見出し画像

昭和特撮参観日


母親「たけし~~!ちゃんと答えないと
   今夜の晩飯抜きにするよ!」

先生「お母さん、やめて下さい!」


教室中  ”アハハハハハ!”(大爆笑)


たけし「もう~~!母ちゃんやめてくれよなー!
    恥ずかしいじゃねえかよ~~!」

教室中が、
お母さんたちのお化粧の匂いで、
充満してたあの日。

弟や妹がいたので、いつも親が
来るのが遅くて、寂しい思いをしてたあの日。

いつもジャージ姿の先生が、
着なれないスーツを着て、
日頃呼んだ事ないのに、〇〇クン!
なんて、不自然に感じたあの日。

好きな女の子のお母さんを見て、
将来あの人を、”お義母さん”って呼ぶのか
と、なんか未来が明るくみえたあの日。(私だけか?)

参観日。今は、親となって子どもの成長を、
見に行く側になったあなたも。
未だ、独り身のあなたも。(私の事かしら?)

特別な一日だったあの日。
そんな参観日が、
「ある昭和特撮番組」にありました。

今回、素敵な皆様にお届けしますのは、

「昭和特撮参観日」

よろしかったら、最後まで私とご一緒下さい。
奥様、お手をどうぞ。



「ある昭和特撮番組とは?」




前置きが、いつもより
長くなってしまった事を、
まずは、お忙しい皆様に、
お詫びいたします。

早速、本題に入りましょう。

有名な話なので、
昭和特撮好きな、
あなたには、すぐに、
わかってしまったかもしれません。
ご名答。


その昭和特撮番組とは、

「太陽戦隊サンバルカン」(1981~1982)

スーパー戦隊シリーズ第5作目
男性3人のみという、異色作。

赤:バルイーグル
  (初代:大鷲隆介 2代目:飛羽高之)

青:バルシャーク (鮫島欣也)

黄:バルパンサー (豹 朝夫)

敵:「機械帝国ブラックマグマ」
 ボス:ヘルサターン総統

ご存じない方も、大雑把に
これだけ覚えて頂けたら、大丈夫です。


このサンバルカンの中で、
実の親子共演という
まさに、
参観日のような回があったのを、
皆さん、ご存知でしょうか?

さあ、これからお届けしますのは、

1981年10月31日放送

第38話 「豹 朝夫のおやじ殿」

早速、ご覧頂きましょう。


Aパート


さあ、始まりました。
こちらは、
高級レストランでしょうか。

坊主頭に、メガネをかけた
スーツ姿の大柄の男性が、
豪快にステーキを、頬張るシーンから、
このお話は、幕を開けます。

この男性こそ、
昭和世代には、
すっかりお馴染み。

「小林亜星」
(1932~2021)

作詞家・作曲家・俳優・タレント

「寺内貫太郎一家」というドラマで、
ガンコな親父役を演じ
親父のイメージがピッタリな亜星さんです。

実は、
バルパンサーこと、
豹 朝夫役
小林朝夫さんの、実のお父さんなんです!

息子の参観日を前に、
軽く腹ごしらえなんでしょうか。

ん?そんな亜星さんが、
何やら様子が変ですね・・・・
ああ~~。どうやら、
財布が無いみたいですね。

お店の方が、異変を感じたのか、
亜星さんの隣にやってきて、
色々やりとりしてますが・・・
亜星さん、名刺を取り出しましたね。


三川町町長
   
豹  朝太郎


当たり前ですが、
こんな物では、
お話になりません。
お店の方も、表情が硬い。
しかし、名前が、

「豹 朝太郎」

と判明いたしました。
ん?豹といえば・・・・

朝太郎さんに、動きがありましたね。
息子が、レンジャーにいるとかで、
電話してますが・・・・

どうやら、辞めた後のようで・・・
困りましたね。凄く困ってますね。
どうするんでしょうか?

ああっと、朝太郎さんの
困ったポーズで、
タイトルが、出ます。

場面変わって、
「スナックサファリ」ですね。

朝太郎さん、
あの後どうしたんでしょうかw
気になる所では、ありますが。
ご存知ない方の為にですが、
このスナックサファリ。

喫茶店をイメージして頂くと
よろしいかも、しれません。

岸田森演じる、嵐山長官が、
普段、世を忍ぶ仮の姿で、
こちらで、マスターをやっています。

従業員は、娘の嵐山美佐。
そして、最近見習いとして、
「ずうとるび」のというより、
後に、座布団運びを受け継ぐ
山田隆夫演じる、矢沢助八が
働いております。

どうやら、
サンバルカンのメンバーと
更には、子どもたちと、
つかの間の、休息でしょうか。

竹とんぼで、
子どもたちと遊ぶ、マスター。
女の子が、飛ばした竹とんぼが・・・

あっと、入り口のドアが開いて・・・

”バシッ!”


