見出し画像

「承認」(アクノレッジ)が人を動かす―コーチングのプロが教える相手を認め、行動変容をもたらす技術ー

クリニックの職員研修に
携わることになったきっかけは、
「職員研修・個人面談を梅澤さんにやって欲しい。」
というDrからの無茶ぶりが
はじまりでした^_^

”すごいこと云ってくるな~”と思いつつ、
ワクワク^_^したのを覚えています。

そこから、見聞きして
感覚的に感じていることを
知識として腹落ちさせるため、
研修に関係する本も
読む様になりました。

今回はコチラの本。


著者:鈴木義幸
発行所:ディスカヴァー・トゥエンティワン


■    目次

はじめに
PROLOGUE 田中課長の憂鬱
LESSON1 人を動かすアクノレッジメント
LESSON2 認めること、ほめること
LESSON3 たった一言で気持ちは伝わる
LESSON4 人によって接し方はさまざま
LESSON5 相手にあったコミュニケーションを選ぶ
LESSON6 変わる時代と、変わらない本質
EPILOGUE アクノレッジメントで何が変わったのか

■    アクノレッジメントとは

アクノレッジメント(acknowledgement)とは、
「私はあなたの存在をそこに認めている」ということを伝える
すべての行為、言葉のこと。

引用:「承認アクノレッジ」が人を動かす>表紙裏から抜粋

この定義を読んで、
最初に思ったのは、
“普段何気なくしている挨拶って、
実は、相手の存在を認めていることだったのね~“と。

次に思い出されたのは、
挨拶の出来ない人のこと^_^

我家にはセキセイインコがいます。

朝起きて、インコに
「おはよう。」と挨拶すると、
「おはよう。」とインコ語で応えてくれます^_^

だからこそ、
挨拶出来ない人のことが
思い出されました(笑)

この本を読んで、理解できたのは、
他人に挨拶しないというのは、
自分以外の存在を認めていないから。

なるほどね~、
とても合点がいく話です。

そりゃ孤立します^_^

■ 面白かったこと

ちょうどこの本を読んでいるとき、
銀行に行き、行員さんと
やりとりをする必要性がでてきました。

当日のスケジュールがよめず、
予約をしないで出向くことに。

その支店は、
行員さんに用件を伝えてからでないと、
順番待ちシステムの“券”が
発行されない仕組み。

用件を伝えて、
席について待っていても
一向に“券”が発行されない。

その間に予約してきた人に対しては
対応している。

ここは予約してくる人を優先するのは
理解しているので、受け入れる。

ただ、15分経過したので、
モノ申す^_^。

そして、実感する。

一度は対応されたのに、
そのまま放置されると
自分が認識されているのかいないのか不安が増すし、
イラつきが増幅する。

ああ、これね、
人は認められていないとわかると
こんな感じになるのね~(*’ω’*)

そこからは、
自分のイラつき具合と
待たされる時間を比較し、
観察することに注力したので、
ちょっと面白くなりました^_^

■  こんな方にお薦め

本の帯に書かれている、
“人間関係が変わるコミュニケーション”
というのもありますが、
“自分を取り巻く人間関係を見つめ直す本”
といった捉え方も出来る本です。

一番わかりやすいのは、LESSON5の
相手にあったコミュニケーションを選ぶ。

この章を読むときは
自分の周囲の人間関係を思い浮かべながら、
読み進めていくと面白いです。

コーチングでは、
思考のパターンと外界との関わり方で
人のタイプを4つにわけているそうです。

自分の周囲を見渡し、
ちょっと苦手意識がある人を思い浮かべながら、
タイプ別の対応を頭の中でシュミレーションしてみると、
もしかしたら苦手意識が若干減るかも??

あと、そもそも苦手意識のある人に対して、
自分はその人を認めているのか、
リスペクトしているのか、
そこから自問自答できます^_^

自分が他人に対して
どんな距離感でいるのか等。

この本は、
相手に対して行動変容を促す様な
ヒントがちりばめられている本でもあり、
自分の周囲の人間関係を、自分自身で
見つめ直すことが出来る本でもあります。

人間関係はどこに行っても
幾つになってもついてまわってくるので、
どなたが読んでも、何かしら自分の中で
腹落ちする箇所があるはずです。

皆さんにお薦めします。

以上


この記事が参加している募集

医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。