これから舞台やアートの現場を志す若い世代に向けて
演劇制作やアートマネジメントを志す若い方に向けての企画を1つ始動することになりました。
京都や関西を中心に活動する舞台芸術の制作・アートマネージャーの方をゲストにお招きし、どうやって今の仕事に就いたのか、お仕事との出会いのきっかけを伺う「なれそめアカデミー」というオンライントーク企画を行います!
https://twitter.com/beginingacademy(Twitterアカウント)
これから「この業界に関わりたい、舞台を支える側のことをしたい」と思っているけど、きっかけや出会いがなくて立ち止まっている学生さんや若い世代の方などに向けて、何か心が少しでも動くようなことができたらと思って行います。
その企画を立てた「なれそめ」についてを書いていきます。
問題意識の起点
舞台芸術の分野に22歳から飛び込んで、33歳のいまも続けてこれているんですが、この世界で大事な部分は、人脈や繋がりだなと感じています。
お仕事の話もそうですし、様々な情報が知れるのもやっぱり繋がりの中からなんです。
でも、コロナ禍以降で感じていることは、舞台の制作現場において、若い世代が世代の違うメンバーと関わり合いながら、スタッフワークの実践経験を積める機会が少なくなっているのでは、ということです。
実際に、出会う機会が少なくなっているのが現状です。
公演の規模も小さくなったり、数も減っているのもありますし、予算の関係で大きな公演も控えめになったりもしているので。
これからキャリアを歩んでいきたい人や、
「舞台やアート現場を支える側をやりたい!でも、どうやって始めたらいいんだろう…」と思っている人にとっては、出会える機会が少なくなっているということなんです。
働き方が外から情報を得にくい
例えば就活世代の学生さんさんで、「舞台やアート現場を支える側をやりたい」って思うと、とりあえずはリクナビなどの就活サイトを見てみるんだと思います。
でも、舞台関係とかアートマネージャーはちょっと特殊というか、公に募集がかかったりとかあんまりないんです。採用にかける予算のこともあるでしょうし、募集人数とか、実務経験ありだけとかも間々あります。
ぼくもいっかいハローワークに行ったことがあります(一回経験してみようと思って)。
でも向こうの方から出てくる提案の話も、ぼくにはあまりしっくりこなかったというか、的をえないんですよね。あんまり情報がないんだと思うんです。
要するには、
「舞台やアート現場を支える側をやりたい!」って思った人がいたとして、
就活サイトを眺めていても、舞台芸術やアートマネジメントの現場で実際に働く人の様子や仕事内容はよくわからないということなんです。(載っていても大手のところ)
ぼくのようなフリーランスの人や、社長一人で個人起業している人なんて、どんな仕事をしていて年収がいくらかなど、想像もできないと思います。
やりたいと思えるかは、経験によって生まれてくる
さらに、やっぱり制作やマネジメントの仕事をしたいとか、パラレルキャリアのうちの一つとしてやりたいって感じるかは、一回試しにやってみてから、よりはっきり考えられるようになると思います。
実務経験がどんなものかとやってみて、それで考えたりできるんです。
だから実務経験を踏んでみるのは大事で、それは学生さんの同世代でやっていてもできる部分はあるんですけど、やっぱり異なる世代と絡んだり、いろんな現場を経験してみて、初めて得られるものがあるんです。
これが卒業してからもやりたいものなのかどうかって。
続け方のカタチを知る
もちろん、それ一本を仕事にするのがいいよとか、そういうことではありません。普段は正社員とかで働きながらとか、パートで働きながらというお勤めをしながら活動されている方もたくさんいますし、本業や副業、あるいはパラレルキャリアとしてでも、続け方はそれぞれです。
ただ、その続け方に、いろんなものがあるのを知っているのと知らないのでは大違いなんですよね。
想像できるものと、想像できないものの違いです。
見えないもの、知らないものは、想像がつきにくいです。
ただ、先の人が拓いた道をもし知ることができれば、後に続く人は選択肢を持って考えることができるかなと。
将来をちょっとどうしようか考え出した人にとって、それを続けていけるものかどうか、どうやって続けていく方法があるのか、そういう部分が気になる部分だと思いますし、それが知れる機会を作れたらと考えていました。
「なれそれアカデミー」をはじめます
というわけで、
先の人が拓いた道を知れる機会を作り、繋がりを持てる場を作りたいということで、今回「なれそれアカデミー」というオンライントーク企画を立ち上げました。
このトーク企画では、ぼくがファシリテーターとなり、ゲストの人を招いて、聞き手には現役の学生さんに入ってもらい、三者対談という形で進行をします。
舞台やアートの現場を裏側から支える仕事にどんな働き方があって、どんな道を辿ってきた人がいるのか、このトークイベントを聴いた人が、今後のキャリアの設計を思い描く一つのきっかけにしたり、次の一歩を踏み出すことに繋がったりしたら、嬉しいなと思っています。
ぼくもファシリテーターという形ですが、学生と一緒にお話を聞いて、学ばせてもらおうと思っています。
まずは5月28日(金)18:00- に初回を開催します。
今後のゲストの予定も決まってきています。5回開催でいったん一区切りとする予定です。
申し込みはPeatixで募集しています。
https://peatix.com/group/10726743
\このイベントはこんな方にオススメ/
・これから舞台芸術やアートマネジメントに関わることをやっていきたいと考えている方
・舞台芸術のお仕事にはどんなものがあるのか知りたい方
・舞台芸術に興味があったり、アートや演劇分野に関わってみたいと思っている方
・舞台芸術関係の仕事に興味があるが、きっかけやつながりが見つからず悩んでいる方
・とりあえず就活を動き出したが、何から手をつけていいか困っている方
・舞台芸術の裏側に興味のある方、将来をちょっと考えだした方
学生さんや興味のある若い方に届きますように~!
ぜひご参加お待ちしております!
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