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ディズニーランドのお子様ランチに年齢制限が消えた理由

こんにちは。ボードゲーム×幼児教育×シェアハウス運営のてんちゃんです。

ディズニーランドのお子様ランチに年齢制限がないってご存じでしたか。(2021年現在は、場所によって年齢制限ありなのでご注意ください)

それは、ある夫婦のお話から始まります。

当時、ディズニーにはお子様ランチに年齢制限がありました。注文できるのは9歳までと。

ある日、レストランに若い夫婦が来て、キャストにこうお願いします。『お子様ランチを二つお願いできますか』。夫婦はどう見ても大人の2人です。キャストは、丁寧にお断りをします。『お子様ランチは、お客様お二人には、少し物足りない量ですので、通常のランチをお勧めしますと』

でも、キャストが夫婦を観察すると、ご夫婦がとても悲しそうな顔をしているのです。そこで、『お子様ランチはどなたが食べられますか』とたずねます。

すると、『実は私たちには子供がいました。難病でした。退院したら、ディズニーにきて、お子様ランチを食べようと約束していました。でも、その願い叶わず、子どもはなくなったのです。今回、子供の一周忌をむかえたので子供の約束を果たしたいと夫婦できたのです』

その言葉を聞いたキャスト。すぐに

『かしこまりました。それでは、こちらのお席にお移りください。』とファミリー席へご案内します。夫婦が座ると、子供椅子をセットし、『お子様はどうぞこちらへ』と。そして『少々お待ちください』と言ってキッチンへと消えます。

しばらくして戻ってきたキャストの手には、お子様ランチが。そして、最後に、子供椅子の前にも1つお子様ランチを置いて、『こちらは、ディズニーランドからのサービスです』といって去っていきました。

その後、夫婦からの手紙がディズニーに届きました。手紙には『お子様ランチを食べながら涙がとまらなかったこと。まるで子供が生きているような家族団らんが過ごせたこと』が書いてありました。

ここで素晴らしいのは、キャストの臨機応変な対応です。マニュアルを超えた対応をおこなえる。そこには、ディズニーの理念があります。

GIVE HAPPINESS(幸せを提供すること)

ディズニーには、そこに正解とされる手法はなく、探求し続けていくことが仕事と捉えているんです。大切なの事は、働くキャスト全員が理念を共有しながら、「今、ゲストに自分ができる最高の仕事は何か」を問い続けていく姿勢かもしれません。

ディズニーだから『できる』のではなく、私たちにも『できる』こと沢山あるなと気づかされるお話でした。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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教育×ボードゲーム 幼児教室の運営、小学校受験の講師などをとおして、子供たちに自分で、考え、気づき、行動する力を養う教育を展開中。発達グレーゾーン、闘病中の子どもたちのサポートも行う。