反抗期が無かった大人たち(アダルトチルドレン/うつ病の原因)
皆さんは反抗期があったでしょうか?オイラは反抗期らしい反抗期はありませんでした。逆に反抗期がある方が不思議でならなかったのですが、この歳(50代前半)になってようやくわかってきました。
ここではアダルトチルドレンが反抗期が無いまま大人になった場合、どのような影響があるかをお伝えしていこうと思います。
※ご注意
うっかりしていて5000文字以上になってしまいました(;・∀・)
長文ですので、そのおつもりでお読みいただけると幸いです<(_ _)>
そもそも反抗期とは
一般的には、大人の意見や指示に対して反抗的な態度をとることを指します。子供の心身が成長する過程で、反抗的な態度をとる一定期間としています。
反抗期には第一反抗期と第二反抗期があって、第一反抗期はいわゆる「イヤイヤ期」(2歳ころ)、第二反抗期が世間一般的に言われる「反抗期」(12歳~14歳ころ)にあたります。
反抗期は子どもの自我が育ち、自分のやりたいことや意見を持ち、主張し始める段階に入ったことを示していて、それまで親の意向を受け入れていた子でも反抗的になる事があります。
反抗期の役割
反抗期の年齢に差しかかかると、他者とどうかかわって自分の欲求を満たすのか葛藤が始まります。その中で、「他者に配慮しながら自己実現を目指す」向社会的行動を学ぶ機会であるようです。
反対に他者を攻撃することで自分の欲求や葛藤を満たそうとすることを反社会的行動と呼ぶようです。
ただし、自我が芽生え自己主張が強くなりますが、一方で自立への不安からまだ甘えていたい気持ちもあり、相反する気持ちがモヤモヤする時期でもあるようです。
自分で選択したい反面、その全責任は自分にかかってくるので不安、恐怖心もあるようです。
自分の考え(選択)を支持してほしいけど、不安も癒してほしいという甘えが反抗に現れることがあるようです。
反抗期が無くてもいい?
一般的に反抗期と呼ばれる時期は第二反抗期の12~14歳ごろのことですが、反抗期が無い人もいます。反抗期が無くても問題は無い場合と、問題がある場合があるようです。
反抗期の子どもは自立の欲求と、親への愛着の双方を持っているそうです。この欲求と愛着に親がどのように対応するかで、反抗期の子どもと家族の性格が変わってくるようです。
家族と衝突した場合、衝突しない場合でそれぞれ家族の在り方を考察した資料がありましたので、そちらを元に見ていきます。
親子のコンフリクト(衝突)アリ
①家族システムが適合
⇒ 葛藤しながら自我を再編成し子どもが自立していく
②家族が非適合
⇒ 自立より家族の在り方を変えようとするが、どこかで折り合いを
つけ自立していく
親子のコンフリクト(衝突)ナシ
③家族システムが適合
⇒ 信頼し合いながら子どもが自立していく
④家族システムが非適合
⇒ これまでの親子関係を維持するため衝突を回避
一般的に反抗期が無くて心配されるのは、「家族と衝突ナシで家族が非協力的」な場合(上記の④)になると思われます。
なお。上記4つは固定されたものではなく流動的に変わるようなので、「うちはこのパターン」などと決めつけない方がよさそうです。
反抗期が不適切に無い場合
不適切と大げさに書きましたが、あまり望ましくない場合は上記④の「家族と衝突ナシで、家族システムが非適合」になります。なぜ問題なのでしょうか?
子どもが不平不満を小出しにして溜め込んでいない場合、問題にはならないでしょう。小出しにできる環境は、常に話し合える環境でもあり、子供がため込まずに反抗も起きないでしょう。
また、友達みたいに分かり合える親子の場合も、価値観が近く、衝突や食い違いが少ないため、衝突も少ないのでこの場合も問題ありません。
問題がある場合は、親が高圧的、過保護、もしくは子どもがアダルトチルドレンなどの場合です。
高圧的な親の場合、叱られるのを回避するため自己主張ができず、自分の欲求を伝える方法を学ぶ機会が失われます。このため、社会に出たときにうまく自己主張できず、我慢することで問題に対処することしかできなくなる可能性があるとのことです。
過保護な親の場合、衝動的な行動や、自分の要望通りにならなかった場合にうまく折り合いをつけられないことも考えられます。
アダルトチルドレンの場合、親が過干渉、過保護だった場合は自立に必要な「挑戦→失敗」「挑戦→成功」が経験できないようにしてしまいます。このことで、自立する機会も奪われます。
また「親が子供の支援が必要な場合」も、子どもが自分の欲求を押さえて親のために支援することがあるため、自立する機会が奪われることもあるようです。
反抗期が不適切に無いまま大人になったらどうなるのか?
上記のような不適切な場合で、特に反抗期が無く、自己主張が抑圧された場合は、社会に出てから周りとのギャップに苦労します。自分の欲求を上手に相手に伝えてうまくやっていく能力が養われておらず、我慢だけし続けていく、もしくは不要にトラブルを起こすなどの問題行動に繋がります。
人間関係について
常に不安定さが付きまといます。自分以外の他人と意見をすり合わせる経験が無いまま大人になった場合、自分の意見を捨てきれず押し通しつづけたり、逆に我慢し続けたりの両極端になるようです。
このように両極端な意識は、安定した人間関係を作りにくいうえに孤立感を強め、ますます欲求不満になってしまう可能性が出てくるようです。
ストレスについて
不適切に反抗期が無い場合、自分の意見を言えなかったことが多いため、他人と接すると我慢しやすく、ストレスを溜めやすい傾向があるようです。
このことで社会に出てからうまくいかなくなる場合があるそうです。社会は自分が望んだようにならないことも多いので、我慢と発散だけではストレスを受け流すとこは難しく、心身の不調をきたしてしまうことも多いそうです。
自我について
反抗期には自分は何者であるのか?などの哲学的疑問に直面し、考える時期でもあるようです。この時期に充分自分に向き合えてない場合、強く自我(アイデンティティー)を確立できていないこともあるようです。
このため、何においても自信が持てず、自分の気持ちや意見にも自信をもてなくなることもあるようです。
・・・こうしてみると、オイラは全てにあてはまるなぁ・・・特に人間関係や自我などは確実に確立できていないと思うし、我慢し続けるや我慢しっぱなしとかは当てはまるんですよね・・・。
そのために、うまく仕事も回せなくなっていて、常に悩んできているとしたら、相当根が深いな(;^_^A
反抗期が無かった大人たちを背景に、権威性があると思っている旧態依然の人たちの押し付けの弊害や、どう生きていくべきかを「反抗期が無かった大人たち②」にてお伝えしています。ぜひご覧くださいね。
反抗期が無かった大人たち②
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