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学際性の思考をするのに「食は」最適な教材と思う。

食は学際性に満ち溢れたものだ。

はて?そもそも学際とは、

学際とは、研究などがいくつかの異なる学問分野にまたがって関わる様子(Wikipediaより)

なぜ学際性を取り上げるのか?

物事には複雑にいろんな要素や側面が絡み合っており、普段直面する課題や問題において日々実感できることかと思います。
課題や問題点に関連しなくとも、好きな事をいろんな側面から知ることは楽しくて面白くて有意義なのではないかと思います。
ドラマを見てて、あの伏線がここで繋がって、そうか!なんて行動や物事の意味が時系列を通じてつながり合うことを理解できたときの面白さを感じたことはドラマを見る人であれば誰でも体験したことがあるのではないか。

ある研究内容や対象が複数の学問分野にまたがっているとのことですが、例で言えばコロナ対策として、各国がワクチンによるウイルス感染防止という医学的なアプローチから、心理学的に人々をサポートするアプローチ、経済学的に社会が経済破綻させないためのアプローチ、社会学的にそれらアプローチを誰もがその人の程度や環境に則したアプローチを構成する仕組みが良いかなどを考えるアプローチなど、一つの課題や対象の解決が多分野にまたがるは容易に想像しやすい。

食というものが取り巻く環境においても同様に複雑に多分野が絡み合っているのです。

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多すぎて気にするのが面倒臭いという思考に陥りそうですね。。

あまり難しく考えることもなく、
砂糖といえば、心理学や調理学と繋がってそうなのは容易に想像つくかと思いますが過去歴史を登ると砂糖をめぐるアメリカ大陸、ヨーロッパ、アフリカの繋がりはなんとなく理解できるかと思います。
難しく考えずにいろんな事と繋がっていることは直感的にも理解可能な範囲と思います。

学際というと小難しい気もするが、物事には色んな側面と繋がりがっているということで、スティーブ・ジョブズのconnecting dotの様に物事はいろんな側面からいろんな繋がりを持っているのです。
ジョブスは カリグラフィやフォントの学びとコンピュータサイエンスの繋がりから美しいパーソナルコンピュータを創るに至りました。

学祭に興味を持つのは自分の好きなものや好きなことから始めてみるのが良いのだろうと思いますが、毎日食べるという行為を行う人間にとって、「好きな食べ物ら繋がりを探していく」 というような行動は身近で気軽に始めやすいのではないだろうかと思います。

ではどんな問いが良いのだろうか?


どの地域でいつから食べられているのか?
調理の仕方は?どんなプロセスで作られているのか?
その食材はどこから入手しているのか?
その土地で作られているのは何故か?
宗教や信教との関連性は?
社会的意味は?
政治的意味は?
健康との関連性は?
どんな味?
どんな香り?
なぜ美味しいの?
他にどんな種類があるの?
それを作っているのはどんな会社?

いろんな問いがあるかと思います。
多方面から見ることでその周辺情報が好きなことと繋がり、興味あるものへと変化していくことになるかと思います。
それゆえに人の食への興味は無くならないのだと思います。

さて、あなたの興味があることは何でしょうか?
興味があることと隠れた繋がりを持つ分野なんでしょうか?
隠れた繋がりを知ることであなたの興味がある物事の認識はどのように変わったでしょうか?

皆様の生活や仕事、遊びが今以上に豊かなものになりますように。


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