#群ようこ #かもめ食堂
映画化もされたこちらの作品。
私は映画は観ておりませんので、本の感想だけ綴りたいと思います。
まるで少女のような容姿をしている、38歳の日本人女性がフィンランドで「かめも食堂」という食堂をオープンさせます。
彼女はそれぞれ別々の理由でフィンランドに来た2人の日本人女性に出会います。
そんな3人の日本人女性が、かもめ食堂を舞台にいろんな人に出会うお話しです。
お話しは終始穏やかな空気で展開されていきます。
「物語の中のお話だなあ〜」と、
夜夢をみながら「今は夢だなあ〜」と、
なんとなく自覚しているあの感覚に近いような
不思議な浮遊感を感じました。
かもめ食堂をオープンさせた女性があまりに欲がないからなのでしょうか?
初めて感じる感覚でした。
物語の中にいる安心感、物語の中だからこそ、ほっこりできるような気がします。
まるで自分がカモメになって物語を空から眺めているような、そんな気持ちになりました。
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