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ルールは「多種多様」だけど

藤川さん、素晴らしい動画をいつもありがとうございます。

メジャーリーグというと、ピッチャーが故障しないように球数や練習時間を厳しく管理するイメージです。でも選手の意志を尊重する球団もあるみたいで、要は「日本もアメリカも会社によってルールは違う」と。

書店も会社によってルールは異なります。

たとえばレジ時間。某書店のアルバイトは、ほぼレジ専任です。17時~21時の遅番なら、4時間立ちっぱなし。繁忙期だと相当きついです。ちなみに契約社員以上は「連続でレジに入るのは2時間まで」でした。店長や正社員にも少ないとはいえ、一応割り振られています。

別の書店では、社員は原則レジ時間はありません。混雑時の応援のみ。その代わり、アルバイトと契約社員にも「1時間半ルール」がありました。レジに1時間半入ったら、外に出て違う業務をするわけです。発注や返品の権限を持っていない人なら、児童書&コミックのシュリンクや補充分の本を棚に差すなど。あとは店内の巡回と棚整理です。

客注の処理の仕方も会社によって違います。まず専任の客注担当を置く店と置かない店があります。置かないケースだと、入荷連絡は手の空いた人がやるみたいなザックリしたことになります。置く場合でも、発注を完了させるところまでは受けた人がやるパターンと、用紙を作って控えをお客さんに渡したらあとは担当に丸投げするパターンがあります。

ただ基本的には「客注担当はいちばん信用できる人がやる」という店が多い気がします。最もトラブルの発生しやすい業務なので。

私もかつては散々やらかし、よく怒られました(いまも気づかぬところでしくじっているかも)。でもおかげで書店における「気働き」というものを学べた気がします。同僚にすら気を配れぬ者がお客さんを満足させられるのか、と。

ルールは多種多様。でも本当に大事なことは一緒なのかもしれません。

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