あああ~~・・・・
朝太郎さんに、当たりました。
レストランの支払いは、
解決したようですね。

朝夫「おやじ殿!」

どうやら豹家では、
おやじ殿と、
父親の事を、呼ぶみたいですね。

恐らく、レンジャー部隊に
入ってると思って、
上京したら、辞めていたので
怒ってるみたいですね。

ああ~、凄い剣幕で
息子を捕まえる朝太郎。
もめてますねー。

ここで、皆様に一つ。
サンバルカンには、
親兄弟と言えど、その秘密を
漏らす事は、許されない。

という事なので、暴れるおやじ殿に
真実を言えない、つらい息子なのです。

一悶着あって、助八(山田隆夫)が、
作ったまずいカレーを食べて、

朝太郎「よし!俺が叩き込んでやる!」

と、謎展開になりましてw
何故か、コック姿になって
カウンターに立ち、助八を指導する
よくわからない展開に、なるのでありました。


とりあず息子さんの件は、
棚上げと言った所でしょうか?
店内には、朝太郎と助八の2人きり。
息子より助八との方が、
良さそうな感じですが。

ここで助八が、出前ですね。
朝太郎一人きりになっていますが、
これ、お店の人も
朝太郎だけにしていいんでしょうかw

全然知らない人が来て、
そこの店主と言われても、
違和感のない貫禄です。

ん?ちょっと待ってください。
誰か来ましたね。
女の人が一人ですが・・・。

あ!この女性は、
敵の幹部で、
アマゾンキラーが、変装して来店です。
何か朝太郎と、会話をしてますが・・・

探偵を名乗ってますね。
アマゾンキラー。
ふむふむ、
朝夫のガールフレンドから
頼まれたそうで、


朝太郎「私は、朝夫の父です。」


アマ「お父様でしたか。
   サンバルカンは、
   世界征服を企む
   悪の秘密結社です。

   サンバルカンから足を洗うように。」


そう告げると、
店内から出るアマゾンキラー。
ある事、ない事、
朝太郎に吹き込んでいきました。

朝太郎の怒りは、
沸点に達してしまったようです。


朝夫「ああ~~腹減った。何か作った?」


なんと、タイミング悪く
サンバルカン達が、
裏口から御帰還です。
朝夫が、椅子に座ります。


朝太郎が、動いた~~~~!!
背後から、座る朝夫の首を掴みます。


朝太郎「帰るぞ!!!」

朝夫「何処に?」

息子を、立ち上がらせると~~。

朝太郎「このバッカモ~~ン!」


”ガ~~~~~ン!”


朝太郎が、背後から朝夫めがけて
天龍源一郎ばりの、
背後から
ラリアット~~~~~!!

ちょっと、
張り手にも見えましたが、
まあ、いいでしょう。
強烈なおやじ殿の
先制攻撃であります。

朝夫「何すんだよ~~!」

朝太郎「田舎に帰るぞ!!」

もめております。
パンサーお役御免か。
長官は、
アマゾンキラーが置いていった
名刺をみつけ、
事情が呑み込めたようです。

朝太郎「行こう!なっ。行こう!」


朝夫の視線が、長官に。
長官も、苦しい。
どうするんでしょうか。
朝太郎止まりません!ヒートアップ。


OK!OKサインが出ました!

長官が、OKサインを出しました~~~!!

朝夫「じゃあ、はっきり言うよ!

   実は俺、

   太陽戦隊員の隊員なんだ!

朝太郎「太陽戦隊だとお?」

朝夫「そう、サンバルカンだよ!

   おやじ殿。

   サンバルカンは、
   正義の味方なんだ!」


朝太郎「お前がか!」


朝夫「息子の言う事が、
   信用できないっていうのかよ!

   よし!

   男同士、
   裸になって話し合おうじゃないか!」


お若い方には、ちょっと、
意味不明なのかもしれませんが、
昭和ドラマというのは、
結構、お風呂で
裸になって話し合おうという感じで、
お風呂で絆を深め合うのでした。

(場面変わり、銭湯で裸で語り合う親子)

朝夫「本当なんだよ。
   俺、バルパンサーなんだよ!」

おやじ殿を洗い、説得する朝夫。

(湯舟につかる2人。
 朝太郎が入ると、お湯が多くこぼれる。)

朝夫「おやじ殿!
 
   俺の目を見てくれ!

   神に誓って

   やましい事は、していない!

   俺を信じて欲しい!」


 ここでは、別な話なので避けますが。
 この言葉が、本当にこの親子に
 必要になるのは、もっと後年に
 なるのですが・・・。

 今見ると、この朝夫さんのセリフは、
 脚本を越えたセリフと、
 言えるような気がします。

その後、親子は瞳で熱く語り合います。

息子の熱い説得に、父は納得し
飛騨に帰る事になった。(ナレーションより)

(場面変わって、タクシーの中
 スーツの朝太郎が、バックを持ち
 周りをキョロキョロみる。)

なんだか、異変を感じてますが・・・
ああ~~~!!
運転手がアマゾンキラーでした。
どうなっちゃうの?
という所で、Aパート終了です。


Bパート


新幹線を見送り、
すっかりおやじ殿が帰郷したと、
思ってるサンバルカンですが・・。

変身したままの、バルパンサー。
そこに車に乗った
アマソンキラーが接触。
おやじ殿の上着を渡す事で、
誘拐された事を悟るパンサー。

アマ「母一人、子一人なんだろ?
   豹 朝夫に戻りなさい!」

取調室の刑事さんのような、
泣き落とし作戦で、
パンサーは、朝夫に戻ります。

バイクに乗って、アマゾンキラーに同行。
やたらバイクから、排気ガスを出す
迷惑な行為をしてるかと思ったら、

ナレーションで、
サンバルカンにしか
分からないSOSで、
他のメンバーに知らせる

との事で、しっかり他の2人に
伝わってるそうです。


廃工場のような所へゆくと、
トーテムポールモンガーをはじめ
敵の幹部と戦闘員たちが、
待ち構えているのでした。

ちなみに、サンバルカンでは、
〇〇モンガーと、呼ばれる怪人が毎回出て
「もんがー!」と叫ぶのが、お約束です。

私もこの頃、子どもだったのですが、
何故か一時期、トーテムポール
流行ったような記憶がありますので、
その影響じゃないかと、思います。(適当)

椅子に座らせられ、
縛られてる朝太郎。
とんだ参観日となってしまいました。

変身しないまま、
敵の怪人たちと戦う朝夫。
やはり、変身しないと大苦戦。
息子のピンチに、いてもたっても
いられない、おやじ殿なのであります。


朝太郎「朝夫~~~!」

”ブチッブチッ!”


役の名前も、
本当の名前も同じなので、
演技を越えた演技でしょうか。
なんと、おやじ殿が
自らロープをぶち切って、
息子の救出に向かいます!!


さすが、寺内貫太郎!
変身しなくても、強い強い!
そうです、天下の小林亜星を
呼んでおいて、縛られたまま
終わるわけには、いきません!

戦闘員を肩に担ぐと、旋回する亜星さん!
そうです、かの往年のプロレスラー
”人間台風”の異名を持つ、
ドンレオジョナサンの得意とする

エアプレーンスピンを、
いとも簡単にやってのけるとは、
さすが、我らの小林亜星であります!

もう、朝太郎でも、亜星さんでも
そんな小さい事は、どうでもいいのです!
小林亜星という、大きな巨星の前では、
そんな些細な事は、
もはやどうでもいいのです!

