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続Go To、前年比、休日の過ごし方

東京対象外。難しいところですが、ギリギリの線ですね。
これならたとえば東北から一家でディズニーランドへ遊びに行くとか大阪在住の人が箱根の旅館に泊まるとかは可能なわけです。今の状況で行く人がどれだけいるかは疑問ですが、そういう人がいないと観光業界が潰れてしまうのも事実です。だから、もしこのキャンペーンがきっかけで感染する人が出たとしても、みんなで寄ってたかって吊し上げるようなことはしないで欲しいです。特に一部マスコミ。ただ恐怖を煽るのではなく、コロナと共生しながら経済生活を守っていくプランをもっと考えませんか? 

観光やそれに関わる業界の現状はかなりやばいみたいです(ホリエモンがYOUTUBEで「前年比5%とかでもう死刑宣告の状況だ」と言っていました)。ちなみに私のいる書店業界は全体的な売上は前年比70%ぐらいと言われていますが、以前と変わらぬ活気に溢れているお店も少なくありません。まあ書店は利益率が低くて、他業界の人に話すと驚かれるほど低賃金の職場なので(だから万引きとかホントやめてくださいね)、逆にこういう逆境に強いのかもしれません。要は世間の景気が良くても悪くても安定の低空飛行というわけで。。。

観光業界で働いて家族を養っている方や様々なローンを抱えている方のことを考えたら、書店員が忙しいとか疲れたとボヤくのは贅沢な話ですよね(それでも忙しいし疲れるのですが)。私もお金を貯めて、状況が落ち着いたら近場へのんびり一泊旅行でもしようと思いました。ただ東京の皆さん、旅行は実は頭の中でもできるのです。今こそ本を読んで空想の翼を自由に羽ばたかせましょう。たとえばいいタイミングで芥川賞と直木賞が決まりました。遠野遥さんは受賞した「破局」だけじゃなくその前の「改良」にも惹かれますね。デビュー作「不夜城」以来、7度目のノミネートでついに直木賞を獲得した馳星周さんの「少年と犬」も気になります。どちらもすでに本になっています。売り切れているかもしれませんが、少し待てば重版分がドカッと入るでしょう。高山羽根子さんの「首里の馬」も今月末に刊行されるはず。あと村上春樹さんの短編集もそろそろ! 楽しみ! 

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!