェーズ1.0 
15世紀以前の大航海時代前のサトウキビ生産地域が限定され流通網が陸しかなかった時代のことですが、糖が貴重で大量生産出来なかった時代には自然からの恵みであり、娯楽でした。

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フェーズ2.0
大航海時代以降、サトウキビ栽培に適した暖かくミネラル豊富な大地に奴隷を連れて行き、労働力として扱う事でサトウキビを沢山生産できるようになりました。
そして18世紀に寒冷地でも栽培可能な砂糖大根(てんさい)が欧州で開発され砂糖が何処の国でも生産できるようにると、奴隷労働は減少しました。産業革命時代安価な労働力の確保のために安く砂糖は取引されるようになりました。
口悪く言えば、工場で働く人が過酷な労働に対して自分は奴隷かもしれない!と気がつかないようにするためのツールです。

フェーズ3.0
 糖尿病や肥満など医療費を圧迫するようになり、糖が悪者扱いされるようになりました。血糖値を乱高下させるため精神的な疲労が増えることもわかっています

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