機械兵士を、ぶんなげる大活躍で
もう、誰にも止められません!

朝太郎「朝夫!」

朝夫「おやじ殿!」


映像の中とはいえ、
この親子の愛が、
存在する証拠を
目撃している現代の我々には、

どのような状況の
どんな状態であれ、
親子の愛は、存在し、
親子の愛は、永遠である!


そう信じ、いや、
そう信じねばならないと
強く感じるのです。

それにしても疑問が残ります。
嵐山長官は、どうしておやじ殿を
サンバルカンに誘わなかったのでしょうか?

嵐山長官、
地球平和の為におやじ殿を、
入隊させて下さい!


さすがに、
朝太郎一人無双で、
番組を終わらす事は、
お茶の間の、
ちびっこ達が納得行かないので、

その後、
イーグル、シャークの2人が駆け付け
成敗シーンとなり、
大団円を迎えるのでありました。


参観日お疲れ様でしたとばかりに、
エンディングは、
冒頭とは違う高級レストランで、
サンバルカンが、おやじ殿を夕食会に、
招待するという事で、幕を閉じます。

冒頭に負けず、
頬張る!頬張る!
今回は、朝太郎の、
豪快な食事シーンで幕を開け、
そして同じように幕を閉じます。


朝太郎「うまい!実にうまい!

    おかわり、もらっていいかな?」

イーグル「い・・・いいですよ。(汗)」

冒頭と違い、
支払いの心配が無い
おやじ殿とは対照的に、
支払いの心配で、喉が通らない、
サンバルカンのメンバー
というオチで、終わるのでありました。


小林亜星さん、
参観日お疲れ様でした。
そして、
サンバルカンに出演して頂き
ありがとうございました。


「昭和特撮参加日」
と銘打った今回ですが、
間もなくお別れの時間を、
迎えようとしています。

いかがでしたでしょうか?
親子の愛、感じましたか?
あの日の参観日、
思い出したでしょうか。

皆様のお父さん、お母さん、
一人一人が、小林亜星さんであり。
一人、一人が、素晴らしい
ヒーロー、ヒロインなのです。

そんな、ヒーロー、ヒロインから
誕生したあなたが、
素晴らしい存在なのは、
決まってるじゃないですか。

なお、私的おすすめですが、
今年の2月まで、
NHKで再放送してた
朝ドラ「さくら」で、
小林亜星さんは、
ヒロインの母方の祖父を演じてます。

さくら自体も好きですが、
この亜星さんの、
おじいちゃんも寡黙ですが、
いいので未見の方は、ぜひ。

あと、夢の競演ですが。
「裸の大将」は、ご存知でしょうか?
連続テレビドラマシリーズで、

亜星さんが、
ランニングに短パンという、
裸の大将スタイルで、出演しています。
似てる2人が、豪華共演です。

第4話「わるいことをすると、
        虫になるので」に、

”おたまじゃくし大将”
として出演しています。

以上で、今回は終わります。
最後まで、
お付き合い頂きまして
誠にありがとうございました。



あとがき


5回目の記事となります本作、
いかがでしたでしょうか。

実は・・・。
本作は、ある素敵な女性からの、
リクエストにお答えする、
という形で、執筆いたしました。

ご迷惑がかかるので、
お名前は伏せますが、
女王のようなエレガントさを持つ
素敵な女性です。

坂本猫馬という不器用な男は、
昔から、素敵な女性のお願いは、
断れない性分です。

どうでしたか?素敵な貴女が、
1回でも、クスッて喜んで頂けたら
作者冥利に尽きます。
いかがでしたでしょうか。

もう一方、本作の完成に欠かせなかった
素敵な方に、ぜひ御礼を言わせて下さい。

素晴らしいクリエーター

優谷美和(ゆうたにみわ)さん

今回の記事に、ぴったりの画像を、
お借りできた事を、大変幸運に思います。
本当に、ありがとうございました。


ここからは、余談になります。
私の、若い頃の話なので、
そんなに、面白くないと思いますw

物凄く長いので、お忙しい方は、
読み飛ばして頂いても、かまいません。
お読み頂ける奇特な方には、
感謝しかございません。
 



ご紹介したサンバルカンですが、
ご覧になった方は、
ご存知かと思いますが、
サンバルカンの秘密基地として、
EDにも、表記されてます。


群馬サファリワールド


そう、群馬サファリパークです。
最初の方や、
最終回とかが特に出るので、
わかりやすいのですが、

1話から23話まで、
本部「バルカンベース」が、
群馬サファリパークの地下にある
設定になっております。

実は私、若い頃に、
もうはるか昔ですが。
群馬サファリパークで、
お世話になっていた事がありました。

当時の、Y所長様が素晴らしい方で、
後年、色々な所で仕事しましたが、
この方以上の方は、おられませんでした。
確か、所長だったような気がしますが、
だいぶ前の事なので、役職が違ったらごめんなさい。
役職で呼んだ事、そういえば無かったw


何が好き?と聞かれたので

「象が好きです!」

といったら、象のお世話を中心に
草食動物エリアの方で、
働かせて頂ける事になって、

私あの・・・、
力も体力も無い物ですから、
だいぶご迷惑おかけしたと思います。
どの方も、とても素晴らしく。
叱られたりしながらも、
可愛がって頂きました。

サンバルカンでよく、
嵐山長官などがよく歩いてる、
あそこらへんです。
車から、降りちゃダメな所で、
歩けないんですけどね。

普段は、
滝のような、象のおしっこに驚き、
トラック一杯の大きな糞の
片づけと格闘して汗を流して、
午後は、エサ作りとそんな毎日でした。

たまに、あのサンバルカンで歩いていた、
エリアの掃除なども、
お手伝いする事もあります。
そんな時、先輩飼育員さんが、


「猫馬、いいか。
 動物が追いかけてきたら、
 一目散に柵まで逃げろよ!

