「令和初の三冠王」と「ワン・モア・マッチ」

少し前の記事です。驚きました。

レギュラーシーズンのホーム最終戦で引退セレモニーを済ませた能見篤史投手が出場資格者に入っている! 当然温情めいたものではなく、戦力として考えられているという意味でしょう。

実際、オリックスのブルペンには左腕が不足しています。ここぞの局面でヤクルトの4番・村上選手を迎えた場合、ワンポイントで出番が訪れるかもしれません。

「令和初の三冠王」となった22歳の新鋭に「世界一美しいワインドアップ」で挑む43歳のベテラン。想像しただけで奮い立ちませんか?

中継ぎ転向後の能見投手は振りかぶって投げることはほとんどしていません。でも相手を幻惑し、タイミングをずらす意図でもしかしたら、と思わなくもない。

ちなみに両者は昨年の日本シリーズ第6戦で対戦し、レフトフライで能見投手が打ち取りました。その際はワインドアップを使っていません。村上選手は振りかぶって投げる能見投手とは対戦経験がないかもしれない。素人目線の勝手な発想ですが、そこもひとつのポイントではないでしょうか。

もちろん普通に考えれば、現役にひと区切りをつけたコーチ兼任選手が日本シリーズで投げる可能性は低いです。せっかくキレイに引退登板を終えたのに、もしピンチの場面で出てきて救援に失敗したら最後にそのイメージが残ってしまう。それはあまりにも申し訳ない。

しかし↓を見返すたびに「まだできるよなあ」と感じるのもたしかなのです。

アメリカのプロレスファンはこういう際「ワン・モア・マッチ!」とチャントします。難しいのはわかっているゆえ、私はチャントなんてしません。あるかもしれない。それだけで十分。両チームの熱い戦いに期待しましょう。

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