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MOON-RADIATION vol.10

ムーンラジエーション。これは造語です。
月明かりが、
放射状に全世界に広がり、
しかしラジオのようにひっそりと、
聴く者だけに届くようにと思い、
この名前を付けました。

いつも有難うございます。

コメントをいただいて、驚きでした。
大変嬉しく思います。

なので、今日もダラダラ書きます。

先に謝ります。大変申し訳ございません。

今回で10回目です。

記念すべきというか、
記念すべきでないというか。

今日は、記念すべき第10回なので…

いつもと変わらず。

散歩。

散歩が続いていく。

あれ、

前から歩いてくる人。

僕が、あ、この人見たことがあると思う。

同時に、

あ、この人見たことがあるという表情で
僕のことをみている気がする。

自意識が溢れて。

被害が妄想で。

この現象って、なんなんだろうか。

しかし、今回は確実に違う。

あの人ではないが、
あの人にすごく良く似ているということ。

僕のコミュニティは、とても小さい。

一人のコミュニティは、閉鎖的で、
偏見と偏食に塗れていて、
自分が普通だと思ってしまう。
それが、僕の日常で、僕の生き方なのだと。

だから、
多分僕のコミュニティに
似ているコミュニティは他にもある。

昔、クレッチマーという心理学者が、
人間の体格から、
生まれつきの性格を分類したのを思い出した。

僕は、こんな人が好きで、こんな人と仲良くなりたくて、こんな人と友達になりたい

逆に僕と話したい人ももしかしたら、いるかもしれない。(あまり居ませんが。)

そう考えると、

僕のコミュニティと、

僕以外のコミュニティは、

似ている部分があり、

似ている性格と、似ている顔、似ている体格の
人たちもいるのでは…。

だから、僕があっ、と思った人も、
あっ、という表情をしているのではないのかな。

散歩が続く。

あれ、この人。

どこかで見たことがある人です。

小学校の同級生でも、中学校の同級生でもない。

高校の時には、マンモス校にいたので、

もう誰が誰か認識できない。

顔がはっきり覚えてすらいない。

これは、おそらく。

お〜!MRichじゃん。

…。誰だろう。

こんな時、

僕の頭では考えるのは一旦中止する。

頭で考えている時、僕は一切の話を聞いていない。

聞けなくなってしまう。

だから、慌てず、焦らず、
無表情を徹することに決めている。

もう、相手が誰でも構わないという表情をする。

そして、相手の表情を読み取る。

もし相手が緊張していたら、多分僕と同じ気持ちだ。

だから、僕はそんな時、

もちろんあなたの名前を知ってますよ

という表情をする。

それが無表情なんだ。

笑顔にしてしまってもいい筈。

でも、相手が緊張している表情が、
むしろ普通の表情であった場合。

笑顔はまずい。

切り返しができない。

そして苦笑いになってしまう。

笑顔は、筋肉を使っていると聞いたことがある。

コロッケさんの表情を真似をするだけで、
顔を小さくできる、
なんて本が売られているのも見たことがある。

もし、
相手の陣地に入ってしまったら、

おそらく、顔が強張ってしまい、

もう会話ができない。

なので、無表情で、

相手の様子を伺いつつ、

相手の名前を探るという頭の構図が出来上がる。

一生懸命、僕の頭の中の僕が、

引き出しをあけている。

誰かの偉人の名言が書かれた貼り紙を
ひっぺがす。

頭の中では、大急ぎで、過去を探る。

このパターンには、もちろん続きがあって、

相手の名前を導き出せたものの、

それを確証してくれる人は、
僕しかいないということ。

よし!久しぶりにラウンドワン行こう!
とかいって、

相手の名前を書いてもらうのは、
流石に高校生まで、。

名刺を渡すのもおかしいし、

そうなると、外堀から埋めていくしかない。

僕は、そういう時に、

最近は元気にやっていますか?

と聞く。

もし子どもや、兄弟がいるのなら、

姉は元気だよーと教えてくれる。

つまり、僕が姉と、
名前も知らない眼前の人と
繋がりがあるということがわかる。

しかし、

いや〜、ほら、たかしとこないだ会ったんだけど…

と言われると状況は悪化してしまう。

たかし…!

たかし…

たかし!、?

という具合で、頭の中の僕は散らかった部屋を
またしても捜索する。

ぐちゃぐちゃになりながら一つの道具を出すドラえもんの気持ちだ。

しかし、次はぐちゃぐちゃに散らかった記憶ブロックをかき分け、たかしを見つける。

人の顔を忘れることはままあるが、
人の名前はもっとわすれる。

加藤愛と、阿藤快。

1文字違うと、大変違う。

さだまさしと、菅田将暉。

怒られる。

僕は、頭が悪いで無名だ。

こうなると、僕は奥の手を考える。

ちょっと急いでいるふりをする。

電話のバイブレーションがなったように見せかけて、

あ、ちょっともういかなきゃ。

僕は、そんなことでしか、この状況を乗り切ることができない。

江頭2:50のように、

あ、バイトの時間だ。

のように。

頭は、ずっと引き出しを開けるのを続けている。

記憶って、どこにあるんだろう。

ほんとに、僕の頭にあるのかな。

探すのって、頭の中でいいのかな。

iPhoneを探す。

何も見つからない。

記憶喪失の老人が、過去の音楽を聞くことで
記憶を取り戻す話が、あった。

音楽が、記憶を蘇らせる…?

zipされた記憶。

展開することによって、記憶を取り戻せる。

人間も、
パソコンみたいに処理速度を落とすため、
小さく圧縮されているのかな。

ゼロから何かを話すことは苦手で、

最初に何かがないと、話すことができない。

物は、記憶の鍵になる。

まさか、頭の外に記憶があるのかな。

懐かしい景色。

懐かしい先生。

懐かしい匂い。

匂いですら、あの時の記憶が蘇る。

記憶は、鍵なのか。

それとも、記憶はそこに置いてあるのかな。

原爆ドーム。

負の遺産。

黒い影。

記憶が、物として遺る。

頭の中に、半分の記憶。

土地に、物に記憶が半分。

鍵となり、そして記憶が遺る。

僕の立っている土に、埋まったさまざま記憶。

平和を成り立たせるための犠牲。

頭の中の僕と、今、土の上に立っている僕。

2つの僕が、記憶を創り、記憶に遺す。

そんなことなんだろうか。

紆余曲折が、。

脱線してしまいました。

すみません。

また、ダラダラと書きます。

MOON-RADIATIONでした。

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