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性的指向を犬派猫派、性自認を血液型として考えてみる。

どうも、人間愛好家のブー吉です。

今日は、
LGBTとかセクシャルマイノリティとかよく分かんないよ〜」という友人のA君に、私のセクシュアルをどう説明したか、というお話。


▶性的指向と性自認とは?

A君「いろいろな言葉がありすぎて分からない。Tのトランスジェンダーもよく分からないのに、QとかAとか増えているよね」

そもそも用語が覚えられないという壁。
聞いたことの無い”カタカナ語”はハードルを感じてしまう、というのは共感する。私も映画が好きなのに、ハリウッドスターの名前をしょっちゅう忘れる。
ましてや、セクシュアルマイノリティの呼称という、自分が属していない特徴を覚えるとなると、関心も薄れてしまうだろう。


私「覚えなくても良いよ!その代わり、性的指向性自認だけ覚えれば大丈夫!
性的指向好きになる性性自認心の性
じゃあA君は?」

A君「好きになるのは女性で、性自認は男だね」

私「そう。実はセクシャルマイノリティの考え方ってこれを考えれば良いんだよ。
例えば、レズビアンは性的指向が女性で、性自認も女性ということになるよね。これなら用語を覚えなくても、どういう人か分かるでしょう!」


これでA君の疑問解消!かと思いきや、
彼の疑問はもっと深いところにあった。


A君「なんで性的指向が人によって違うんだろうね」


これは……難しい質問だった。
でも、A君からしたら当たり前に疑問に思うポイントでもある。A君は男性で、女性が好きなのだから、同じ男性でも男性が好きという人がいたら、どうしてか?と思うだろう。


▶性的指向は「犬派 猫派」

私「A君って犬派猫派?」

A君「え、急に? 圧倒的猫派」

私「私は動物大好きだからどっちも派」

A君「確かにブー吉(私)は動物好きだよね」

私「どう?今の会話、違和感あった?」


そう。実はこれはそのまんま、性的指向の話だ
犬派という人もいれば、猫派という人もいるし、動物好きだからどっちも好き!という人、別にどっちも好きじゃない人、前まで犬派だったけど猫派になった人。
その犬猫が、男女だとしても同じこと。


私「好みって人それぞれだし、決まっていることじゃないよね?それだけのことだよ!」

A君「ブー吉は、犬も猫も両方好きなのと一緒で、男女両方が好きなんだね」

私「そういうことです!」


そして、A君にもう1つこんなことを聞いてみた。

▶性自認は「血液型」

私「A君って血液型何型?」

A君「AB型」

私「うわ〜!A君は変わってるもんね、AB型っぽい!
A君の好奇心旺盛なところもAB型だからか!
絵が上手いのも納得!だってAB型だもんね!
……って言われてどんな気持ち?」

A君「なんかビミョーな気持ち。
性格とか特技とAB型は関係なくね?って思った」


これは、あくまで私の考えだけれども、
性別は血液型みたいなものかもしれないと思う。

よく、A型だから真面目、O型だからおおらか、なんて言うことがある。でも、血液型1つで、その人自身の性格や特徴を決めつけられるほどのものとは思わない。

会話中に「AB型だから君は〜だね」と何かにつけて言われたら、ちょっと違和感を覚えませんか?

これは「男性/女性だから〜だね」も同じことだ。

血液型占いに対して、「全人類を4つに分類して当てはめるってそんなん無理だろ!」と、占いを信じない人に何人もあったことがある。
それは、性別に対して、「全人類を2つに分類して当てはめるってそんなん無理だろ!」でもあると私は思う。


では、1度は聞いたことあるであろう「O型の人は蚊に刺されやすい」という、この言葉はどうだろう。あまり気にならないのではないだろうか。
これは、血液型に由来する分泌物質の違いによって起こると論文で発表されていて、科学的根拠があるからかもしれない。でも、100%ではないしO型で刺されにくい人もいる。

「(体が)女性は、生理前にイライラしやすい」という言葉も、ホルモンの関係だものね、と納得する人が多いだろう。でも、全く症状が出ない女性もいる。

血液型も性別も、科学的根拠で分類された時に、納得できる人もいれば、やっぱりそれでも分類できないという意見の人もいる。

社会的に見なされるO型(=おおらかな性格で蚊にさされやすい人)として生きていくんだ!という自認が、肯定できる人もいれば、できない人もいて、はたまた興味関心すらない人もいる。
社会的に見なされる男性/女性として生きていくんだ!という自認も同じこと。


▶結論:その人はその人!

私「要はその人はその人ってことだよね。
考え方も感じ方も違うし。だから、性的指向や性自認は違って当たり前だと思うんだ。」

A君「確かに決めつけるのは良くないね」

私「私は、性的指向は男女どちらも好きになるし、性自認は男でもあり女でもあり特定してないんだ」

A君「それがブー吉なんだね」


私がA君に理解してもらいたかったことは、まさにそういうことだ。
私はセクシュアルマイノリティである前に、ブー吉という人間だ。

そのままのブー吉という人間として見てもらえれば良いのだ。

犬が好きか猫が好きか。血液型は何型なのか。
どの答えであっても、その人には変わりない。

そうやって、
その人自身を受け容れていくことが、多様化の大切なポイントだ。


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