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「麻布台ヒルズ」の書店はワンフロアか、それとも

11月24日開業とのこと。

大阪の「あべのハルカス」を抜き、日本でいちばん高いビルになるそうです。そして入居する予定の店舗リストに「大垣書店」の名前を見つけました。

創業は昭和17年。京都を中心に39店舗を展開しています。関東では、東大和や所沢などに店を構える「ブックスタマ」を運営しているようです。

「大垣書店・麻布台ヒルズ店の売り場は300坪」という記事も読みました。タカシマヤタイムズスクエアの6Fにある洋書専門店「Books Kinokuniya Tokyo」と同じ坪数でした(ちなみに紀伊國屋書店・新宿本店は1500坪でジュンク堂書店・池袋本店は2000坪)。ということはワンフロア型でしょうか? 

しかし神保町の「書泉グランデ」は7フロアで412坪。ひとつひとつの売り場はさほど広くない。ただ特定ジャンルにおける選書の妙と量は他店の追随を許さぬものがあります。

できれば「書泉」みたいな「広く浅く」と「狭く深く」を両立させた複数フロア型の近未来を「麻布台ヒルズ」で見てみたい。そちらの方が予測不能でワクワクしますから。

でも場所が場所だし、普通に考えれば広々としたラグジュアリー感満載のワンフロアでしょう。最寄駅が南北線の「六本木一丁目」と日比谷線の「神谷町」なので、ひと通りのジャンルの売れ筋を平均的に押さえたうえでビジネス書や洋書&洋雑誌、そしてアート系やデザイン系を充実させる感じかと。

あとイベントは定期的に開催する気がします。本の売り上げだけで「麻布台ヒルズ」の賃料を払い、店を維持していくのは厳しそうだから。サイン会やトークイベントは私の職場でもやってほしいけど、いまの人数では到底不可能。貧すれば鈍するの典型なのがもどかしい。

オープンしたら足を運びます。皆さまもぜひ。

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