  ”自己責任”だからな!
  よく周りみてな。気を付けろよ。」

自己責任という言い方だったか、
ちょっと不鮮明ですが、
まあそんなだったかな。
そんなご無体な、実は私、
小中学生のマラソン大会では、
いつも最後かその前か。そんな足です。

それでも、何回かは、
サイか何かに近づかれる事があって、
逃げたりはしたけど、
柵まで逃げるとか、
そういうのは、
幸いなかったので、良かったです。

ああいう所なので、
遠くからこっちに
いらしてる方もいて、

東京から来てる方で、
私と同じ年のお嬢さん。
生徒会長タイプで、
きっちりしてて

私は、後からだし、
見習いみたいなもんで、
身分的には、皆さんから一つ下です。
あ、別に隠すつもりはないですが、
今までの話で、お察しかと思いますが、
私は、グンマーの人です。

草食動物担当の一人で、
来園者への説明などもやられてる、
とても綺麗で優秀な方です。

この方とも、
一緒に作業する事が多くて、
色々と叱られながら、
一生懸命やったものです。

田舎者だし、休憩時間なんか、
女性がいても、(最低!)
普通に下ネタなんかいってるから、
お調子者タイプなので、

最初の頃は、たぶんだけど、
毛嫌いしてたかなと思います。
力もないし、体力もないし、
まあ恰好良くもないからね。

2人きりになった時に、
なんか声のトーンが冷たく・・
みんながいる時には、
笑顔が多いのですが、
たまに、2人きりで作業すると、
笑顔が消えるのです・・。

あ、あくまでも、
これは、私の感想なので違ったのかもw
でもねえ・・・・
そういう性分なのか、
綺麗な女の人に叱られるの
・・・嫌いじゃないんですよねえ。

いつからか、
わからないのですが、
そんな東京から来た、
同じ年の美人なお嬢さんを
惚れやすい性分なのか、
私は好きになってしまいました。

この方とは、別の方で、
同じく東京から来てた、
一つ年下のボーイッシュな女性。

こちらの先輩飼育員さんは、
きさくで明るい感じで、
良く話してたのですが、
たぶんだけど、私が同じ年の彼女を、
好きなのって、バレバレだったのか、
ある日、こんな事を言ったのです。


「象担当のMさんが、
    好きみたいだから無理だよ。」


ガ~~ン!


やめて~!
そういう情報いらないですから~。(涙)
象担当の一人、Mさんとは、
とても足が長く、
それでいて恰好良い。
更に、優しいのです。
私は、この方に怒られた記憶がない。

そういえば・・・
象含め草食全体で、
朝方の清掃が終わって、
まあ10時休みですな。
お茶の時間的な。
Mさんがいる時は、
あのお嬢さん。

凄い笑顔で、
楽しそうにしてたなあ。
Mさんがいる時は、
いつもそんなに、
しゃべらないのに、
嬉しそうにしゃべるのだ。


勝てない。勝てるわけがない!

「男には、負けるとわかっていても
 戦わねばならぬ時がある!」

そう、
眼帯の宇宙海賊さんが、
昔、教えてくれた。
(この当時、私20代前半)

これまでの人生、
だいたいが負け戦。
自慢ではないが、
まともに恋愛で、
勝負相手に、
勝った事は無い。(自信満々)

”恋愛負け将軍”

なのです・・・ワタクシ。(今も)


象舎を汗まみれで、
向こうで爽やかそうに
掃除している、
Mさんの背中を見て、
色々考えたのですよ。

まあ、体力がないので
いつも、もうろうとしながら、
掃除してたのですが。

Mさんは、いつも、
優しくしてくれる良き先輩。
別に嫌いになったり、
敵にする必要はないのではないか?

私は、歴史好きだったので、
色々な、歴史関連の本を読んでいた。
その中のある一冊の本の、ある所を思い出した。

孫子 (確か 守屋淳の孫子ビジネス本)

敵を作らない
戦争をしないで、敵を味方に変える


確か、そんな事が書いてあった。
なるほど、戦う必要はないのだ。
好きな彼女が、
Mさんを好きなら好きで
それで、良いのではないか?

ただ、
勝つとか負けるとか
そういうのは、一切考えないで、
私は私でやってみれば、
いいではないか!

孫子先生、不詳の弟子が、
その教えに感謝します。
守屋先生、ありがとう!


サファリパークは、
たぶんどこも同じかな?
監視台みたいな所が、
ゲート前にあり
ゲートの開け閉めなどを、行うのですが、
今は、どうなのかわかりませんが。

監視台に入ってる人が、
お昼交代の時に、
そこまで、サファリ内で動物や、
お客さんの車などを見ている、
群馬サファリだと、
シマシマの四駆車など。

そういうのに、
乗せてもらって移動するのですが、
週何回か、好きな彼女に、
乗せてもらう事がありました。
2人きりの、つかの間のドライブです。

誤解のないように、
申し上げてますが、たぶん、
そんな不謹慎な考えを
持っていたのは私だけで、
過去現在、未来もですが、
真面目に、そこで働いてる方は、
そういう私のような、
不謹慎な思いは、ないですからね。

まだ私も若かった。
2人きりで、ドキドキする。
こういう、お調子者ですので、
なんとか好きな女性の笑顔をみたいと、
笑い話や自分の失敗、
色々と、一人で話すわけです。

仕事中なので、
当たり前かもしれないですが、
例の冷たい仕草で、何にも言わない。
そして、笑わない・・・。
そうこうしてるうちに、
監視塔に到着する。

ああ~、
今日も笑わなかったと。
あとは、午後は会う事は
あまりないので落胆して、
午後のエサ作りに励むのです。


飲み会などがあって、
作業服姿でない彼女を見ると、
やっぱり東京の女性だな~。
違うよな~って。
(群馬女性の皆様、すいません。)
そのエレガントさに、
しみじみ思うのです。


そうそう、思い出しました。
ゴールデンウイークは、
お客様が早くから
大勢、来られるので、

朝早くに、その期間スタッフは、
いつもより、だいぶ早く出勤。
私だけにじゃないですが、
その彼女が、
「おにぎり」
ちょっとした、
おかずを作ってきてくれました。

彼女の作ったおにぎりが、
食べられると喜んで
両手に持って、ほおばりながら、


「うまい!うまい!」

(裸の大将のマネで)

