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神奈川のこと

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2021年8月の記事一覧

【神奈川のこと63】姉妹都市(日本/鎌倉市、フランス/ニース市)

今年の夏、鎌倉市は、オリンピックフランス代表セーリングチームのホストタウンとなった。

よって、これを書く。

鎌倉市とフランスのニース市は姉妹都市である。

提携してから、もうかれこれ50年以上の時が経っている。

あれは、昭和63年(1988年)、高3の夏休みのこと。一人の少女がニース市からやってきた。その娘の名は、キャロリーヌ(当時は、英語読みでキャロラインと呼んでいた)。

姉妹都市交流の

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【神奈川のこと62】盗まれたユーノスロードスター(藤沢市/藤沢駅南口)

久しぶりに V. E. フランクルの「夜と霧」を読んだ。

よって、これを書く。

あれは、平成6年(1994年)のことだった。

当時付き合っていた今のかみさんと一緒に、映画「シンドラーのリスト」を観に行くことになった。

その日は朝から憂うつで、どこか「心ここにあらず」であった。

自ら観に行こうと言い出したのであったが、その内容の重さを直視する勇気と、観終わった後、しばらく続くであろう残像を

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【神奈川のこと61】地元で感じるオリンピック(鎌倉市腰越)

今日でオリンピックが終わる。

よって、これを書く。

東京だけではなく、地元でも競技を開催しているので、せっかくだから観ておこうと思い立ち、先週日曜、歩いて海まで行った。

できるだけ人混みが無さそうで、且つ、海を間近に見られるという場所を2つほど、思い浮かべて酷暑の中、家を出た。

例によって、龍口明神社でお参りをしてからヒロキん家とコーセイやホッタの実家の近所を通って、川沿いを歩く。モンタナ

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【神奈川のこと60】ノブレス・オブリージュ、さとじゅう(相模原市/東海大相模高校)

にわかに、高校3年生のクラスメイトグループがLINE上に出来、担任の佐藤重一先生(通称:さとじゅう)にメッセージを贈ろうということになった。

よって、これを書く。

さとじゅうは英語の先生だった。

高橋英樹と加藤剛を足して二で割ったような男前。

高校1年生から教わっていた。さとじゅうの英語の授業が好きで、高校時代、英語だけはがんばった。

さとじゅうは、我が母校の卒業生でもあった。確か、7期

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