渡邉 裕史

渡邉裕史/べってぃーです。 ソノノチ制作。舞台芸術の制作やアートマネジメントのほか、主…

渡邉 裕史

渡邉裕史/べってぃーです。 ソノノチ制作。舞台芸術の制作やアートマネジメントのほか、主に演劇を軸にしたワークショップデザインとファシリテーションの手法を用いて、教育関連や表現コミュニケーションをテーマとした活動が中心です。イベント運営・講師業・MC業もしています。日々是好日。

最近の記事

個人インターンのこと

ぼくは、京都を中心に小劇場の舞台芸術の企画制作と、舞台俳優としての経験や知見を元にしたワークショップ型の学びや場づくりといった教育分野での活動をしています。 フリーランスになって7年、こういった活動をしてきました。 そして、コロナ禍以降から始めた取り組みとして、 「企業だけでなくフリーランスの活動を知りたい」ということもあっていいじゃないかと、「個人インターン」の受け入れもしています。 特にぼくは、ニッチな分野のお仕事ですし、コロナ禍以降は、若い人が現場に出れなかったり経

    • 「スマートフォン・携帯電話は電源からお切りください」は、なぜか

      劇場や映画館などでの鑑賞に対して、お客様へのご案内として伝えられるアナウンス 「スマートフォンや携帯電話は、電源からお切りください」 舞台芸術の制作のお仕事をしていると、前説などで何度もこのような内容の言葉を言うことがあります。 しかし、このようにおっしゃるお客様もいらっしゃいます。 「連絡が入るかもしれないから、電源は入れておきます」 「時間の確認のため、電源は入れておきます」 「通話もしないし、音も鳴らないようにしているからいいでしょ」 お気持ちは察しますが、、

      • ワークショップ実施記録(京都芸術大学アートプロデュース学科 ワークショップ型講義プログラムの記録)①

        プログラムデザインのこととファシリテーターとしての振り返り。 実施日程:2021.9/1-9/3 (3日間連続講座) 参加者:約10名 ■このワークショップは、誰に向けて、どんな目的で行ったか 誰に向けて: 京都芸術大学アートプロデュース学科の主に2年生以上を対象にした1日5コマ×3日間夏季集中講座 実施目的: 実践の場でのワークショップを経験してもらうことで、ワークショップと社会のつながりを感じてもらう この講座の目標: ・ワークショップのデザインとファシリテーシ

        • これから舞台やアートの現場を志す若い世代に向けて

          演劇制作やアートマネジメントを志す若い方に向けての企画を1つ始動することになりました。 京都や関西を中心に活動する舞台芸術の制作・アートマネージャーの方をゲストにお招きし、どうやって今の仕事に就いたのか、お仕事との出会いのきっかけを伺う「なれそめアカデミー」というオンライントーク企画を行います! https://twitter.com/beginingacademy(Twitterアカウント) これから「この業界に関わりたい、舞台を支える側のことをしたい」と思っているけど

        個人インターンのこと

        • 「スマートフォン・携帯電話は電源からお切りください」は、なぜか

        • ワークショップ実施記録(京都芸術大学アートプロデュース学科 ワークショップ型講義プログラムの記録)①

        • これから舞台やアートの現場を志す若い世代に向けて

          挨拶だけでも人の気持ちはちょっぴり豊かになる

          この2年、山間部の人口の少ない場所で、アーティスト・イン・レジデンスを経験して、感じていることは「挨拶は人を豊かにする」ということです。 気持ちの良い挨拶をすることでどんな変化があったかについての話を書きます。 朝のゴミ出しで交わしたとある挨拶先日の朝、ゴミ出しをしにいったときに、同じマンションの違う階に住まれている男性だったんですけど、ゴミ捨て場ですれ違ったときに、こちらが会釈をして声を出す前に、気持ちよく「おはようございます」と言われたんですよね。 それに対して、ぼ

          挨拶だけでも人の気持ちはちょっぴり豊かになる

          「声を掛け合う」からみんなで考えられる

          組織やチームでコミュニケーションを計っていく時に、大事にしたいことって何がありますか? ぼくは「声を掛け合うこと」かなと思っています。 チームで取り組むことに対して、何か行き詰まっているなと感じた時に、「声を掛け合う」ことが、課題解決に繋がる近道になることがあります。 最近、そんなことに気づかせてくれたことを今回は書きます。 『オーバークック2』というゲーム この前、Nintendo Switchの『オーバークック2』というオンラインでもできるゲームをしました。 こ

          「声を掛け合う」からみんなで考えられる

          日々、感謝の気持ちを大切に

          当たり前のことに感謝って、失ってから気づくってよく言われたりしますけど、今はまさに失ってしまうことが至るところで起こってしまっている時代。 感謝って、ほんとに日々の中に当たり前のように存在しているなと、改めて自覚した2021年3月。 2度の延期の末に公演を行えたニットキャップシアター『カレーと村民』の公演に、公演制作として参加していた時のお話から始めます。 2度の延期の末の上演この作品は、元々2020年6月に京都で上演する予定が延期になり、その後2021年1月に上演予定

          日々、感謝の気持ちを大切に

          表現と教育との関わりのなかで、いま思っていること

          ボーダーレスなアート領域ぼくには目標があって、それは学校教育の授業で、美術とか音楽とか演劇のことをトータルで取り組む「アート」という科目ができることです。 いまは、領域自体が、どんどんボーダーレスになってきていると思っています。 美術館で演劇もするし、劇場で音楽のライブや、展示パフォーマンスだってあるし、学校の教科も横断的に学ぶ形になっています。 その中で、常々大事なワードにあがるのが「コミュニケーション」と「答えが1つとは限らない問いについて考えること」だと思います。最

          表現と教育との関わりのなかで、いま思っていること

          個人インターンの受け入れを始めました

          個人インターンの受け入れをしようと思った理由ぼくが関わっている仕事や企画の中で、もし興味関心が合うならと、個人インターンの受け入れを始めました。 舞台芸術の制作業務でも、ワークショップの現場でも、実践の場でこそ知れるものが多くありますし、ぼくも学生のときに経験した学外での出会いや学びは、今の仕事にも繋がるくらい大事なものでした。 ただ、制作業務にしても、ワークショップにしても、京都(関西)でどんな人がいて、どんなことをしていて、というのを、学生さんや若い方が見れたり知れた

          個人インターンの受け入れを始めました