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LEONARDO DA VINCI PARTⅠ

天才=レオナルド・ダ・ヴィンチ

「人間の永遠の願望、それは『この壮大な宇宙の中で自分はどのような存在なのか、理解する知性が欲しい』という願いだ」

レオナルド・ダ・ヴィンチ

誰もが一度は必ず耳にしたことのある名前「レオナルド・ダ・ヴィンチ」

この本は、彼の7200枚に渡る全自筆のノートをもとに彼の人生を描いたものになります。

ここで感想を述べるのは上巻の内容のみですが、それでも読み終わった後、レオナルドダヴィンチという人物の「芸術」「科学」「創造力」これら全ての要素に驚きと関心を抑えられませんでした。(読み終えた後の余韻は過去一番でした)

彼の飽くなき追求心や探究心は私たちの想像を遥かに超えています。

一般的にレオナルドダヴィンチといえば、代表作である「ウィトルウィウス的人体図」「モナリザ」「最後の晩餐」など、芸術家としてのイメージが強いかと思います。
(少なくとも私はそうでした!)

ですが、彼は驚くほどの「完璧主義者」で、芸術に関わるすべてのものを追求し続けました。
肖像画を描く際の「人間の筋肉の動き」「神経」「躍動感」「精神面」「光と影」「立体感」「空間」など、これらの構造をすべて理解し表現できてこそ、一つの完璧なる「芸術」が生まれると考えています。

そのために彼は、「芸術」分野だけでなく、「解剖学」「数学」「科学」この世の全ての仕組みを理解すべく研究や勉学に励んでいました。

しかし、これらを理解したからといって、彼ほどの絶大な影響を持つ作品は生まれません。

彼には優れた力がありました。
「創造力」です。

彼のこの天才的な創造力が全ての分野において力を発揮し、名作を作り上げてきました。

それだけではありません。彼は「人柄もよく」「顔立ちも良い」とされています。
もはや言葉が出ません、、、

この天才がどのように育ち、どのようにこの世の中の事象を捉えてきたのかはものすごく勉強になります。特に「なぜ」を常に求め「完璧」を求めるその姿勢は現代でいう「コンサルタント」に少し当てはまると思います。

この本の感想はすごく長くなってしまいますが、それだけ衝撃的な本なんです!

最後に、初めの方で述べた通り、7200枚以上の自筆ノートを基に書かれていますが、そこには「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が関わってきた作品、または作り上げた作品を取り上げ、その作品の中から見て取れる彼の思考や行動も描かれています。

美術品を見るのが好きな人はすごく楽しめると思います!(もちろんそうでない人も)

ぜひ読んでみることをお勧めします。

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