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日本語教師日記

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2022年秋に11年半の名古屋転勤から東京へ戻りました。 名古屋ではオンラインと対面の塾を運営していましたが、 今はオンラインのプライベートレッスンに絞っています。 学校を離れた…
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#日本語

日本語教師日記 162.間違いではないが、そうは言いません

日本語を教えていてよくあるのが、 間違いではないです。正しいです。 でも、そうは言いませ…

日本語教師日記161.漢字for fun

オンラインレッスンで、ひらがなカタカナはもちろん、漢字もカードで覚えてもらっています。 …

日本語教師日記157.どうやって言葉を増やすか(2)やっぱりカード

占いは、黙って座ればぴたりと当たると言われますが、語学の学習は黙って座ってマスターできる…

日本語教師日記その155. キャンセルで、何故ちょっと喜ぶのか

私の仕事は掛け算ではなくて、足し算です。 お金を動かしたりする仕事の人たちは、 自分達が体…

日本語教師日記152.母語に引っ張られる学習者(1)「みる」

私が日本語を教える場合、媒介語が英語ですので、以下は、 【英語話者とのレッスンで気づくこ…

日本語教師日記142.切り替えが上手くなる在宅日本語教師

12年ほど前から、オンライン7割、対面3割で教えています。 コロナ以降は、対面の生徒が減り、…

日本語教師日記141.日本語の受身についてもう少し。

受身・使役・使役受身は、一緒に詰め込むと混乱します。 それぞれに、日本語の中で使われるにつき、独特な意味のある面がありますので、簡単ではありません。 ただ、丁寧にやろうと思えばきりがないところもあります。 前回は、「受身の宿題」をたくさんリクエストしてくれた生徒に渡したものの一部をお目にかけましたが、今日は、受身を多用する理由(私見に過ぎませんが)や、受身にまつわる感情的な面を考えてみたいと思います。 生徒から、 「受身はこんなにむずかしいのに、 日本語学校では他の課と

日本語教師日記125.気が散るけど楽しい子供のレッスン

私の生徒は、一番若い人で11歳、一番年嵩の人は83歳です。 日本語を始める動機、何が必要で始…

日本語教師日記122. 法則がわかれば怖くない(22)芋づる式の質問には普段から装備点…

レッスンの会話がだいたい日本語だけでできるようになりますと、例の 「これとこれはどう違い…

日本語教師日記121. なんとお呼びすれば?

初めての生徒、ちゃんと言えば生徒候補者と、 トライアルレッスンの日を迎え、スカイプなりzoo…

日本語教師日記116. 出会いは味なもの(1)

今日の写真は、金属のバケツを易々と手で潰すロジャー君。 怒らせないほうがよさそうですね。 …

日本語教師日記115.冗談が通じなかった件

私は、ふざけるのが好きで日本語教師をやっているようなところがあります。 この頃はさすがに…

日本語教師日記112.とっさに出る行動や言葉

今日、対面の生徒のために、教室にしているアパートに早めに暖房をつけ、 お湯を沸かして待っ…

日本語教師日記107.ホワイトボードが逆に新鮮

2022年年明けのレッスンのこと始めは、 1月4日、アメリカに住む11歳少年の初回授業でした。 彼がアニメやゲーム、コミックが大好きなのはもちろんですが、 地頭が非常によく、自分から日本語に興味を持ったそうです。 で、親御さんにせがんで、去年の8月から、 Dulingoというネット語学学習ツールで独習していたけれど、 どうしても日本人と生きた日本語を学びたいということで、 お友達のお友達つながりで、私のところへ来てくれました。 ちなみに、今までに私が出会った子供ちゃん生徒