深山ゆみ

フリーライター歴14年目に突入。モノカキ歴は30年以上。 「書くこと」が好きで…日々呼…

深山ゆみ

フリーライター歴14年目に突入。モノカキ歴は30年以上。 「書くこと」が好きで…日々呼吸をするように言葉を綴って生きてきました。 こちらには、今まで書き溜めてきたものを少しずつ整理してお披露目していきます。 また新たに「仕事依頼」承りますので、そちらも宜しくお願いいたします。

マガジン

  • 邂逅の道

    「深山ゆみ」名義で執筆した初のオリジナル小説です。 ある男女が繰り広げる出会いと別れから、人と人の人生におけるめぐり逢いと絆を表現したストーリーです。 1話200円で販売していますが、マガジンでご購入いただくと数話分お得です♪

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【自己紹介&ポートフォリオ】文筆屋@深山ゆみ

※2023.9.13更新※ はじめまして!深山 ゆみ(みやま ゆみ)と申します。 北部九州エリア在住。 40代後半で3人の子ども(といっても皆大きいのですが…)がいます。 「文章を書く」ということを生業にしており「文筆屋」という肩書きで活動しています。 文筆屋・Webライターとしての活動歴は14年目に突入。 自宅にて、アロマ・ハーブなどの自然療法や各種ヒーリングを提供する地域密着型サロンを運営しており、2023年に9月で10周年を迎えました。 2021年までは福祉専門

    • 深山さんのゆるみ日和 #9 空の巣症候群

      気が付けば、5月。 なんと世の中は「GW(ゴールデンウィーク)」という期間らしい。 我が家は…毎年連休など関係ない生活をしているが。 (旦那の職種が福祉関係ということで、あまり連休取れない) 年頭のエッセイで、今年こそは「『筆まめな女』になりたい」と、のたまっていたが… やはり、この発言は「世迷言」だったようで。 (詳しくは、以下のリンクから↓) 歯医者に通う話を1本書いたあと、しばらくモノカキから離れてしまっていた。 いや、仕事は忙しかった…とても。 正確には「自分

      • 深山さんのゆるみ日和 #8 歯医者通い

        今年最初の歯科受診に出かけた。 今回の歯医者通いは、かれこれ半年以上になる。 事の発端は、昨年の夏に奥歯が痛み出したことによるが… これは、虫歯ではなく「歯周病による歯のぐらつき」が原因だった。 この奥歯は、医師からあっさり「あー、これはもう治せませんね。」と言われたので特に治療はなかったのだが。 (つまり、抜けたら終わり…ということらしい。抜けるまで使い倒すしかないそうだ。とほほ。) この時にレントゲンを撮ってみると… ゾッとするくらいの虫歯の数々が!(マジでドン引

        • 深山さんのゆるみ日和 #7 新年の抱負

          皆さま、新年あけましておめでとうございます。 本年も「深山さんのゆるみ日和」をよろしくお願いいたします。 2024年は、激動の幕開けとなった。 大地震に飛行機大炎上…胸の痛む映像が毎日続いている。 亡くなられた方々の御霊が安らかならんことを祈り、TVに映し出されるご遺族の方々の御心を思って、毎朝祈る。 (祈るのはクリスチャンの習慣としてという意味もあり。) 被災された方々のことを考えると、本当に胸が苦しくなるが… (HSPゆえ、すぐ感情移入してしまう。) わたしに何か

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        【自己紹介&ポートフォリオ】文筆屋@深山ゆみ

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        • 邂逅の道
          10本
          ¥1,500

        記事

          Blessing flow 便り #2

          当サロンのブログが移設の間、こちらでブログを書かせていただきます! な~んて言っておきながら… 気が付けば、2023年も終わりそうな今日この頃。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 個人的な話になりますが… 2023年は「変調」そして「不調」の一年でしたね。 ただいま絶賛更年期なお年頃ということもあり、あちらこちらが痛かったり痒かったり。 挙句の果てには、長らく歌い続けてきた蓄積から「声帯結節」を患うという…。 まぁ、とにかく。 毎日どこかに不調を抱えた状態で暮ら

          Blessing flow 便り #2

          Blessing flow 便り #1

          近況報告皆さま、大変ご無沙汰しております。 Blessing flowオーナー・ゆみです。 まずは… 当サロンは2023年9月1日をもちまして、開業10周年を迎えました。 これまでのご愛顧に感謝するとともに、11年目に突入したBlessing flowを 今後ともよろしくお願いいたします。 という、ご挨拶をサロンブログでさせていただき。 新たなスタートを意気揚々と切るはずでした。 ところがどっこい。 人生というものは、思いがけず色々なことが起こるもので… 新しいスター

          Blessing flow 便り #1

          深山さんのゆるみ日和 #6 至らなさについて

          先日の風邪っぴきから、かなりの日数が経過したが… 現在のところ、絶賛継続なうである。 いや、正しくは「悪化した」のち継続なう。 風邪から気管支炎に移行してしまったのだ。 体調管理が甘かった自分の「至らなさ」を痛感している今日この頃である。 私は、教会の礼拝で歌を歌う奉仕をしている。 そして、ゴスペルクワイヤを主宰し、人様に歌を教えることもしている。 その私が、気管支炎。 無理して声を出すことも「ドクターストップ」の状態に陥っている。 あぁ、なんて私は「至らない」の

