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挨拶だけでも人の気持ちはちょっぴり豊かになる

この2年、山間部の人口の少ない場所で、アーティスト・イン・レジデンスを経験して、感じていることは「挨拶は人を豊かにする」ということです。

気持ちの良い挨拶をすることでどんな変化があったかについての話を書きます。

朝のゴミ出しで交わしたとある挨拶

先日の朝、ゴミ出しをしにいったときに、同じマンションの違う階に住まれている男性だったんですけど、ゴミ捨て場ですれ違ったときに、こちらが会釈をして声を出す前に、気持ちよく「おはようございます」と言われたんですよね。

それに対して、ぼくはすごく素敵な気持ちになったんです。
明るい笑顔と声で「おはようございます」って言われて、
「あぁー気持ちいい挨拶される方だな〜」って思いました。
こちらも、もちろん笑顔で挨拶を返しました。

挨拶は先に言うと、相手を気持ちよくもさせるんだなと思いました。
これって、とても大事だなって感じたんです。

だって、相手をまず気持ちよくさせるんですよ。
気持ちの良い挨拶を交わすだけで。

都市部から離れた土地で過ごして感じたこと

挨拶は人を豊かにするということを、
この2年、ぼくが劇団制作をしているソノノチという団体で、静岡県掛川市の山間部(掛川駅から車で40分くらい)にある集落で滞在生活をしながら、作品を創作する“アーティスト・イン・レジデンス”の企画をしていたときに感じていました。

そこに行くと、自然とめっちゃ自分から挨拶してるんですよ。
毎日散歩している方とか、道端ですれ違いざまに地元に住まれている方々と普通のことのように挨拶を交わすんです。

これって不思議で、例えば、毎日同じ通勤・通学電車に乗っている皆さんと挨拶なんてしないし(変な人だと思われる)、ゴミ捨てが同じ場所の人たちでも挨拶しなかったりするのってありますよね。なんなら避けようとするくらいの時もあるかと思います。

でもその集落にいる間は、すれ違うと挨拶をするし、そして挨拶を自分からすることで、めっちゃ自分の気持ちも前向きになるんですよね。

気持ちいい挨拶

今後、AIの発達によって、人とコミュニケーションをほとんど取らなくても生活できるようになってくるでしょう。

ただ、それは豊かさになるのだろうか。便利であっても豊かなのだろうか、とは思います。

挨拶というコンタクトを交わす。

ただそれだけでも、学校や仕事先、住む地域、もちろんワークショップ現場をはじめ様々な場面で、自分から気持ちいい挨拶をすることで自分が前向きな気持ちになれますし、気持ちいい挨拶は相手を気持ちよくさせると、ぼくは思っています。

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