深山さんのゆるみ日和 #5 発熱と餃子
久しぶりに熱を出してしまった。
ちなみに、コロナではない。
(我が家には常に医療用の検査キットが置いてある。主人が福祉関係の者だから。)
しかし、熱を測りながら仕事と家事はなんとかこなした。
しかも…夕食は「手作り餃子」である。
熱があるなら、うどんとか雑炊とかにすれば良かったのだが。
私以外の家族は、食べ盛り+元気なのだ。
猛暑の日々だ。
皆が栄養とスタミナを求めている。
さらに…朝から体調が優れなかった、こんな日に「手作り餃子」に踏み切ったのには訳がある。
今、我が家にはアメリカからやってきた食べ盛りのティーンエイジャーがいるのだ。
8年ほど前から、毎年のように夏はホストファミリーをしている我が家。
今年は、もうすぐ18歳の男子をホストファミリーとして受け入れている。
毎回、我が家に来ている子には「手作り餃子」を一緒に作るというアクティビティを課していて、今日がたまたまその日だったのだ。
スケジュール的に今日しか時間が取れないため、私の体調は度外視で「餃子デイ」に踏み切る結果となった。
アメリカからお越しの彼は、餃子がいたく気に入ったようで…
38度近い熱があるなかでの餃子デイには、一片の悔いもない。
しかし、タチの悪い夏風邪を引いてしまい…
鼻も詰まっている私は、あまり餃子を味わえなかった。
にんにくの味もよく分からない、バカ舌状態で食べる餃子は、正直ちょっとスパイシーな綿を噛んでいるような感覚だった。
明日の朝は、おじやが食べたい。