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【子育て】 学校に行きたくない息子を尊重するために、自分と向き合った


子どもが「学校に行きたくない」と言ってきた今週の月曜日。

最近あった席替えだったのか、それともあの出来事のあれかこれかと、いろいろと想像してしまいました。が、根本的な部分はもう4月から感じていたように思います。

いずれこういう時が来るかもしれないなぁと予想はしていたので、あぁやはりかという気持ちと。やはりいざその時が来てみると、「不安」と「動揺」を感じました。「この先どうなるのだろう」とか「ずっと行き続けなかったらどうしよう」とか。でもそれも子どもの人生のひとつの選択かと思いつつも、それがいざ目の前にくると、一瞬、親としておたおたするものです。


▼自らの選択で行く場所

学校は「行かせる場所」ではなく、自らが選択し「行く場所」である。私はそう思っています。

息子の気持ちを聞き、今週はほぼ毎日短時間になりますが対話を重ねました。行きたくない理由、心のなかで思っていること。1年生なのでそれをすべて言語化できるわけではありませんが、子どもの伝えてくるひとつひとつの言葉を受け止めました。

息子が見ている景色を一緒に眺めてみようとする。すべては分からない、けれども出来ることをする。一つわかったことは、幼稚園のころとはやはり違う、内面の精神的な成長が進んでいることもこれをきっかけに感じました。

視野を広く持つ

また、学校の担任先生と支援コーディネーターの先生、それぞれと電話してクラス全体の様子やこれまでの子どもの様子を聞きながら、なぜ子どもが学校へ行きたがらないのか、少しずつ状況が見えてきました。
担任の先生に相談すること、また立ち位置の違うコーディネーターの先生の声も聞くことで、出来事を広く捉えることができたのは大きかったです。思い切って相談してみてよかったと思いました。


いろんな人と一緒に考える

夫婦だけでもやもや考えるよりも、どんどん人に頼るって大事だと思いました。信頼できる人に相談してみる。それは先生以外にも、仲良くしている友人、子どもが仲良くなったお友達のお母さん。いろんな人の声を聞きながら、また自分も話しながら気持ちの整理をさせてもらいました。また同じクラスのお母さんからの声も、私にとって力となり励みとなりました。いろんな人と一緒に考えてみるのも視野が広がるきっかけになりました。


▼問題ではなく「機会」と捉える

どこからその問題を見ようとしているのか

出来事すべてから学びもあるし、親子で成長の機会をもらっています。物事をどこから見ようとするのかってすごく大事だということ。

ほかにもこれを機にまた、夫婦で子育てのことを話すきっかけをもらえたし、先生とコミュニケーションをとる機会をもらえているし、学校に行く機会が増えて学校の様子を知ることが増えました。これもその出来事があるからこそ、今与えれている一つの恵みなのだと思います。




子どもの「学校行かない」の選択に、改めて私も考えさせられることも多かった1週間でした。以下はわたしが感じたことを少しアウトプットさせてください。

▼安心して自分を出せる

自分の命が輝ける場所を、子どもは知っている!

タイトル通り、安心して自分を出せるってすごく大事だと思うんです。私は子どもの頃いつも緊張して自分らしく振る舞えなかったんです。学校でいつも怒られるのではないかとビクビクしていた記憶があります。

「こういうこと大事だよね」と思ったこと

  • 安心して自分らしくいられる場所かどうか

  • 自分らしく振る舞えるかどうか

  • 自分らしく生きれるかどうか

  • 子どもから見て信頼できる大人がいること

  • 自分を認めてくれる周りの大人の存在

  • 人と人「対等性」を持って接する大人の存在


「親が子どもにしてやれるのは、そのままの存在を認めて、そのままでいいと伝えること」しかない。それが伝われば、子どもはきっと自信を持つし、自分の存在を自分で認められるようになる。そして、子どもの選択を親も信じ、基本子どもの判断に任せればいいと私は思っています。

「りえについて行くことに決めたの!」

これは私が大人になってから聞いた話ですが、わたしが子どものころに母親は「あなたについて行くことに決めた」その母親の決断が、親子関係を、わたしの人生を大きく動かしました。
母から「今振り返って思うけど、やっぱりそれが一番正しかったし、それが一番よかったと思う。子どもの感覚は間違っていないとおもう」と母は言いました。子どもの判断を信じ任せる。子どもは、自分で自分の人生を創っていけるのだから。


▼良い大人に会わせる

いろんな生き方が、人生が、あるよ!

何をもって良いかという基準は人それぞれだと思います。これはあくまでもわたし個人が感じていることです。私とご縁あって出会っている大人たちは、本当にいい大人たちです。みんなに感謝。

  • すぐに口を出さずに見守ってくれる人(待てる大人)

  • 子どもの声に耳を傾けてくれる人(聴ける大人)

  • 子どもと対等に、人として接してくれている人(一人の人として尊重できる大人)

  • いいところを見つけて褒めてくれる人(良いところ見つけ言葉にする大人)

子どもにも「こういう大人がいるんだよ〜!」「こういう生き方もあるんだよ〜!」っていうことを伝えたいなと子どもが生まれてからずっと思っています。今はまだ早いですが、いつか必ず出会わせたいと思っています。そのことをさらりとですが伝えたら「ぼくも会いたい!」と言ってくれました。


今、会えるいい大人たち

 そういう大人たちのいる元へ、私も子どもを連れて出かけていきます。
そういう環境のなかにいると、子どもってすごくのびのびしていますね。発想も豊かで、あれこれ挑戦したくなるし、自分のしたいことをやりたいことを思いっきりやっている。子どもの表情がいいんですよね。


▼自分で決める

この人生の主人公は、わたしだ!ぼくだ!

どんな人生を歩むかも、自分で決める
何に、誰に、影響を受けるかも自分で決める
自分で選択する、自分の人生だから

私の人生ではない、子どもの人生

これから長く続いてゆく人生のなかで
その時出会う人、出会うこと、出会うもの
すべてベストで、良いタイミング。



仕事をしていると、どうしても仕事の予定が先にあると、なんとかするけど出来たら行ってもらいたいなぁという、無意識的に子供に「圧」をかけてしまいます。最も優先すべき「子ども」を優先すること。当たり前だけど大事なこと。そのことに気付かされました。

noteを綴りながら、自分の気持ちの整理にもつながりました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!





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