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いずれ先発。だからこそ

先日のDeNA戦を見ました。この降格はやむなし、かな。

とにかく真っ直ぐでストライクが入らない。「真ん中に投げればいいのに」と思いましたが、たぶん真ん中にすらコントロールできていない。かといって力を抜いて置きに行けば打たれるでしょうし。

ストライクを計算できるのがカットボールだけではさすがに。どうにかしようと力む分だけ、すっぽ抜ける球も増えていました。

ただ今回組んだ坂本捕手は、入らないのがわかっていてもどんどん真っ直ぐを要求する印象なんですよね。「大丈夫! 次こそ入るから」みたいなポジティブ性。その結果、どんどん四球でランナーを溜めていく。これが梅野捕手だったら、もう少しネガティブに考慮してカットボールでどうにか凌ぐ算段を編み出した気がします。性格の違いかな。

無論二軍では別格ですからすぐに戻って来るでしょう。私は昨年「藤浪はリリーフで固定すべき」という趣旨の記事を書きましたが、また7回 or 8回のセットアッパーで使ってみては? 

岩貞・岩崎・スアレスの勝ちパターン三枚は安定していますが、ここに藤浪投手が加わればさらに厚みを増します。岡田監督時代の「JFK」並みに盤石なリリーフ陣です。先発はチェンの状態が上向きですし、ルーキーの伊藤将司投手も素晴らしいので当面は問題ないはず。

もちろん私も本音では先発で白星を重ねる藤浪投手を見たい。でもそれよりも何よりも16年振りのチーム優勝が最優先。今年のプロ野球はコロナの影響で延長戦がないゆえ、序盤でリードしていいリリーフを矢継ぎ早に繋いで逃げ切る戦略が決まり易いはず。

まずは1イニング限定。そこから本来の感触を取り戻していきましょう。

そしてシーズン終盤にピークを作り、ソフトバンクとの日本シリーズ(になるかどうかはわからないけど)で先発して勝ち星を挙げて欲しい。「セリーグをなめるなよ」「力負けなんかしてないぞ」という意地を見せてください。藤浪投手はそれをできる数少ないひとりだと信じています。だからこそいまはリリーフで調整するのもアリかなって。



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