「お・・おむすびが、
  おいしいんだな。ほんとにっ!」


みんなで一緒に食べてる中、
私は、例のお調子者ですので、
そんな事を、おどけてやって見せたのでした。


そしたらなんと!
彼女が笑ってくれましたね~。
うれしかったな~。

私は、至福のおにぎりを
食べながら考えるのです。

(彼女が、もし奥さんになったら、
 こうやって、いつも美味しい
 料理を一緒に食べるのかぁ~。)

私の記事を読んで頂ける方は、
既に、私の妄想癖に免疫がついてるので、
まあ、読んでいても大丈夫でしょうねw
(初めて読んで頂けてる方には、
  これで、免疫がついたから大丈夫ですw)


そうして・・・・。
月日が流れていくうちに、
お楽しみのドライブタイムで、
彼女が笑ってくれるようになり、

彼女の方からも、
みんなの前では、
言わない愚痴をいったり、

あとは、たわいない会話を、
自然とするようになりました。


そして、3月14日。
”ホワイトデー”でございますよ!
皆さん。

私は、40後半ですが、
その時、
生涯一度しかやった事のない
大勝負に出るのでした。
そう・・・


”バレンタインデーにもらってないのに、
 ホワイトデーにプレゼントする!”


無謀の一言に尽きる。
若かったのです。
とにかく、
何かしたかったんだと、
思います。

何日も前から、
幾つものお店をまわり
若い女の子が好きそうな、
ホワイトデーのお返しを、
探し回りました。

やっとみつけたのが、何か、
かわいい猫だったか、犬だったかが、
描かれた缶に入ったキャンデー。
かわいい包装紙に、包んでもらいました。

迎えた当日、休憩時間だったか、
ちょうど誰もまわりにいなかったので、
彼女をみつけると、呼び止めるのでした。


「今日、ホワイトデーでしょ。
 いつもお世話になってるから、
 はいっ。プレゼント。
 受け取ってもらえるかな?」

好きだとか、愛してるとか、
言おうと思ってたのですが・・・
これが、その時は精一杯でした。
不器用なのです。私って。

彼女は・・・・。
不思議そうな顔をしてた。
当たり前ですよね。
あげてないんだから。
突き返されると思ってたら・・・


「ありがとう。」(笑顔で)


えっ・・・。
戸惑ってる私を尻目に、
彼女は、ウフフと少し笑いながら、
仕事に戻っていくのでした。


大喜びしましたよ~!
だって、私の人生
こういう勝負に出た時は、
玉砕パターンですもの。
うれしくて、うれしくてね。
一日幸せだったのを覚えています。


しばら経って、
少し前に、皆様に紹介した、
ボーイッシュな年下の彼女が、
私が想いを寄せる、
彼女の部屋に行ったということで・・・

「猫馬のさあ、
 (年下だが、彼女はいつも
   私を呼び捨てにする。)

 ホワイトデーにあげたやつ。
 空いた缶、部屋に飾ってたよ。


マジですか!
私の心は踊った。体も踊った。
なんとなく、それからの日々は、
輝いてたように思う。
別にその後、
付き合ったとかそういう
展開は、残念ながらないのだが・・・。



仕事も恋(とも言えないが)も、
夢のような毎日が続いた。
だが、そんな日々とも、
別れの足音が近づいた。


この時期、私は、
ある体の悩みを、
抱えていた。
なんとかごまかしていた物の
どうも、続けられない所まで来ていた。

結局、辞める事にしたのだが、
若かったのか、生来の不器用なのか、
どうしても、その体の悩みを、
好きになった彼女をはじめ、
お世話になったY所長にも、
誰にも知られたくなかった・・・・・。


今なら別に言えると思うが、
まあ、過ぎ去った事なのでしょうがない。
別の所へ仕事が決まったという事で、
Y所長には、伝えた。
少し驚いていたけど、笑顔になって。


Y所長「そうか・・。良かったな。
    頑張れよ!」


大恩あるY所長に、
をついてしまった。
Y所長、今更ながら
本当に申し訳ありませんでした。

そういう理由で辞める事は、
いつも一緒に、
仕事をさせて
もらってる皆さんには、
私の方から伝えた。

「良かったな。」「頑張るんだぞ。」

すいません。嘘なんです。
心の中で、お祝いしてくれる
一人一人に、深く頭を下げて詫びた。

残りの日々、
好きだった彼女との思い出は、
あまり覚えてない。

みんなに、
嘘をついてしまった時点で、
私には、
この女性を愛する
資格など無いと思っていたし、
人を好きになるとか、
そういう事は、
もう私には無い世界なんだと、
勝手に思っていたので、記憶がない。

嘘がばれないように、
早く皆さんの前から
消えてなくなりたいと、
そう願う毎日でした・・・・。


最終日は、皆さんに御礼を言って、
わが青春の群馬サファリパーク
後にしました。

真っ赤な夕陽でした。
サファリが見えなくなる所まで
車を走らせてましたが、
堪えていた涙が、
せきを切ったように、
あふれだしました。

帰るのに、1時間くらいかかるのですが。
家に着くまで、ずっと涙が止まらなかった。
真っ赤な夕陽が、涙で歪んでいました。


「終わった・・・・
 俺の夢が終わってしまった。
 何もかもが
 ・・・終わってしまった。」


そんな事を、その日の夜
布団の中で、何度もお経のように、
つぶやいていたのを、覚えています。


”プルルルル・・・・・・”


それが6月くらいの事だったと思います。
それからは、虚無感ばかりの毎日で。
そんな中、今ぐらいの7月上旬のある日。
私の携帯が、突如、
音を立てて鳴るのでした。


私「もしもし・・・・」


普段あまり鳴らない携帯に、
電話をかけてきてくれたのは、
草食の担当で、
お世話になってた I(アイ)さん。
私より幾つも年上で、大先輩なのです。

第1次UWFファンにしか、
伝わらないと思いますが、
「スーパータイガージム」の
Tシャツを着て作業していたのですが。
これが欲しかったのを思い出しました。


Iさん「猫馬元気か。
   ちゃんと頑張ってるか?
   送別会してなかったから、
   みんなでやろうって事になって、
   いつが大丈夫だ?迎えにいくよ。」


いい人たちでしょ?ねっ。

(実は、ここまで書いていて、
 色々と何十年ぶりに思い出したのか、
 涙が止まらなくて・・・・。
 しばらくPCの前に、
 座れませんでした。
 封印してたから辛いね。

