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春とヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、学名Lamium purpureum)はヨーロッパ原産の越年草。道端や庭などによく生えている。また、北アメリカや東アジアにも帰化している。wiki

ピンクのあいつはヒメオドリコソウ

花粉の時期も終わり、天気の良い日が多くなってきましたね。

うちの近所には大きな河川敷があり、菜の花が咲き乱れているのが窓から見えます。

たまには良いかと、今日はお弁当を作ってピクニックに出かけました。

気持ちに余裕のある日は、普段何気なく無視してしまうものも沢山目に入ってくるものです。

黄色い頭を擡げた菜の花の軍勢。

足元にはシロツメクサやたんぽぽ、名の知らぬ小さな花々が、青、白、黄色、点々と咲き乱れています。

覚えるのは苦手ですが、花の名を調べるのが好きで、スマホの中には「ハナノナ」というアプリが入っています。

その名の通り、カメラを向ければ花の名前を教えてくれるアプリで、掲げて歩くとなかなか面白いですよ。

そんな雑草たちの中でも、一番のお気に入りが「ヒメオドリコソウ」という植物です。

先日、知人の手伝いで、農園のお手伝いに出かけたときに教えていただきました。

なんでも、春先など、まだ他に花が少ない時期には、ミツバチにとって大事な蜜の補給源となっているそうです。

薄ピンクな頭をもたげて、アンバランスにポヨポヨ揺れながら、あっちこっちに群れをなして咲いている様子がとてもかわいくて、萌えます。

公園や河川敷、田んぼの畦道など、いたるところに生えているので晴れた日は道中目を凝らしてみてください。

オススメ自分だけ食堂

以前、しばらくの間仕事の関係でヘルシンキに住んでいたことがあり、その時の友人にグルテンアレルギーの方がいました。

ニーズに合ったお店を探すというのはなかなか大変で、どこかへ遊びに行くたびに、気づいた頃には空腹でみんなブルー…なんてことも。

初めてのデートでも、子供を連れている方も、似たような経験があるかもしれませんね。

そんな思い出を傍らに、お弁当を片手に外出するようになったいま。

図書館の休憩所でも、公園のベンチでも、腰を下ろす場所さえあればご飯にありつけるという事実に感動しました。

当たり前の事かもしれませんが、これまで独り身の都市生活者だったわたしは、レストランや食堂など、サービスを提供してくれる場所=ご飯の食べられる場所という考えがスタンダードでした。

まさに、固定観念からの開放。ベントウ・レボリューションです。

一緒にいる人のお弁当まであれば、なおよし!
風呂敷をひろげれば、自分だけ食堂の開店です。

オーディエンスに沢山のヒメオドリコソウが揺らぐ中、気持ちの良い春の味を一緒に楽しみましょう。

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