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この夏得た教訓

クーラーつけなやっていけん!というような日差しガンガン暑い日々もついに終わり(?)、気が付けばもう秋になろうとしている。

個人的に、今年の夏は本当に何もなかった。一日だけ友人たちと海にドライブに出かけたのが唯一のハイライト。海に滞在したのはほんの1時間程度だったが、ほぼ無人の浜辺ではソーシャルディスタンスやらなんやら全く気にすることなく、思う存分写真を撮ったり波打ち際に入れてみたりして楽しんだ。本当に気持ちが良くて、心の中がスカーーっとした。「ああ、のびのびできるってこんなにしあわせなことやったんやな~」と、数か月前までの当たり前の世界をとても尊く感じた。

その日以外は、特に何もない、同じような日々を送っていた。毎日家と図書館と、たまにTSUTAYAの往復。免許を取ったから車で。暑い夏と冒頭で言ったが、実際、今年の夏はほとんど外に出ていない。駐車場とそれらの建物間の移動だけ。しかも田舎だから、駐車場はどこもガラガラ。入口に極力近いところに停められる。だから、完全に油断していた。

極論を言おう。私は、この夏で顔と首と腕がしっかり焦げた。ほとんど外に出ていないのに、だ!原因はさっき述べたようにほとんど外に出ないからと油断してしまったこと。そしてもう一つの原因は、アネッサを買ったことだ。

皆さんもご存知だと思うが、アネッサは素晴らしい。効力はもちろんの信頼感があるし、塗った感覚も最高。ベタベタせず、程よく伸びる。塗った後のテカリも無い。だが、その分お値段が高い。ドラッグストアで並んだほかの商品と比べると、ほぼ倍もする。

いつも安い物しか使わない私だったが、なんだか今年は気分が違った。

「今年の夏はほとんど外に出ることもない。たまーに出る日にだけこの最強ちゃんを塗って徹底的に防御していけば…よし、この夏は完ぺきや!」

と、こんな感じで初めてアネッサを購入。使う日は限られてるからそんなに要らないなと、お試しサイズみたいなのを選んだ。(このサイズでやっと同じブースにあるほかのものよりちょっと高いくらいの値段になる。使う頻度どうこうより、日焼け止めにお金をかけることにまだ抵抗があったのだろう。)

これで今年の日焼け対策は完ぺきだったはずなのに、思わぬ弊害が生まれた。情けない話、現在ニートの私にはお値段の張ったアネッサを使うのがとても惜しく、なかなか使えなかったのだ。使ったのはおそらく2日。あの海へのドライブと、妹のオープンキャンパスについていった日のみ。そのほかの日は、まあいっかという油断ともったいない精神で顔さえ塗っていなかった。

気が付くと、私の肌の色は毎日約5キロの道のりを徒歩通学する妹よりこんがり。まさに塵も積もれば山となるの体現。少しの外移動、ノーマークだった運転中に浴びた強烈な日差しに完全にやられていた。くすんだ秋色のネイルカラーも全く映えない。毎日顔合わせる母からも焼けたと言われ、お風呂のたびに首から下と上の色の差にがっくり。今年の日焼け対策は大失敗に終わった。

この夏得た教訓。自分に見合わないものには手を出さない。そして、日本の紫外線を侮ってはいけない…。



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