 余談から、ここまでを、
 ばっさり切ろうかと思ったのですが、
 最後までお読み頂くと、
 この長い昔話の意図も
 お分かりになりますが、そうもいかずで。
 その為、公開が大幅に遅れた事を、
 深くお詫びします。ごめんなさい。)


最初は・・・・。
断ろうかと思ったのですが、
懐かしいIさんの声に、
都合のいい日を、
お知らせしたのでした。

もしかしたら・・・。
もう生涯会えないと
思っていた皆さんと、
かつて愛したあの女性に・・・。


当日の夜。
さすがに家までだと遠いので、
途中のドライブインまで、
知人に乗せてもらい
Iさんとそこで合流。
迎えに来て頂いた。

その後に会う皆さんもだけど、
ひと月くらいしか経ってないのに、
Iさんともずっと、
お会いしてないくらい、
ノスタルジィーにかられた。

お店には、
いつもの皆さんが来てくれた。
やっぱり私服だと、
都会の女だなと感じる
彼女まで、何と来てくれた。

もはや今生、
この方たちと顔を合わせる事は、
あるまいと思っていた不義理な私を、
彼らは、忙しい中わざわざ、
集まってくれたのだ。
嘘つきの私の為に・・・。

再会はうれしいのだが、心が痛む。
本当は、かくかくしかじかでと、
土下座して、お詫びせねばならぬ場面なのに。

やっている仕事の内容を心配して、
聞いてくる方もいたが、元々ない仕事なので、
どう説明していいか、困ってしまったが、
生来のお調子者気質で、なんとかごまかせた。

大丈夫かwと、笑われたが、
元々普段が、こんな感じだったので、
なんとか、その場をしのげた。

ふと顔を上げた先には、
かつて愛した彼女とMさんが、
並んで、楽しそうに会話してた。

お似合いじゃないか・・。
嫉妬心は、湧いてこなかった。
美男美女とは、彼らの事を言うんだな。

お2人が結婚したら、
男の子でも女の子でも、
恰好良かったり、かわいかったり。
そんな子どもさんが、授かるのだろうなあ。

Mさん。そんな資格もない私があれですが。
彼女の事、幸せにしてあげて下さいね。

と、勝手なお願いを、
心の中で、Mさんにする。
やっぱり、愛した女性には、
幸せで、あって欲しいと思う。

私がこんな事、言う資格もないのだが、
「幸せにしてもらうんだよ。」と、
かつて愛した彼女を見る。


彼女と今日は、
言葉はあまり交わさないが、
視線がよく合う。
その度に、優しい笑顔で、
にこりと微笑んでくれる。


まぶしい!まぶしいすぎる!
汚れた私にとっては、
その微笑みは、まぶしすぎる!


その綺麗な瞳に、
私という汚れた存在が映るのは、
今日が過ぎれば二度とない・・。

もう彼女の幸せな人生において、
私が交わる事もないし、
私という存在も、今日を過ぎれば
思い出す事も、決してないであろう。

それでいい!それでいいんだ!
私が、貴女を忘れるまでには、
恐らく相当な時間が、必要だと思う。

だが、ほんのつかの間でも、
貴女の人生において、
私という存在が、
交わった時間があった・・。

今は、その事に感謝せねばなるまい。

そんな事を考えながら、
グラスに一杯注がれた冷酒を、
一気に飲み干した私。


送別会も終わり、
皆さんに御礼を言い、
Iさんの車で、その店を後にした。
車中、Iさんが、
「がんばれよな!」
と、おっしゃって下さり。

「はいっ!
 ありがとうございました。
 お世話になりました。」

と、御礼を言って、
夜中なので、客の誰もいない
ドライブインで、知人を待つ私。

最後だというのに、
彼女と2人きりで、
話す事は、
とうとうなかった。

その場面を、
自ら避けていたのかも
しれないと今は思う。


ありがとう。Y所長。
ありがとう。皆さん。

すいません。Y所長。
すいません。皆さん。

さようなら。Y所長。
さようなら。皆さん。

そして・・・・

さようなら、
私が愛した
素晴らしき貴女(ひと)

アデュー



長い、長い昔話も、
もう少しだけお付き合い下さい。
駆け足で、まとめますので。


”捨てた夢の代償”は、
あまりにも大きかった・・・。
私は、その後3年くらい、
すさんで荒れた、自暴自棄で、
どうしようもない日々を送る事になる。


”夢の抜け殻”
だった・・・。


やっと立ち直ろうと、
仕事の面接に行っても、
珍しいのか、
それを必ず聞いてくる人たち。


「どうして辞めたの?
   もったいないね。」


余計なお世話である。
椅子から立ち上がって、
木村健吾ばりの
稲妻レッグラリアート
(ラリアットより、ラリアート表記の方が、
 この技は似合うので、ラリアートで行かせてください。)

お見舞いしたい気持ちをぐっとこらえ、

生来のお調子者気質で、
なんとか適当にしのぐ。
そんな時の自分が、
凄くイヤだったのを、覚えている。

何回、何十回と
そんな事をしてるうちに、
感覚は、マヒしてきて
何にも感じなくなった。

何か新しく再出発しようとする時、
順風満帆な人には、何でもないが、
そうじゃない人間にとっては、
履歴書とは、足枷である。

でも、どこの誰だか知らない輩を
会社も雇えないので、
面接する人間を責める訳にも、
いかないが・・・・。
そういう社会なのだから、
致し方ない。悪いのは、私だ。


あんなに好きだった、
かつて夢の毎日を過ごした場所。
あんなに好きだった、
たくさんの動物たちの事・・・。

全て封印して、
嫌いになろうとしてみたり、
みたり聞いたりしないように、
そうやって、何十年と
夢に背を向けて生きてきた。


こうやって、
当時の事を振り返ったり、
群馬サファリのCMや映像を
普通に観れたり、
動物の映像や本を
みれるようになったのも、

本当に、
ここ1年か2年くらいからで、
ようやく抵抗なく接する事が、
出来るようになった。


なぜか?


