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自分自身の評価規準をもて

評価って何ですか?

「評価」、「評価」って、いま、教育の世界でも、とても話題になっていますが、それってとても危険な面を含んでいることだと強く感じています。そして、感覚的に表現すれば、「息苦しい」ものだとも…

「評価される」ことは…

個人的に言えば、「他者の評価はしたくない」というのが本心です。もしろん、評価規準を作成し、それに則って評価はしてきました。今現在も評価を行うためにさまざまな場面用のルーブリックをつくり、試験でも多様な発表その他のものでも、事前に評価基準を公表した上で評価をしてみています。また、これからも続けていかなければいけないとは諦めています。そして、私たちは、いままで、さまざまな形でいろいろと評価を受け評定を受け取ることにより、「評価をされる」ことに慣れて育ってしまっていないでしょうか。その結果としてどのよう捉え方をもって成長していくでしょうか。大人になって、どのようになると考えられますか? 自分で自分のするべきことを考え、何ごとも自分で進めていくことができるようになるのでしょうか。 他人の目を気にして、他人に指示されないと動くことができない、そして何ごとも他人の責任と思ってしまうような人間にならないでしょうか……そこに大きな危惧を感じます。ここのところ受け持ってきている生徒さん学生さんをみていると、危機感さえ持たざるを得ません。

他人にどうみられるか、他人の目を気にしていませんか?
自分で考えて動くことができていますか?

「評価規準を自分で持て」


  そう、自信をもって、自分らしく、ブレることなく、一人の自立した人間として生きていくためには、自分の評価軸をもつことが大切です。そのためにはどうするか、分かってくれている大人が傍にいてくれればいいのですが、そうでないとすると、自分自身がしっかりとするしかないことになります。
私たち大人、特に教員は、そこのところを充分に理解して、次の世代を育むことに注視していかなければなりません。

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