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手話の世界、それってヤバ。と思った話。この話題はタブーかもしれない。(その3)

▶ Contributions(寄稿)yuka (BeOneプロジェクト代表)
※私ども「ハニポ」 はBeOneプロジェクトの活動・運営を無償サポートしています

(その2)の続き ←click hear

「エンタメ手話」の、セーフとアウト

昨年、世界で大人気のBTSの皆さんが、振付に手話を取り入れていました。
これを、この手話の世界の観点で見ると
「手話で振り付けをした事」で儲けたワケではないからセーフ。
※参考:『 BTS/Permission to Dance 』国際手話 振付 について  ←click hear

でも、日本にも
「手話で歌う・踊る・振付する事で、エンタメの世界でギャラが発生する」という、
「資格持ちでもない ネイティブでもないが、手話を発信して稼いでいる人」というエンタメ人は居るワケで、その方々は、本当はアウト

※ここでいう「手話ネイティブ」とは、手話を母語にしている難聴/ろう/DEAFの方々を指しています

どう思いますか?この現状・・・。


世界の"BTS"が振付に手話を取り入れても 「じゃあ、手話を習ってみよう!」と思う人は、いなかった。

当コミュニティには、主に「手話入口」と「音楽入口」のメンバーがいますが、手話入口のメンバーは殆ど、「手話を広めたい」と思っているようです。

ただ、一度 手話の世界に入ると
「手話をやっている人・手話に興味のある人」だけの中で
「広まったわ~い!」などとやっている人が多く、
手話/難聴/ろうに縁のなかった聴者の世界は、殆ど何にも動いていない

私の周りにはBTSファンも多いですが、あのBTSが振付に手話を取り入れて、
「じゃあ手話を習ってみよう!」と思う聴者がどれだけいたかというと、
私の周囲では 一人も心当たりがありませんでした。
手話の魅力に気付く聴者は、本当に少ない。
どれだけ素敵な手話を見ても「ふ~ん、素敵だね!」で終わり、
自分もやってみよう!と、実際に手を動かす人は少ない。

せっかく「手を動かした」ら、その先は手話に興味のある人達だけで、
あーでもない こーでもないとやっていたり
頑張って練習したら、ネイティブやプロの方から
「伝わらない手話をするな、下手な手話はするな」と言われる
それを乗り越えて頑張ったところで
「手話は稼げるんだ!誰かの役に立つんだ!」という環境も作れないのでは
広まらないのも当然だと感じています。


むしろ、チーム名に「手話」と付くだけでも、聴者には敬遠される という現状があった為
当チームは、2022より コミュニティ名を
「BeOne手話ソングプロジェクト」から「BeOne プロジェクト」に変更しました。


聴こえる人にとって、手話って 興味のないモノ

自分がそうだったので、それはすごく感じています。

これまでに書いてきたような事から
手話を習っている、手話を広めたいと思っている方々、
手話ネイティブの方々は、
「手話に 縁も 興味も 意識も なかった聴者を どうしたいの?」
というのが、いまいちハッキリしないと感じています。
皆、口では「手話を広めたい!」とは言っているけれども、現状は…?

そんな中、当コミュニティが「今、僕らにできる事」はなんだろう?と考え

・手話の振付も含めて、楽しい事をやっていく
・難聴/ろう者に限らず、バリアフリーに音楽を共有できる事を考えて行く
・手話ネイティブではない目線での、こうした話も発信していく
・BeOneを、未来まで聴き続けられる日本のポピュラーソングにしていく

という事に注力して行きたいと思います。
これについては、追記が発生しそうなので、またいずれ。

そして、Aさん、その他の 真面目に手話を学んでいる方々
日の目を見る世界になりますようにと、願って止みません。

西日本新聞さんの記事、とても考えるきっかけになりました。こうした発信、とても大事! ニュース読まなかったら知らないままだったかも。


この話題、手話の世界では タブーでしたか?

この投稿の内容も、本当は、手話の世界ではタブーかもしれない。
私の周囲には幸い、ネイティブで手話を収益にしている人はいるけど、
無資格者で手話エンタメを収益にしている人はいない…かな?
という状況ではありますが、その辺りちょっとグレーで
「資格者ではないから 本当は手話で儲けてはいけない」
という分類の人もいるかもしれない。

私個人としては、そうした活動に対して 〇でも×でもなく

ただ、Aさんの思い
「手話資格者ではなく、なぜ資格を持っていない人が儲けられるのか」
といった部分は 首がもげるほど 頷いています。

手話エンタメ でご活躍の方、そして それを見る側 の方々にも
Aさんのように真面目に手話を学んでいる方の事情も知って頂きながら
ご活躍、応援をされて欲しい・・・と願います。


※私ども「ハニポ」 は「BeOneプロジェクト」の活動・運営を無償サポートしています

▶『ハニポ』
・活動拠点➡ 『ハニポ』手話歌の入口コミュニティ 
(Instagram / @honeypaw.music )

元々は「BeOne手話歌」の活動をきっかけに「BeOneプロジェクト」という企画で繋がったメンバー数名が、BeOneプロジェクトの活動のサポートをする目的で2021年に発足。

その後「手話に特化した活動」に幅を広げ、ボランティアで手話を教える、
教育機関への手話歌活用の投げかけなど、様々な活動と啓蒙を行うチームへと進化。

テーマは「手話への壁を低く、楽しく」
1000の単語でネイティブな手話言語が出来る人を10人作るより
10の単語で簡単な挨拶が手話で出来る人を1000人作るという活動を行っています。

▶『BeOneプロジェクト』(旧:BeOne手話ソングプロジェクト)
・発信拠点➡
 参加型 音楽コミュニティ♪『BeOneプロジェクト』 BeOne手話歌公式
(Instagram / @miura0824yuka.beone )

「音楽で繋ぐ」 をテーマに、誰でも共に音楽を楽しめるようにと願いを込めて2020年4月に発足。

楽曲 「BeOne~僕らにできる事~」 をきっかけに、代表作「BeOne手話歌」のほか、ダンス、歌、演奏、手話歌 等 様々な表現方法で音楽を奏でる 「リモート動画制作」 を行い、誰でも参加できる、誰とでも音楽で繋がれる場を作っている、SNS上の 音楽サークル。 (非営利団体/参加費無料)

2023年までに 参加者延べ人数700名を越え、
動画制作だけでなく、多様性を認めあうきっかけ作りの交流の場ともなっています。


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※「BeOne手話歌」は、当コミュニティで生まれ、発足しました。」※
「BeOne手話歌」と検索すると、BeOne(曲)を使ったダンス・音楽動画や「BeOne手話歌」をマネしてくれている方々の動画・投稿がたくさん出てきますが、BeOneプロジェクトは「BeOne手話歌」の発祥の、唯一のコミュニティです。
BeOneと冠が付いている類似コミュニティ、酷似動画の発信もあるとの報告を受けておりますが、いずれも後から出来たコミュニティさんなので、
BeOne手話歌 公式の 当「BeOneプロジェクト(旧:BeOne手話ソングプロジェクト)と混同しない様ご注意下さいませ。


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