数年前に私は、
やっとありついた仕事に、
雇ってもらえた恩を感じて、
休憩時間もあまりとらず、
病気で長期休みになった
相棒の分まで、
文句もいわず働いた。

重たい荷物を運ぶ仕事だったので、
元来、力のない私には不向き
だったのかもしれない。

あげ句・・・。
何年か働いてる内に、
体は悲鳴を上げ、
日常生活が送れない
くらいになったので、
辞めざるを得なかった。

辞める時は、
特に何も言われなかった。


日常生活に支障をきたし、
夜は、普通に横になれないくらいで、
枕も使えなくなった。
最初の1年が、本当にきつかった。

あっち、こっち、
治してくれそうな所巡り。
枕も、あれこれ、
沢山買ったが、どれもダメ。

やっと仕事に、
ありついて頑張って、
病気になったり、
体を壊したりが、
何度か続いたのに加え、

今まで、普通に出来た事が出来なかったりで、
毎日、毎日、情けない自分を発見してしまう。
色々とイヤになって、気持ちも沈んでいたので、
あまり、こういう所でするべき話でもないが、
いわいる、あちらの世界に行こうとしていた。

細かく書くのは、辞めておくが、
何度かそんな事もしたが、結局は、
まだ、こちらに残れという事らしい。


2年目になって、
素晴らしい先生に出会えて、
今でも、毎週通っているが、
何年か、かかって、
日常生活が、なんとか
送れるくらいにまでなった。
本当に、ありがたい。

それにとある、
素晴らしい女性との、
出会いも大きいと思う。

出会ったのは、もう何年も前だが、
意識しだしたのは、2年前くらい。
どこかで、書くこともあろうかと
思うので、ここでは適当に濁しますw

素晴らしい彼女のおかげで、
私は、また男に戻る事ができました。
(今、あなたが考えてるような事ではないですよw)


すごく変わったと思う。
去年くらいは、劇的に変わった。
とても苦しかったが、
素晴らしい彼女のおかげであると、
この場を借りて、感謝したい。


それに、人生哲学のような物も、
夢中で学び、前よりは
前向きに、生きられるようになった。

自分を愛し、他人を許し、
他人も自分と同じように愛する。

過去も、未来もなく、
ただ今、この瞬間を生きる。
未来とは、今、今、今の
連続なのである。

まだまだ、
実践してるとは、
ほど遠いから、
偉そうな事は、言えませんが。

感謝も良くするようになった。
自分にも、周りにも、
そして、空など自然をはじめ、
うれしい事、幸せな事があった時。
少し前の私からは、想像もつかない。

今は、後ろを振り返る事もなく、
日々、新しい事に前向きになっている。

そんな事で、自分の過去とも
向き合う事が出来るようになり、
少しづつ、群馬サファリ時代の事も
向き合えるようになった。

元々が、
好きだった女性の事を、
無理にイヤな所を探して、
嫌いになって、忘れよう。

そんな無駄な事をたぶん
ずっとやってきたんだと思う。
(例えが、分かりづらくてすみません。)

好きな女性は、やっぱり好きだし、
好きな物は、やっぱり好きなんだ。
自分の心に、遠い旅をして
ようやく、私は正直になれました。


幸福な日々でも、
終わる事の無い、暗黒の日々でも、
どんな時でも、続けてきた事がある。


・書くこと

・本を読むこと


むろん毎日してたなどと、
嘘をつくつもりもない。

紙のノート。ワープロ。
その後は、つい最近までは、
今は、ネットにつなげなくなった
「XP」のパソコン。
(まだ動くのですよ。奥様。)


思いつくと、いつも書いていた。


今もそうだが、子どもの頃から、
本を読んでる時が、一番楽しい。
本を読んでる時が、一番幸せ。


新しい事を、
どんどんしてみようと思った。
もうあまり残ってないお金を、
全てはたいて、少し前まで、
予想もつかなかった、
新しいパソコンを買った。

毎日、新しい事を学んでいる。
パソコンの事など、色々。

こうして、note様で
書かさせてもらってるのも、
そういった経緯からでした。
こういう場を、
与えて下さる事は、
本当に、ありがたい。

それに、自分の書いた物を、
顔も知らない、沢山の方に
読んで頂けるなんて、夢のようです。


そうそう、先日なんかは、
とても素晴らしい作家先生に、
私の文章を褒めて頂いた。
涙が出るほど、うれしかった。

他の方に、
自分の書いた文章を、
褒められるのは、
今まで無かったからね。

今回、雑談からの下りで、
色々と行き詰ったりした時は、

作家先生の作品の中で、
一番、私の好きな
「芥川龍之介」の作品について
書かれたのを、夢中で読んでいました。

そうしてる内に、色々と湧いて出て、
こうして、完成させる事が出来ました。
先生、ありがとうございました。


こうやって沢山の方に、
自分の書いた物を読んで頂けたり、
素晴らしい作家先生の作品が読めたりと


むこうに行かなくてよかったなーw


と、つくづく思います。
神様が、猫馬よ!
もっと書いて、もっと読めよ。
という事なのかも、しれませんね。

まだ、仕事と呼べるほどでは、
ありませんが、
色々とやってみたりしています。

先を考えずに、
今は、今出来ることを
命一杯、日々やっております。
とにかく、時間が足りないw


私の好きな、太宰治もそうですが、
作家とは、自分の恥を書く
ものらしいです。

私も、今回だけじゃないですが、
毎回、自分の恥ばっかり書いてるので、
作家先生の仲間入りかしら?(なんちってw)

ようやく、
長い長い昔話を終わりに出来ます。
思い出すまま、筆に任せていたら、
記事2本分くらいに、なってしまいました。(汗)


ここまで読んで頂けた方(いるのかしら?)、
サンバルカンの所で、
やめておけばよかったのに・・・・
もぉ~、お好きなんだから~。


でも、本当にありがとうございます!
目も、指も(スマホで読まれてる方は特に)、
お疲れでしょう。ごめんなさいね。


何の御礼も出来ないですが、
次に書く記事は、あなた様の為に書きます。


一つだけ、
最後までお読み頂いたあなた様に、
私から、申し訳ないのですが、
ぶしつけなお願いがあります。


人生に贖罪の機会という物は、
そうは、ありません。


もしよろしかったらですが、
あとしばらくすると、
夏休みシーズンになりますが、


まだ行くところ決めてないよー。
っていう、ご家族、カップル、
もちろん、おひとり様でも!


