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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】「この会社ムリ」と思いながら辞められないあなたへ(著:井上智介)(その1~はじめに)

*自分もただいまメンタル不調をかかえています。
メンタルが不調のときは長い文章が読みづらいです。
そのため、メンタル不調の方が少しでもヒントとなるような書籍をゆるっと短くまとめています。

【どんな人に向けて書かれた本なのか】
・この本は「厳しい労働条件」や「威圧的な態度の上司や先輩」、「 デリケートな人間関係」などで、「この会社無理」と思いながらも「収入がなくなるのが心配」「 転職先がない」「状況が変わるという確証が持てない」と、辞めた後の不安でいっぱいになってしまって、身動きが取れなくなった人に向けて書かれた本。
・「今すぐでも会社を辞めたい」という人から「いずれは退職するかもしれないけど今は会社との付き合い方を知っておきたい」という人まで、幅広く読んでほしい。

【なぜ人は仕事を辞めづらいのか】
・人間は集団に所属することで 、孤独や孤立を感じたくないという欲求を持っている。仕事を辞めるとは、その欲求を満たすことができなくなるので、大きな不安を感じてしまう。
・そのため 明らかに体調不良が続いていても簡単に決断することはできなくなってしまう。 しかし 会社を辞める 危険な状況から逃げる という判断が遅れることによって大きな心の傷を負ってしまう人は私のクリニックでもたくさん見てきた。

【体調不良の社員に対する会社の本音】
・労働条件が厳しく従業員は大切しないにしない会社はもちろん 、アットホームで仕事上での助け合いができる会社であっても、残念ながら あなたの体までは助けてくれない。
どちらかといえば 、アットホームな会社ほど 同調圧力が大きく、 それに従えない人はどんどん 排除される息苦しい環境という傾向がある。
・体調が悪いなら直してきてね。 もし 会社に利益をもたらす体調じゃないなら、うちには置いていけない。「お大事に。」というのが会社という場所。
あなたはどんな会社にいても、自分を助けられるのは自分しかいない。
・自分で自分の身を守るために、今一度あなたの状況を正しく見直してほしい。 その上で 医師の診断を受ける休職する、 そして退職する、あなたの幸せのために。

【私の感想】
アットホームな会社ほど、同調圧力が大きいんですね。いっけん、アットホームな会社は働きやすそうですが、自分が同調圧力に侵されていないかを確かめるのも大切そうです。
「どんな会社にいても、自分を助けられるのは自分しかいない」
まさに、これに尽きると思います。
私は同調圧力や自分を守れなかったことで、長期間の休職をしてもなかなか体調が安定しないでいます。もっと早く自分を守れれば…と思いました。
まさに、この会社ムリだなと思いつつ、復職するか退職するかで私は悩んでいます。
この書籍では、これから、具体的に「この会社ムリ!」と思っている方へのアドバイスが続きます。
今後の仕事について、私の考えがまとまればいいのですが…。

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