「声を掛け合う」からみんなで考えられる
組織やチームでコミュニケーションを計っていく時に、大事にしたいことって何がありますか?
ぼくは「声を掛け合うこと」かなと思っています。
チームで取り組むことに対して、何か行き詰まっているなと感じた時に、「声を掛け合う」ことが、課題解決に繋がる近道になることがあります。
最近、そんなことに気づかせてくれたことを今回は書きます。
『オーバークック2』というゲーム
この前、Nintendo Switchの『オーバークック2』というオンラインでもできるゲームをしました。
このゲームは、いわゆる協力系のゲームで、プレイヤーが料理人となって、プレイヤー同士が協力して、次々にやってくるオーダーに答えて料理を作っていくというゲームです。
役割分担では解決しない
このゲームのポイントは、「完全な役割分担という形ではクリアできない」というゲームバランスなんです。
チームや組織で行動する時に一つの考え方として、はっきり役割分担をして進めるということがあるかと思います。
このゲームだと、例えば、
・食材を切る担当
・皿洗い担当
・できた料理を運ぶ担当
など、役割を分けてプレイすることも可能です。
ただ、より多くの注文数に答えようとすると、この単純な役割分担では超えられないハードルがやってきます。
そうなった時に、必ずコミュニケーションが発生します。
一緒に遊んでいた友達どおしで、一回やってみてうまくいかなった部分に対して、どういった改良ポイントがあるかを話し合いながら探して、またテストを繰り返すという感じです。
前半までは役割分担でやっても問題なくクリアできる設計にしておいて、どこかで課題に直面する。
そこで解決する方法は、一人ひとりの効率をあげるというより、話し合いながらカバーして解決を図るような、バランスの設計になっていると感じました。
声の掛け合いは大事で、そうすることでゲームをより楽しめるようになっている。
コミュニケーションをすることで、クリアもできて、さらに面白くなるという仕掛けですね。
この仕掛けやバランス感覚を考えるのは、多くのシュミレーションを経てのことだと思いますが、ゲームってここがすごいし、面白い。
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