          深山さんのゆるみ日和 #6 至らなさについて

          深山さんのゆるみ日和 #5 発熱と餃子

          久しぶりに熱を出してしまった。 ちなみに、コロナではない。 (我が家には常に医療用の検査キットが置いてある。主人が福祉関係の者だから。) しかし、熱を測りながら仕事と家事はなんとかこなした。 しかも…夕食は「手作り餃子」である。 熱があるなら、うどんとか雑炊とかにすれば良かったのだが。 私以外の家族は、食べ盛り+元気なのだ。 猛暑の日々だ。 皆が栄養とスタミナを求めている。 さらに…朝から体調が優れなかった、こんな日に「手作り餃子」に踏み切ったのには訳がある。

          深山さんのゆるみ日和 #5 発熱と餃子

          邂逅の道 #0

          執筆を終えて思いつきで書き始めた作品だったのですが、想像以上に色々な方が読んでくださっていたようで… 本当に本当にありがとうございます。 今回書いた「邂逅の道」は、私が学生時代に親しんだ街並みが変貌した様子をTVで見たことがきっかけで思いついたストーリーです。 私は「九州第一の県」とも言われる福岡県の出身です。 生まれてから家を出るまでの20数年を、西鉄沿線の街で過ごしました。 最近、福岡都市圏では「天神ビックバン」に始まり…街の再開発がグングン進んでいます。 西鉄

          邂逅の道 #0

          邂逅の道 #10

          空虚な日々年が明けて…3月を迎えた。

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          邂逅の道 #9

          ウェディングドレス一時入院していた彼女が、退院した。 主治医は、このまま病院で緩和ケアを受けることを勧めたが… 彼女はどうしても「退院する」と、言い張った。 主治医が言うには… 「『最期は自宅で』と思っているからだろう。」 ということだった。 そのため、それまでは2~3日に一回のペースで来ていた在宅専門の看護師さんたちが毎日来ることを条件に、彼女の退院が認められたのだ。 彼女が、主治医から告げられた余命から…既に5ヶ月が過ぎようとしていた。

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          邂逅の道 #8

          もうひとつのけじめ俺たちは、晴れて名実ともに「家族」となった。 8月の終わり…優吾の誕生日に、俺と彼女は入籍をした。 婚姻届の保証人には、既に成人した優吾と…もうひとり。 なんと、あの喫茶店「サンタマリア」のオーナーが引き受けてくれたのだ。 俺が「ダメもとで」頼みに行くと、オーナーは嬉しそうに快諾してくれた。 「ここで出会った2人が結婚するための証人になれるなんて、こんなに嬉しいことはないよ。」 「親父さんも喜んでるだろう」と言いながら、目頭を潤ませているオーナーの姿

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          邂逅の道 #7

          できること彼女が、家へ帰ってきて2週間。 俺たち3人は、特に大きな問題もなく暮らしていた。 彼女は、訪問看護による「緩和ケア」を受けながら、マイペースに過ごしていた。 体調も安定しており、俺は今まで通りに自宅で仕事を続けながら、彼女の看病をしていた。 優吾は、週の半分を俺の家で過ごし、半分は元々暮らしていたマンションで過ごしていた。 1週間前に会った彼女の主治医の話によると… 彼女のがんは、既に全身のあちこちに転移しており「相当な痛みがある」はずだと言った。 しかし、

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          邂逅の道 #6

          夏の魔法とやらの力で「へぇー…父さん、意外に男気あるじゃん。」 優吾との夕食。 俺のリクエストによって「季節外れのクリームシチュー」を作ってくれた優吾は、俺の昔話を聞きながらニヤニヤしている。 俺は…息子相手とはいえ、心底恥ずかしくなり、黙ってシチューを食べた。

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          邂逅の道 #5

          真実は時に残酷優吾が作ってくれたクリームシチューを食べた後、俺は自分の部屋にこもって、丁寧に『日記』を読み進めた。 あの頃一緒に過ごした、彼女の言葉。 そして…一緒に過ごせなかった20年間の、彼女の言葉。 そこには、俺が知らなかった…知らされていなかった『真実』も記されていたのだ。 その「真実」は、彼女がこの家で暮らしていた、あの秋の日にかかってきた1本の電話から始まる。 ********************* ―ピリリリリ!ピリリリリ! 夜も更けてきた頃に、

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          邂逅の道 #5

          邂逅の道 #4

          あの日の僕へ俺が優吾と出会い、一緒に暮らすようになって…早いもので1ヶ月ほどが経った。 最初に会った日は、散り際の桜吹雪が美しかったのに、その桜も既に青々とした葉を茂らせている。 俺は今日も、彼女の病院へ行った。 あれから毎日のように病院へ行っているが、彼女の容体は一進一退の状態だ。 鎮痛剤の点滴でずっと眠っている日もあれば、調子良く話ができる日もある。 『今日は、起きてるかな…』 そう考えながら、病室のドアをノックすると…「はい」と、彼女の声がした。

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          邂逅の道 #4