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ニューヨーク金融市場

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#米国債

先週の相場まとめ(米インフレ高、英国債の混乱 ..)

先週の相場まとめ(米インフレ高、英国債の混乱 ..)

先週はドル高が進み、円相場は148.67と1990年以来の安値で取引を終えました。

今日は先週の金融市場で起きた主な出来事を簡単に纏めました。

先週発表された主要経済指標まずは先週、米国で発表された主な経済指標をスライドに纏めました。

先週の米国ではインフレ関連指標が多く発表されました。
特に注目されたのは「CPI(消費者物価指数)」です。

CPIの総合指数は前年比+8.2%と市場予想の+

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先週のグローバルマーケッツ(米国経済、英国債、FRB高官発言、注目チャートについて)

先週のグローバルマーケッツ(米国経済、英国債、FRB高官発言、注目チャートについて)

先週もマーケットのボラティリティが高い1週間でした。
また、多くのヘッドラインが市場を動かし、その一つ一つのヘッドラインが何を意味するのか解釈しきれなかった投資家も多かったかと思います。

今日は先週の振り返りを兼ねて、重要な項目に的を絞って解説していきたいと思います。

米国の経済指標まずは先週発表された米国の経済指標をスライドにしました。

いくつかの重要な指標が発表されましたが、大切なのは「

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大荒れとなったマーケット 〜FOMC,為替介入,英国債の解説〜

大荒れとなったマーケット 〜FOMC,為替介入,英国債の解説〜

先週(2022.09.19〜09.23)のマーケットはFOMCや日本の為替介入、急落した英国債など多くの出来事がありました。
歴史に残る1週間だったと言っても過言では無いでしょう。

今日はその中でも特に重要だった「FOMC」「日本の為替介入」「英国債相場」について書きたいと思います。

①FOMCを受けた市場の解釈ポイントを簡単にスライドにしてみました。

まず、FOMC(米国の金融政策決定会合

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マーケットの利上げ織込みを知る方法

マーケットの利上げ織込みを知る方法

今週も金利の上昇が止まらない1週間でした。

先日、『米国金利の考え方について』という記事を書きましたが、この中で中期金利までは『将来の利上げ(利下げ)織込みで決まる』ことを説明しました。

今日は、具体的にどういったツールを使って、マーケットの利上げ(利下げ)織込みを見ていけば良いのかを解説します。

また、今日の記事も『厳密な説明』より『分かりやすさと実用性』に重きを置いている点、ご留意くださ

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米国金利の考え方について

米国金利の考え方について

先週は久しぶりに米国金利がメルトダウンした1週間でした。

金利は全ての金融商品の現在価値を考える上で欠かせないファクターです。
株だけでなく、為替やオプションのプレミアムなどなど、あらゆる金融商品の現在価値を考える上で、金利は必ず必要になります。

また、株の配当利回りとリスクフリーレートである国債利回りを比較することで割安、割高といった判断材料にも使えます。

金利はそれほどに重要なのですが、

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