よかったらなんですが、


「群馬サファリパーク」
へ、


遊びに行ってみては、
いかがでしょうか。
ぜひ、ご検討下さい。


猫馬の記事をみて、
群馬サファリ行ったよ~!
って方が、
おひとりでも、おふたりでも、
もしおられましたら、


それが何よりの、私にとって、
当時お世話になった
Y所長はじめ、
あの時、お世話になった皆様と、
夢のような日々を与えてくれた
群馬サファリパーク様への
私の贖罪となりますので、


ぜひぜひ、よろしくお願いします。
この長い、長い恥の多い昔話を書いたのも、
そんな意図からで、ございます。


この余談が途中、
世に出る事が
無くなりそうになった時、
続けなくては、
あの時のお詫びをするのは、
今しかないと、
そう思い直したからであります。

お前の贖罪に、
私たちの楽しい夏休みの旅行を、
使われてたまるか!
と、お叱りになられるのは、
ごもっともでございます。

私は、不器用な男です。
ただ、こうして
お願いするしかできません。

もし、よかったらで構いません。
ぜひ、ご検討下さい。


あと、誠に勝手なんですが、
記事をみて下さった方が、
群馬サファリへ行ったよ!
っていうのは、大歓迎なのですが、

余談から以降で、
私が書いた事について、
コメントなどで、
質問なされる方が、
もしおられても、
お詫びは、すると思いますが、
質問に対しての
返信はしないと思いますので、

今回だけ、今回だけなので、
どうか、わがままをお許し下さい。

それでは。
とても長くなってしまい
申し訳ありませんでした。
最後までお読み頂き、
本当に本当に!
今回は、ありがとうございました!

グンマーは、連日灼熱地獄ですw
危険な暑さが続きますので、
熱中症に、皆様お気をつけて下さい。

ではまた、
次の記事でお会いしましょう!
さようなら!







猫馬「あ~終わった。終わった。
   いや~凄い量になってしまった。
   さてと・・あとは、投稿する・・」


XXX「これ・・・坂本猫馬」


猫馬「ん?」


XXX「どうして、余の記事を書かぬのじゃ?


猫馬「だれですか?いきなり勝手に人の家まで・・」

  

  「ゲェエ~~~あんたは!!」(祝アニメ新シリーズ)





室町幕府 第3代将軍 足利義満





足利義満「余の顔を見忘れたとは、言わせんぞ!」


猫馬「余の顔って、番組が違いますよ!将軍様!」


義満「ええ~~い!うるさい!うるさい!」


猫馬「いきなり来て、
   逆ギレですか。将軍様。
   勝手に現代に、来ないで下さいよ~。」


義満「どうして、
   『一休さん』の続きをやらんのじゃ!
   余の活躍が、現代に伝わらないではないか!」


桔梗屋「そうですよ。猫馬さん。
    私の活躍も、
    現代に伝わえてもらわないと。
    桔梗屋が、儲かりません。

    猫馬さん、きちんと書いてくれないと
    借りてるお金を、倍にしますからね!


猫馬「え・・・
   私は、いつの間に、
   桔梗屋さんに借金を?」


やよい「そうよ!
    きちんと続きをやってもらわないと、
    私の綺麗さが、現代に伝わらないのよ!
    いいお婿さんが、来てくれないじゃない!


猫馬「やよいさんまで!
   実物は、綺麗ですなあ。
   って、
   こういうマンガの神様にしか
   相手に出来ないレベルの事を、
   私にやらせないで下さい。」


義満「えええ~~い!坂本猫馬!
   一休さんは、余の成長を描いてるとか
   言いおったくせに、続きをやらなくては、
   余の成長ぶりが、現代に届かないではないか!」


猫馬「そんな事を言われても、
   クリエーターの自由という物が・・
   それにですねえ。
   今回、一杯書きすぎたので
   のんびりしたいんですよぉ。」


義満「うるさい!うるさい!うるさ~~~い!!!
   
   次やらねば、即刻、

   ”その方を、打ち首にいたす!”

   よいな!一刻もはやく

   『義満さん』

   を、仕上げるのじゃぞ。将軍の命である!」


猫馬「番組名を変えないで下さい!」


桔梗屋「打ち首になっても、
     借金は返して下さいよ!


やよい「猫馬さん、
    書けたら、
    おまんじゅうの一つくらい
    御馳走するわよ。ウフフ」


(いつの間にか、
   義満一行が部屋から消えている)


猫馬「だから、借金してないって!
   それに、室町幕府滅んでますから。

   ・・・時々、将軍様は、
   ああいう冷酷な顔になるんだよなあ。
   あの顔になった時、
   あの人は、本気でやるんだよな。

   仕方ないなあ。
   もう、今回だけにして下さいよ!
   
   
   
   ”さよちゃん~~~ん”

 
   すいませんが、お願いします!!」



「次回予告」



和尚「そもさん!」

一休さん「せっぱ!」


(以下、さよちゃん)

とかなんとか、お寺では、
とんちんかんな問答合戦が、大流行り!
負け知らずの一休さんを、
何とかへこませようと待ち受けるのは、


桔梗屋利兵エ(ききょうやりへい)。


次々と与える難しい問題に、一休さん。
果たしてうまく切り抜けられるかな?


次回、

「とんち合戦とねこのタマ」

を、お楽しみに  ネッ♡

 

 
一休さんとゆかいな仲間たち  

  第2回     制作快調!!!

   ・・・かな?


(素敵な足利義満のイラストは、
 イラストAC様で、お借りしました。
 クリエーター様に感謝です。
  ありがとうございました。)


懐かしいやら、マニアックな内容やらですが、 もし、よろしければですが、サポートして頂けたら 大変、嬉しく感激です! 頂いたサポートは、あなた様にまた、楽しんで頂ける 記事を書くことで、お礼をしたいと思います。 よろしくお願いします。