享受会コラム#31「ワクワクしていること」byワカピー
富良野にも春が訪れた。雪解けの時期がやって来た。白い銀世界が少しずつ緑色に染まっていく。青葉が芽吹き、その鮮やかな色彩が眩しい。自然が眠りから目覚め、生命の息吹を感じさせられる。森の奥深くでは、小さな鳥たちがさえずり、樹々の間を舞い踊る。そよ風が木々を揺らし、心地よい香りを運んでくる。
息子は物置から自転車を取り出し、富良野の街へと遊びにいく。いつもの水色のヘルメッドをかぶり、鼻を赤くしながら、太陽の光が降り注ぐ道をすすんでいく。
赤信号なので止まる。
顔に当たる風がまだ冷