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子ども向け書籍も侮れない件について

【2/26(日)天気:☀】

この前、図書館でぶらぶらしながら、読む本を探していた。
私の本の探し方は、図書館内をとりあえず一周して決めるのだ。

(図書館のポスターに、「大人が子ども向けの本を読んでもいい」と書いていた。ので、お言葉に甘えて、子ども向けの本もひと通りチェックする。)

私はティーンズ系コーナーの本も好きで、たまに読んだりする。

例えば最近、「青い鳥文庫」などの児童向け小説をよく読む。
(青い鳥文庫のことは、また記事にしようと思う。)

青い鳥文庫シリーズは、小・中学生時代にハマって読んでいたのだが、ふと思い出して、久々に読みたくなったのだ。

何十年ぶりに読んでみたところ、数時間ぐらいでサクッと読めるのが気楽だし、キャラクター達が魅力的で、ブームが再熱してしまった。
(今は、黒魔女さんが通る!を読んでいる。)


そして、児童向け小説の他にも、「哲学書」「金融系」「科学」「メンタルヘルスケア」の本など、難しそうな内容の書籍まであるのだ。

子どもに分かりやすく書かれているので、大人でも気付かされることが沢山ある。

「本を味方につける本 自分が変わる読書術」
(永江 朗 著)

こちらの本を、図書館のティーンズ向けの棚から選んで読んでみたのだが、「読書を楽しむ入門書」みたいな内容で、大人でも楽しめる内容だった。

「本はどうやって作られているのか」や、「新刊書店と古書店の違い」「図書館の利用のしかた」「本を読むコツ」など、「本ってどんなものだ?」という疑問を、分かりやすく解説してくれている。

そして、「本を読んでも分からないことはたくさんあるけど、読まなければ分からないこともある。」
という、少し哲学的でタメになる内容が、分かりやすい例を交えて解説してくれている。

これから私が一生涯に出会える本は、何冊あるのだろうかと、読みながら考えた。
1年間に発行される新刊書は、7万数千点だそうだ。
全ては読むことが出来ないが、感動できる本に出会うために、読書を続けたいと思った。


この本を読んで、本の楽しみ方を再定義させてくれたし、本について知らないこともまだまだあるんだなぁ、と気付かされた。

そして、本を読むことを肯定してくれているのが伝わってきた。

・ ・ ・ ・ ・ ・

大人が答えれないようなことを、子どもが疑問に思うことは山ほどあるし、大人になっても知らないことも、まだまだたくさんある。

そのことを再認識させてくれるのが、「子ども向け書籍」なのである。

子ども向け書籍だからといって、侮ってはいけないのだ。

《完》

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