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どうして野菜を食べなきゃいけないの?

寒波が来てもここは春なのか。
いつもの産直市場には、今日も新鮮で美味しい野菜が並ぶ。


昔働いていた職場に、カップ麺しか食べないという20代の女性がいた。

確かにカップ麺は美味しいし、すぐに出来て助かることも多い優秀な食品だ。
ただ、日頃からそれだけというのは。

みんな心配して野菜とか勧める度に、私はこれで健康だし、カップ麺の何がいけないの?どうして野菜を食べなきゃいけないのと半ばキレ気味に拒んだ。
だからといって、栄養学を聞きたいわけではないのだろう。
きっと論破しても意味はない。

とても愛想が良く、接客も良く一生懸命に働く子ではあったけれど、悩みはいつも『安く見られること』だった。
職場でも、合コンでも、どこでもそんな風に安く見られ、大事にされていないと感じると。
それでより一層繕っていく。

でも。
なぜなのか、望んでも望まなくても人には滲み出るものがある。
栄養学でも、心理学でもスピリチュアルでもなく。
その人から滲み出るもの。
溢れ出るもの。
内面なのか、要素なのか、気なのか電波なのか、経験なのか、見てきたものなのか、食べたものなのか。
わからないけど。

あんなに一生懸命愛想良く装っているのに、滲み出るコンプレックスと自暴自棄さがなぜか相手に伝わってしまって、どうも大切にされないのかもしれない。

みんなが、お野菜食べて、お魚食べてって言ってたのは、あなた自分を大事にしてってことなんだろう。

今日サラダを食べたからって明日が変わるわけじゃないけど。
大事に育てられた食材を大事に調理して、大事な自分に食べさせて喜んでいれば、いつかなにか、滲み出るものが変わるんじゃないかって思うんだ。
うまく言えないけど、食べるものも自分を作る要素だしね。
それをどう食べるか、何を自分に与えるかというのも自分で決められる自由があるのなら。


さて。
今夜もなにか美味しいものを作りましょうかね♪

自分は自分で育てていくしかないの、あなたも私も。
どう育てられた過去があったとしても、自分は自分で育て直していくしかないものね。


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