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イチ書店員が「週刊ザテレビジョン」の休刊に思うこと

3月1日発売号をもって休刊になりました。

毎月24日頃に出ている「月刊ザテレビジョン」と統合されるみたいです。「ザテレビジョンZoom!!」「ザテレビジョンCOLORS」などのアイドル情報に特化した増刊は継続していくとのこと。

意外でした。

TV番組の情報誌って、実はいまでもけっこう需要があるのです。年末年始にいつもより膨大な数が入ってもほぼ完売します。表紙のアイドル目当てという方もいらっしゃいますが、毎号買ってくれるお客さんの方がずっと多い印象です。

実際どこの店で働いていても「週刊ザテレビジョン」を定期購読している人が必ずいました。発売日の朝に来てくれる常連さんも。ありがたいことです。

休刊といえば↓も。2月28日発売号が最後でした。

こういう記事を見ると、かつて毎号購入していた「ビッグコミックオリジナル」をまた買いたくなります。ストーリーものの連載作品を途中から読むのは大変だけど、けっこう慣れちゃうものですし。

一話完結でいつでも入れる「深夜食堂」や「三丁目の夕日」の存在がありがたいです。説明不要の「釣りバカ日誌」と鉄道オタクでカネや利権に無頓着な政治家が活躍する「テツぼん」も終わってなくてよかった。かつての「週刊少年ジャンプ」では「こち亀」がこれらと同じ役割を担っていたのかもしれない。いまはどうなのでしょうか? 

ちなみに「深夜食堂」は先日最新刊が出ました。

人生にちょっと疲れている。不満っていうほどの不満はないけど、このままでいいのか自分。そんなことを考えがちな方々にオススメです。私自身、そういうタイミングで読み、ほっとひと息つくことが多いので。

考えてみたら、紙の情報誌や漫画誌じたいにそういう要素がありますよね。誰でも気楽に読めて、なおかつ体制を批判するメディアの矜持もうっすら感じ取れる。

続いてほしいから買いに行きます、

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