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絵本制作AFTER STORY #1 イラスト

2021年6月16日。保育者さんへの感謝の気持ちをたくさん詰め込んだオリジナルWEB絵本「保育士さんに花束を」を正式リリースしました。

リリースと同時に、多くの方々から素敵なメッセージを頂いています。

読ませていただいて、涙が溢れました。優しく温かな色合いの絵も文章と合っていてとても素敵でした。今、娘も毎日楽しく保育園に通っています。とても素敵な先生に出会えて、親子共に日々支えていただいています。そんな先生に対して、心の中ではいつも【ありがとう】の気持ちがたくさんあるのですが、日頃の感謝を改めてお伝えできる機会はなかなかありません。
もし、この絵本が出版されて、私の手に持つことができたら、先生にぜひ感謝の言葉と共にお渡ししたいです!
そして、娘にも、あなたはこうやって見守られながら1つ1つできるようになって、ここまで大きくなったんだよ。といつか読んであげたいです(^^)
子どもたちの成長とお花との関連性がこれまでにない発想でとても素敵だなと思いました。淡い水彩調の絵も見ているだけで心が優しい気持ちになります。保育士さんに対する敬意が込められた素晴らしい作品ですね。

私は制作者の一員として何度も何度も絵本を読んできましたが、「保護者さん目線」「保育者さん目線」「イラスト目線」など、皆さんのメッセージから新たな絵本の魅力をたくさん見つけられた気がします。

絵本を読んでくださった方々、本当にありがとうございます!

そこで、今回は絵本制作AFTER STORYとして、絵本公開前にはお伝えできなかった制作の裏側を書いてみようかと。イラスト / 物語 / 文字など様々な工夫をしてきたなかで、今回はイラストを担当してくださったkoharuさんにお話を伺いました!

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ほいコレInstagramからオファーがきたときはどんなお気持ちでした?

素直にとっても嬉しく、保育園へのお迎え前にすぐ返信したことを覚えています。

こういったお声がけは時々ありましたが、一旦返信を置いてみたり、全部引き受けるわけではなかったんです。ただ、ほいコレさんからのメッセージには信頼できる人柄が溢れており、ぜひ「お話を聞きたい」「挑戦してみたい!」と思いました。

性格的に不安はあまりなく、「とりあえず頑張ってみよう!」という明るい気持ちでオファーを受けましたね。もう半年前!懐かしいですね...。

私たちも惚れ込んだkoharuさんの水彩の色使い。どうやって色を作っているんですか?

水彩絵具は乾くまでどんな色が出るかわかりません。イメージに近づけるように少しずつ色を乗せてみたり、混ぜてみたり... 想像以上にいい色になった時はとっても嬉しいです。

現在使っているのは「銀座 月光荘」の透明水彩。20色ぐらいを使い分けています。

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あとは、色や雰囲気の情報取集を日常でするようになりました。子どものお迎えでも保育室の隅々をみたり、保育士さんの服や表情を見てみたり。お花は実際に絵本に登場するお花を買って、情報収集をしていましたね。

また、子どもが2年くらいお世話になっていた保育士さんが、絵本の主人公かすみ先生の雰囲気に似ていたんです。「あの先生ならこうしてくれるかな~」と想像しながら描いていました。

お気に入り / 苦労したページは?

「はじめて、"ちぇんちぇ" と呼べたとき」のページが一番苦労しました。一方で、そのページが一番のお気に入りでもあります。

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このページは一番下書きも何回もしたり、ほいコレさんとやり取りをしましたね。かすみ先生の驚きながら嬉しそうな...そんな表情を描くのが難しく、すごく悩んだページでもあります。ただ、たくさん時間をかけたからこそ、いま振り返ってみるとすごく思い入れが。このページがきっかけで想いや考えが一層強くなり、ほいコレさんとのチームがガチッとはまった気がします。その後はスラスラかけて、ほいコレさんからあまり訂正が入らなかったので逆に不安になったくらいです!笑

あ、あとは技術的な面で雨風のシーンも難しかったですね。子どもにその絵を見せたら「玄関のところでひまわりが咲いていて、雨が降っているんでしょ?」と意味をわかってくれたので、自信を持つことができました。

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絵本をリリースしてみて、周りの反響はいかがですか?

絵本を読んでくれたお友達から、たくさん感動的なメッセージを頂きました。とっても嬉しいですし、頑張って良かったです。

実はまだ、娘の担任の保育士さんには絵本のことを伝えられていないんです... ちょっと照れくさくて。近々、絵本のQRコードをさらっと渡してみようと思います!

周りからたくさん反響をいただく一方で、私が保育士さんに対する気持ちはそんなに変わりません。というのも、もともと、そして常に保育士さんには本当に感謝しています。

保育園のおかげで、子どもがトイレに行けるようになったり、お箸を使えるようになったり。改めて保育士さんに「ありがとう」と思う気持ちが強くなりました。

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最後に、ほいコレと協業してみていかがでしたか?

一緒に絵本制作を始めて約半年。対面で会うことも難しいので、オンラインのみでのやりとりでしたが、遠くにいても一緒に何かを作れるんだ! ということを実感しました。

定期的に開いていたzoomを使っての打ち合わせのお陰で顔を見て話すこともできたので、細かいニュアンスの共有もスムーズにできたと思います。

はじめは「絵本制作が楽しみ」という気持ちでしたが、ほいコレさんから「保育士さんに喜んでもらいたい」という想いを共有してもらう中で、その気持ちにこたえたいと思うようになりました。

個人的にも、より「絵を頑張りたい!」という気持ちが強くなったので、今後も頑張りたいと思います。第二弾を出すことがあれば、ぜひ!パワーアップしてお待ちしています。

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素敵なお話を聞かせてくださったkoharuさん、ありがとうございました!こんなにじっくりお話する機会もなかなか無かったので、「こんな風に考えてくださっていたんだな」と、koharuさんの優しいお人柄を改めて感じます。

絵本制作チームの私isozakiも、koharuさんのお話を聞いて制作当時の気持ちを思い出しました。 その話はまた後日!

koharuさんのお話を聞いてから絵本を読んでみると、また違う見え方があるかもしれません。ぜひ下記リンクよりご覧くださいね。

次回の絵本制作AFTER STORYは物語を考えたnomaへの取材です。どんなきっかけで物語ができたのかなど、実は私も知らなかった裏話を聞いてきました。お楽しみに!

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