会社がホワイトすぎるから辞めるという話があるけど、仕事の厳しさとかスキル・経験は根性論で測るのか?
最近、会社がホワイトすぎるからスキルアップにつながらなくて辞めるというニュースがちらほらあります。疑問なのは、仕事の厳しさって残業時間や怒鳴る・説教するなのですかね?
やる気や能力を残業時間で測るという風習が昔からありますけど、それ自体おかしいと私は思っています。あくまでも私が勝手に思っているだけど、世間がそうとは限らないのですが。
怒鳴る・説教するもマネージャーに能力がないから力任せにしてるんじゃないの?と私は思います。これも私が勝手に思っているだけで、世間がそうとは限りません。
でも仕事の難易度ややる気や能力は残業時間や、怒鳴りや説教に対する耐性なんですかね?そういう基準なのが疑問です。私の勝手な意見であって、世間の常識とか世間の意見とは違う可能性があります。
それよりも希少性の高い知識やスキルがあるとか、生産性が高いとか、発想が凄いとか、問題解決力があるとか、多様なステークホルダーと調整できるなどが、仕事ができるということなんじゃないでしょうか?
ちなみに私、IT業界で長年プロジェクト責任者というものをやっていますが、自分のプロジェクトに配属になった人には、最初に「残業するな、定時で帰れ」と言います。
残業していたらさっさと帰れと言います。
19時過ぎても残っていたら言語道断です。
決して怒鳴ったり説教したりなんてしませんし、自分が間違ってれば謝ります。メンバーがミスをしたって怒りません。一緒に解決策を考えればいいでしょ?という考えです。
でもメンバーには自分の責任と裁量で好きなようにやれと言います。
人当たりはめちゃくちゃいい方だと思っていますが、要求は高くしています。もちろん聞かれれば答えるし、問題があればメンバーの代わりに顧客に謝ります。それがマネジメントの仕事でしょ?
これはめちゃくちゃ緩くて甘いのでしょうか?
企業社会に根性論が浸透しすぎているのは重々承知しています。でもそろそろ根性論なんて卒業して科学的かつ人間的にやらないか?なんて思ってしまいます。
余談ですが昔、一橋ビジネスレビューにエンジニアの創造性に関する論文がありました。この論文では納期の厳しさは創造性にマイナスと出ていました。
理由は簡単で、納期が厳しかったり残業が多かったりしたら、既に確立された技術や方法を使って早く終わらせようとするからです。納期や時間に余裕がないと、新しい技術や方法を試す余裕はありません。
また説教が普通の環境には心理的安全性がありません。それではメンバーからマネージャーに意見が出ることはないでしょう。メンバーは言われたことだけやってればいいということになってしまいます。
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