失敗して後悔に悩む時に読みたい聖書の言葉
失敗が好きな人はあまりいないと思いますが、失敗は生きている証拠です。
失敗したことを過度に後悔し、すっかり落ち込んでしまうなら、現在を台無しにし、進むべき未来に向かえなくなります。
そのような経験をした時、私にとって助けになった聖書の言葉をいくつか紹介したいと思います。
神はどう見ておられるか
私たちは自分に厳しすぎる(あるいは甘すぎる)ことがありますが、神は私たちを正しく判断してくださいます。
もし、「自分はダメだ、何の価値もない」と感じるなら、神があなたについて語っている次の言葉を思い出してください。
そもそも、神は私たちが完璧であることを期待されません。
そして、私たちを見放すこともありません。
反省、学び、成長
反省は役に立ちますが、その目的は自分を責めることではなく、失敗や間違いを理解し、認め、そこから学ぶことです。
失敗から何かを学ぶなら、それは人生の財産となり、成功への道となります。
その学びや、神から与えられた慰めによって、他の人を助けられるようにもなります。
後ろではなく前を向く
時々倒れることは避けられないとしても、私たちには「起き上がって前を向く」という選択肢があし、たとえ座るのがやっとであっても、神に目を向けるなら、光が見えてきます。
使徒パウロは、最初はクリスチャンを大いに迫害していたけれど、復活後のイエスと出会ってから180度転換し、熱心な福音伝道者となりました。
かつての行動を後悔したに違いありませんが、彼は過去の過ち、あるいは過去の栄光でさえも後にして、前進することに自分のエネルギーを用い、多くの人を救いに導きました。
パウロと同様、教会の指導者となったシモン・ペテロは、イエスが十字架に掛かる前に3度も否認するという過ちを犯しましたが、それが起こる前にイエスはこう言われました。
自分を裏切ろうとしているペテロに対する、イエスの無条件の愛と赦し、そして必ず立ち直るという信頼を感じさせる言葉です。
この大失敗によって、ペテロは自分の弱さを実感し、より謙虚になったことでしょう。
神は私たちの失敗よりも、その先にある立ち直りや学びに目を留めておられるようです。
そして、私たちが失敗から学び、より謙虚になって神の力に頼り、他の人への祝福となることを望んでおられるのでしょう。
そうなった時、失敗や挫折は無駄ではなく、私たちの財産となります。
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