【LIFEのノーブルノート】新生活のせいにして文房具の沼にハマってしまう。
新生活が始まってドタバタしており、久しぶりのnote投稿です。
4月、新生活、新しくスタートする、そんな「節目」の日がやってくるとある現象が起きる。
それは、財布の紐ユルユル問題である!
新しい人生の節目の記念に!
心改めるためのNewグッズを!
テキトーな理由をつけてバカスカいろんなものを買ってしまっている。初任給で賄えるのか。
そして私がとうとう手を出してしまったのが、LIFEのノーブルノートである。
▶1:LIFEのノートの恐ろしさ
LIFEといえば、クラシックで大人っぽいデザインの表紙がついているアレだ。文房具コーナーで、見るからにオシャレなノートやメモ帳を発見する度に、「LIFE」の文字が目に入る。
ただ、驚くのはオシャレさだけでない。値段だ。
A4のノートだと1500円以上するのだ。
今まで使っていた何でもないノートなら、5冊入って300円くらいで買える。1500円もあれば、美味しいランチが食べられるぞ。そう思うと、なかなか手が出せない。
しかも、例え買ったとして何に使うんだ?
1500円以上出して買ったとして、それに見合う使い方をしないと何だか勿体ない。数ページ書いて結局放置、なんてことになってはイケナイのだ。
むしろこの使い道の選定が一番の壁かもしれない。
だから私はオシャレだな〜というだけの安易な気持ちで、この一流品を買う勇気は無かった。
▶2:都合のいい運命
しかし、現実的な買い物しかできない私に訪れたのは、例の「新生活による財布の紐ユルユル問題」である。
何かにつけては、記念などと言って形に残る「良いもの」を買う数ヶ月。
そこで私は偶然にもLIFEのノーブルノートと目が合ってしまった。たった一冊、ポツンと棚に置いてあって、これはもう買うしかない、誰かに取られる前に!と、都合のいい運命を感じた。
A5の方眼ノートだ。
オレンジの強いレンガのような赤の表紙、990円+税。
A4の1500円超のノートじゃないぞ!という話だが、棚に残っていたのがコイツだけだった。運命は始まっていたのだ!
(とか言って、実際にA4があっても手は出せない気がする)
買っただけでだいぶ満足してしまって、幸福感とアドレナリンでかなりハイになってしまった。
でも、使い道はきちんと考えて買う脳はあった。
ついこの間のアメトークで、パンサー向井がエピソードを詰め込んだネタ帳を持ち歩いている、という話があった。それを聞いて、私もネタ帳を作りたい!と思ったところだったのだ。(芸人でもないのに)
この麗しきノーブルノートに、私の周りにいる大好きな人間達の面白エピソードを書くぞ!と鼻息を荒らげた。
▶3:一流には一流を
そんなこんなで、ノーブルノートを手に入れ、使い道・書くことは決まっているという状態なのに、新たな問題が発生する。
何で書くか、だ。
せっかく買った一流品に、小学生から使っているグリップがぐにゅぐにゅになったシャーペンで書いていいのか?
クリーム色の紙に、シャーペンの薄い色って相性悪くないか?
考えれば考えるほど、書き出せなくなってしまった。
しかし答えはすぐに出た。
そうだ!万年筆で書こう!めっちゃそれっぽいぜ!
中学時代に万年筆やガラスペンに一瞬足を踏み入れた過去があるので、引き出しに眠っているそれを久しぶりに取り出した。
当時は上手く書けなくてすぐ挫折したが、今なら使いこなせるかもしれない。
しかし、当たり前だが、10年も経っているであろう万年筆からインクは出ることはなく、カートリッジを見てみると空っぽ。
ペン先もインクでガッチリ汚れている。
万年筆のカートリッジを早急に手に入れたい。
コンビニには売っていないし、近所のスーパーにもない。
手元にノートはある、書きたいこともある、でも書けない。悔しい。
ボールペンの替芯はどこにでも置いてあるのに、なぜ万年筆の替芯は置いていないのか。万年筆ユーザーに優しい世界になってくれよ!と、まだユーザーでもないのに世の中に訴えてしまう。
次の日、まだ慣れない研修後、直帰で東急ハンズへ。
東急ハンズでは名探偵コナン推し推しコーナーと、万年筆推し推しコーナーがあって、それはもう感激した。ありがとう東急ハンズ。
万年筆のカートリッジは5本で700円くらいだった。
ペン5本分で700円か!安いな!と思ったが、今冷静になれば100円もしないでペン1本が買える時代だった。
もうとにかく金銭感覚がバグってきている。
万年筆のインクはブルーブラックって決まっている、大人の嗜みだと誰かが言っていた。
買ったばかりなのに、箱の折り目が擦れていることから、長年東急ハンズで保管されていたことが分かる。やっぱり万年筆のカートリッジはあまり売れないのか。
さぁ、やっと書けるぞ!と思ったのだが、ペン先がとんでもないことになっているのを忘れていた。
帰宅後、コップに水を溜め、ペン先を付けたらあら大変。とめどなく流れ出る青い汁。
カートリッジも繋がっていないただのペン先なのに。きっと固まってしまったインクが、どこかに隠れているのだろう。
青い汁が出なくなるまで一時間もかかってしまった。
良いものを使うなら、それなりの手入れも必要なんだった。
10年も放置してしまった万年筆に申し訳無い気持ちになる。
そうして、綺麗に蘇った万年筆に新しいカートリッジをカチッとはめて、ようやく書けるようになった頃には、力尽きて寝てしまった。
新生活、やっぱり疲れている。
次の日、やっとのことでノーブルノートに万年筆で文字を書いた時の書き心地といったらない。
万年筆ってこんなに書きやすかったんだ!とビックリしてしまうくらい気持ちが良い。
これだけ一生懸命に大切に使い始めたものは、やっぱり思い入れが強い。
きっと大切にすることだろう。
▶まとめ
LIFEのノーブルノートを買ったことで、10年放置した万年筆を復活させることができた。
良いものを使うことで、ものを大切にしたり、いつもよりも気分がちょっとだけ上がったりする。
これこそまさにQOLぶち上げ。
こんな背伸びしたような、オシャレな大人になったような、気持ち良い気分が味わえるなら、安い買い物なんじゃないか。
そんなノリで、財布の紐ユルユル問題を片付けられるほど、素敵な気持ちになれました。
🌈最後までお読みいただきありがとうございます
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